愛はクジラと同じで
水をやらないと枯れてしまう
そもそも
愛は大きいほどもろいのだ
クジラと ....
話して
離さない
どうして話してくれないの?
君を愛してるから離したくないんだ ....
何のへんてつもない 布切れや流木が 才能のある人に手を加えられ 素晴らしい服になったり オブジェにな ....
壁に沿って進んでいるだけの
ような気がしたら
とりわけ 星ふる夜に
重いものを ひきずって
....
君の目の前にいる僕は
君のためにいる僕なんだと
教えてあげたい
君に楽しい事があったと ....
熱砂の道を歩こうと
踏み出す先に砂漠はなく
求めた強さだけ
葡萄詰みの唄は遠ざかる
星座 ....
君のレンズが優しくなれば
世界は優しく見えるはずだ
僕の幸せが幸せを呼べば
世界はその時幸 ....
不幸のどん底から
這い上がろうと
がむしゃらに
もがいて
あがいて
やっと幸せを手に入れて ....
真夜中のテレビに大した意味はない
唯一人が寂しいから
音が欲しいだけ
ザーッ ....
もういいんだ
俺とは関係ないんだ
向こうもその気がない訳だし
そう言って切り捨てたつもりで ....
久しぶりに詩を書いてみても
初心のような感じに欠けていた
触れて痛いから触れた
温もりを感じた ....
トラウマ等を引き起こす心的外傷を治療する時、
一般には療法士が患者と共に過去の記憶から
その原因 ....
僕達はみんな繋がっているんだ
この地球という生き物の上で
青くはない空の中で
....
最近は色とりどりの空回りを
踊って僕はすっかり忙しい
それは時には一つの映像に
留 ....
おもしろいゲームがあってね
すごく楽しいんだ
だから 君がいなくても大丈夫さ
....
雨を避けていく
ほこり立つ道を
避けていく
怖がりで
自分から触れていけない
夜を
夜の ....
クリオネのなげく魂ジャパネスク
クリオネや沈潜すれど答えなく
クリオネやまた巡り来る異民人
心が迷う そんな時こそ
空は青いということを思い出そう
光が空気中のガスに反射して
....
過去は更新され
現在は蓄積されてゆき
記憶に残るのは
ただあなただけの笑い声
ただわたし ....
ミステリー列車<北海道>
どの駅をいつ発ったのか分からない
摂氏5度の寒 ....
中国の陰陽五行説によると
白秋は西の方角へと太陽が沈んでいく季節だという
人の一生の中年期を指す ....
古びたカサカサの皮膚が
いつの間にか
みずみずしさをとりもどし
ムクムクとふくらむだけふ ....
その時に音楽は流れていない
でも音楽を聴くと
その時を思い出してしまう
情熱的という感覚が ....
泣いていいよ。
なんで我慢するのさ?
君は弱いよ。
本当は弱いんだよ?
だからさ、泣 ....
寂しさを
ゆうらんらんと
楽しんで
ついに突き止めたぞ
それは無意識の中にある
それさえ自由に操ることができれば
僕は本当に欲 ....
ソーシヤリズムなこのせかい
バカみたいにダイヤルしてやがって
ダイナマイトでこの霧を吹き ....
私は、過去に一度も異性に好かれた事がない。こう書くと、コアで、およそおしゃれ感とは無縁の詩を書く一部 ....
瞳が黒い貴方
瞳が青い私
同じ景色を眺めても
決して同じには映りません
貴方に薄暗い ....
言葉にたよらず
お金にたよらず
繋がってるなど
過信は禁物
めんどくさがらず ....
(伸ばされていたのは僕らではなく、日の光だよ)
そう、
つぶやいていたのは誰の横顔だっただろ ....
銀色の髪
明るい瞳は緑
ささやく指先は桃色
つま先はあるの?
ライラ
....
今はキミ色が優勢で
何処に置いても
ひっくり返される
その得意気な顔見ていると
このま ....
ゴトンゴトン ゴトンゴトン
始発が今日も定刻どおりに走っていく
ぼくはこんな時間に起 ....
ポチョムキンという言葉を聞くと
勃起した貧弱な陰茎のイメージが浮かぶ
そんな どうでもいい会 ....
壊れたカーテンレール
パーツは
カラカラ 音たてて
たどたどしく告げる一日の幕切れ
....
もう何も食べられないわ
だから勧めないで
早く二人だけのところに
行きたいの
もういっぱ ....
手招いてもついていかんようにしなあかん
という声が聞こえてからも
何もいえんような顔しいやと
....
もう着られない
服をタンスから取り出して
処分する
もう着られない
下着もタンスから取り出し ....
ラクダのコブを超えたくて
現金を両替する
特訓を受けたくて
現金を両替する
一体阿佐ヶ谷何万 ....
あなたの手の中で
私は小鳥
羽ばたきながら
小さく 鳴く
立方形の空間は
無限にも見え ....
二つの選択肢がある
自分には羽が生えてるかもしれない
未知なる可能性を信じて天使の後を追うか ....
私の朝は
ご飯に
スクランブルに
ベーコンに
ハシュドポテトに
野菜ジュースに
ドレッシ ....
緋色の帯を解く君は頬を赤く染め
何だか恥ずかしげな風情だね
帯止めの色目は玉虫だから
綴られた ....
北国生まれにとって 凍えない秋は不思議
河の彼方 海を思う日常に 溶け込めたような午後
....
星が キレイ だった
ひさしぶりに ジャンプ
地球を すこし 蹴りとばす
そう こ ....
二日目。
雨が止まない。
夜が明けても、
そのまま ....
英語の先生が教えてくれた
一番長い単語は
「smiles」
最初の「s」から
最後の ....
ケータイの震えをピッと指で止め、いつもの声にからだ温もる
「何してた?」「月を見て ....
彼女は街の一番高い場所にあるカフェで
眺めは先をゆく教会の尖塔に係留させて
クランベリーケーキを ....
僕が吸った煙が今 毒となって体の中に染み込んでく
僕が吐いた煙が今 憂鬱となって部屋に消えてい ....
大好きな夢を最近見なくなってしまって
哀しくなっているところに
隣の部屋から汚いビブラー ....
幹さん、
どうでもいいですけど
高円寺のキャバクラで詩人っていう名刺配りまくるのはやめて下さいよ ....
ねむります
おふとんのなかには
くらい くらい やみ
ふるい ふるい
いきも ....
ひざのうえで
てのひらのなかに
あたたかくまるまった
ちいさなねこが
しらないうちに
つく ....
こころを
えらぶのですか?
なにかを
えらぶのですか?
めを しずかにふせて
つた ....
霧散し蒸発する精神
キラキラ輝く液体の
入った玩具同様
液体の中を上昇し
対 ....
あなたがいないので
わたしから
そっと心を寄せます
きっと会うときは
言葉を言うのが待て ....
部屋には鍵を掛けて出る当たり前 か?
ニクロム線の髪の毛を引きずって漏電する婆が
俺の部屋に忍び ....
あなたを想うと 私はなんとも言えなくなるよ
私の言葉を聞いてくれて ありがとう
私の心の声を い ....
なぁ ねえちゃん
飴ちゃんくれへんかぁ
棒つきやないとあかんでぇ
オレンジやないと ....
大人の社会の中には
置かれた現実や
自ら選んだ筈の環境に ....
わたしの生きた中で
いちばん会わなければよかったと思うひともあなた ....
自分が出したモノの行く末など
どこへ流れて最後はどうなるのかなんて
気にするものがいないように
....
お茶にしましょうか
旦那さま
さっき食べた
かけ蕎麦のネギが
口の中で庶民のままです
....
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