あなたと出逢ってからの一年、いろんな事があったね。人々の心は移り変わり、時が足早に通り過ぎていったけ ....
久々にあの人に電話しよう
とふと思い立った
けど電話するのに30分も時間がかかった
心が騒 ....
何かあった時
一番に話したいのは君で
楽しい事も
辛い事も
何かを言ってもらいたい訳でもなく ....
この苦しみが何処まで続くのか
この悲しみが何処まで届くのか
君よ 君よ
呼んでも振り返 ....
僕らに必要だったのは、外に出るきっかけ。
“イイコ”を演じるの、やめるきっかけ。
崩 ....
聞こえたのは風の音
綺麗な
キレイな
風の音
足音にも似た風音に
耳をふさぎ込 ....
欲しいものが全てなくなったら
そこでボクの一生は終わりなんだ、と
言ったのは誰だったかな?
....
おっぱい
おっぱいぱい
おっぱおっぱ
少し間違えて
おっぴあ
おっぱっぱ
30億 ....
二人寝は 嫌い。
セックスは、
したい人と
したいときに するもの。
....
朝の光で目覚めた僕は
芋虫のように畳を這って
何をするでもなく
見上げた空は ....
すこし開いた雨戸の隙間
赤い閃光
もうこんな時間だった
のか
布団の上を横切る
夕陽の ....
今宵も
しんしんと
夜が降る
私はゴーグルもつけずに
調度良く降り積もった夜に
深 ....
クリスマスに香水
生まれて初めて「チャンネル」―パリ産!
別の友人から「そ ....
でもね
ショッカーにもママがいるのよ
って教えてくれた
幼稚園のさゆり先生が
交通事故でびっ ....
『魚は哀しい時、泪を流すのかしら』
瞼の無いものに 泣け、だなんて
君は酷だね
....
君がいた。僕がいた。ココには幸せがいた。
すべてが楽しくて笑い合って・・・はしゃいでいた。
....
命の輝きって知ってるか?
生きてる奴なら当たり前みたいに持ってる命だが
実は光るんだよ、これ ....
いつも鳴ることはない携帯電話
誰もいないこの部屋で 小さく震えて 回って 机から落ちた。
....
窮鼠猫を噛み私たちは溜飲を下げる が
私たちはいったいいつまで
窮鼠のふりを続けるのか
新 ....
今まで ただの仲良しだった人が
ここからいなくなるかもしれないと聞いて
最初の方は あまり理解で ....
ある時は私の心の支え
ある時は私の心の安定を乱す
ある時は私の心を満たし
ある時は私の心を空っ ....
不純物はすべて取り除いて
何度も蒸留した
わたしがいます
つめたい
澄んでいる
淀み
....
昔、さ。
中国とか。日本とかでも、合戦の前に詩を詠んだりしたらしいね。辞世の句じゃなくてもさ。 ....
鎌倉に住む私は
古びた寺の庭園の水の滴で岩を掘る
{ルビ水琴窟=すいきんくつ}の{ルビ音=ね}を ....
ソーダ水で出来た犬が
門扉に挟まり痛がっていた
放っておけばどこまでも
転がって行きそ ....
いつもごろごろったく
僕の苦労も知らずに
僕の猫はひなたぼっこしていた
ああもうな ....
時がとまればいいな
って思うけど止まるわけでもなくて
雲がゆっくり動いて
ぼくの血 ....
界は何で
こんなにも汚れているのかな
わからない
ぼくもなんでここにいるのかわから ....
耳鳴り
それは耳鳴り
眠りの中から
実はもっと前から
絶えず 響き続けて
聞こ ....
海 蹴って 来る ほのお
波間で たてひざ
つめたい そのひざ
寄せて 来 ....
雨が雪に変わってロマンティックな夜になる
という歌があったような気がする
北陸の片田舎の雨 ....
アスファルトが激しくそれも禿しく空中に
勃起するのだが
雨は降った
真面目に川はうねうねとうる ....
おはようを言える奇跡。
こんにちはを言える奇跡。
こんばんはを言える奇跡。
ただいまを言え ....
咳がひとつ
窓を抜けて
枯草のなかに逃げた
草むらには
どうやら微熱の欠片が
カマキリ ....
散りゆく影を追い
夢は螺旋を描く
振り向かれることも
交錯することもなかった
微笑 ....
考える日々に暇も無く過ごす日常は成り立ちと働き。
対する者には法律を束の間の休日を素面で過ごす ....
目覚めると
わたしはちいさなこどもだった
ゆめが まくらからながれだしていて
手のひらで隠すと ....
ねるねるねーるね 怪しげに
黄色いねーるね
みどりのねーるね
それはもう ふぁんたじー
....
アンパンマンは正義の味方
弱い者が困っている時
誰かに助けを求める時
アンパンマンはやってくる ....
分かっているだろう?
だって僕の強がりは
君が聞いてくれなきゃ
まるっきり意味がないんだ
....
樹の内側に流れる
めくるめく満ちている力
緑色に揺らめく
樹は
傷を受け 治し
傷を受け ....
渋谷駅がたくさんの路線を孕んでいるように
台風がくれた季節に生まれた俺とか
小さい秋に生まれたでっか ....
運命が連れてくる
リズムに合わせて
踊ろう
皮肉なダンス
どうしようもない宿命に
隠れ ....
オレンジの灯火が
ゆらり ゆうらり
近づいてくる
ながい ながい
階段下りる
鍵の掛 ....
夜が好き
塗り重ねた紺碧が
恥ずかしい輪郭を
消してくれるから
たやすく嘘がつける
....
真夜中の浜辺に独り立つ
君の{ルビ傍=かたわ}らに透明な姿で{ルビ佇=たたず}む 詩 は
耳を澄 ....
笑顔が好きだって 言われた
だから
辛い時も 笑ってた
悲しい時も冗談言ってた
気付いて ....
寒村に捨てられし子の働ける新宿西口ビレッジバンガード
美しくも豊かでもなき19のノリオが聴きし ....
噴水になった孔雀の面持ちでブルースハープ吹きをり吾は (詠題「水」)
この度は離婚おめでとう! ....
何かを待つ
ということは
何もしていないことに酷似している
と、感じて
せめて俯 ....
やってきました 羊の海へ
皮を繋いだ筏に乗り込みます
海には羊でないものが紛れていま ....
パレード。パラーデ。歩いているものを集めて、ただそれだけのこと。川のような世界で、素数のようにひとり ....
もしも
二人が結ばれないとするならば
それはきっと定められた運命
私を導くものはあなたを
....
狂い咲く雷の道を
まだ歩いているというのかね
わたしの脚は動かずにいる
ついには逢えず終い ....
透明の連なった猫
額に4と書く
色彩が目に痛い
神経は引き契られた
ニャ ....
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