蓋がしてある
....
気にしても仕方がない
の精神で
逃げようとして
結果はいつも残酷だった
結局は繰り返すこ ....
ひいた こより
てのなか ふるえてる
だれかの ため
よういされた ことばが
こころ ....
きりすと だろうが
ぶっだ だろうが
あっらあ だろうが
どうにも すくえない
いつも ....
ひとつの
しずかなうた だけが
うたわれている
ふるいふるいむかしから
いつも うたは ....
めのみえない
さかなたちと
ふかいみずのそこを
およいでいる
ふかいみずのそこに
ひか ....
君に青い鳥を見せてあげる約束を果たせぬまま
千年が過ぎた
今この星は Aoi鳥で満たされている
....
あたしの命が明日までなら
貴方の手でどうか殺して
それだけが願い
あの花の甘やかさに手を伸 ....
眠れない
蚊帳の中寝苦しそうな貴女の
汗ばんだ肌をじっと見つめながら
手と手を重ね合 ....
犬が
車の中でしっこを漏らしたので
ため息ついたが
怒らなかった
しっこを漏らすだけの
....
人工河川
出身の知れない街燈 ゆりの花
覗く海の波が
そのまま風になってきている
崖の ....
南町二丁目電話ボックスでさらってくれる人を待ってる
ガキ大将なんて嬉しいものじゃない道 ....
渦を巻いた金魚鉢
覗き込んだら
くしゃくしゃな空
そっと
手を差し伸べたら
....
どこかの国で 単眼症のやぎが生まれた
彼は見世物になって、きっと将来はホルマリン漬けになる
死し ....
しゃがみこんで
つまみ上げてみてごらん
たいていは
どうでもいいモノゴトでしょ
そういう ....
ビートルズの曲聞いた事ある?
あれって全部中学生でも分かる英単語で書かれた歌詞なんだよ
そんな語 ....
今まで信じていたもの
心が違うと叫んだ時から
手は口を塞ぎ
瞳は衝撃の水を泳いでた
思っ ....
ポップコーンを口いっぱいに頬張った後で
鼻から炭酸水を流し込むと
きっと、宇宙へと飛んで行ける
....
水槽の中には
迷い込んだ
ひとつコブの駱駝がいて
その上は
とても静かなので
....
権威をたおせ なんて
うたいながら いじらしく
虫たちが むらがっている
大樹に
おしっこを ....
幼い頃
恐れを抱いていたモノに
今は
ココロの奥底で親しみを感じる
暗い階段の窓 ....
天国も地獄も存在しない
天国行きか地獄行きかを
ジャッジできる人
そんな人は存在しない
....
とうとう雪が降ってきて
あの人をさらってくるチャンスがやってきた
今朝あなたは外へ 出られない
....
明日一体何が待ってるのか
見当もつかない俺だが
占い師で食っている奴を信用できるほど単純じゃない ....
ただ散乱している言葉に
理路整然と結びをつけて
思いもしないけど
書き終わったら
....
ちっとも
届かない僕の声
透明な空の向こうには
揺れ動く自分の影が映ってる
....
白っぽい二階建てアパートの部屋で
あなたと
バニラブルーを食べた
窓を開けると
川の音が ....
自分はアルバムを持たない
写真はフィルムでもデジタルでも撮るが、整理保存しない
思い出したく ....
はちみつレモンで作った
ホットレモネードが
少し心をあたためて
溶かしてくれた遠い日の思い出
....
私がこうやって 生きていることが どういうことなのか
意味がなくても こうやっていることが どうい ....
恋愛って何なのか分からないまま
体だけやたら大きくなっちまったな
だからたった今第一ステップの勉 ....
いつ、気付いたんだろうね
いつ、気付いてしまったんだろうね
温度差に。
知らなければよかっ ....
貴方がすきです
許せなかった、
許し合う必要なんて
もう
持ち合わせていないのだけれど
大切なものは ....
あの頃楽しかったよね
ねぇ、覚えてる?
背中で細い声がする
踏み切り渡っちまった俺は
怖くな ....
漠然と自問自答が煮詰まれば頭がなぞるチェーンステッチ
ひとりでは出せない答え 明け方に鳥はどう ....
ほっぺたをシーツにつけて休日の速度について考えている
卵黄でよごれた皿に訊いてみる「今夜あなた ....
遠回りしたとふ君の背に延びる一本道は凛とすずしげ
それぞれの身体と中身が並んでて同じ夕日を見つ ....
こんな俺の歌を聴いてくれるのか?
下手くそでありきたりでつまらない
そんな歌をさ?
俺に出 ....
21世紀には
誰もが宇宙旅行を楽しんでるって
そう思っていた
前衛彫刻のような高層ビルが
....
こんなに悲しい こんなに苦しい
外は木枯らし吹き
暗いまなざしで街を歩けば
コートの襟に雨が入 ....
悲しみや憎しみは引き伸ばされ
やがてhorizonとなり
緩和された振りをして張り付いていた
....
苦しい胸のうちを
苦しいと気づかぬように
自分まで騙し空を見る
あの日の雲は
どこへいっ ....
奇跡は一人でも努力した時に起こる
恋は一人きりで努力しても実らない
お得意の被害者妄想のせい ....
女性を虜にする素敵な呪文があるらしい
早速おいらはぐぐってみたよ
ぐぐる
ぐぐれば
ぐぐると ....
わたしが
うまれてから
なみだを
このてで
ふくまで
ちちははは ....
薄馬鹿下朗だっきゃ工場さ勤めで長げくて、数年前から屠殺係についでらっきゃさ。
レバー上げれば格子さ ....
同居人が茶を飲みたいというので
ほうじ茶をあける
煎った匂いと
もっさり感に打たれ
枯葉の思 ....
暴力は
暴力でしか
止めることはできない
ならば
おれたちは
ただ黙ってオルガンを
....
その人が、燃えていった
毎日よりも人は集まっていた
いなくなったというよりも
手放した、と言い ....
ぎちぎぎりちぎちちり
湖水が夜半に凍ってゆくよりもゆっくりと
圧縮する
大木を一冊の辞書に ....
青い壁は膨らみ私は身動きがとれない
東側の大きな窓は下向きになる
広場に立ち並び仰ぐひとびと ....
夜ふと目をさましたら
胸におおきな風穴があいていました
最近苦しい恋をした覚えはないので
これ ....
真夜中、ロボットは
痛めたうでをかばいながら
他のおもちゃの手当てをする
文句を言いたそうな
他 ....
優しくはない
でも突き放すのでもなくほほを撫でる
一月の夜風は
軽い気持ちで靴音のメ ....
霜焼けが悪化して膨張して奇妙な色になった
自分のものとも思えない足を投げ出した
だけども履き慣れ ....
背の小さい自分には
満員電車の中で君を守る事は
出来ません
どんなに腕を突っ張ても
どん ....
それぞれの足は違う方向に向いているけれど
大きな流れはある方向に向かっていて
逆らう事も
....
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