なんとかがんばって
ごはんをつくってみたけれど
よくよくかんがえてみると
これっぽっちもた ....
気持ちいいことしよう
だから早くこっちにおいでよ
恥ずかしがることないよ
遠くに見える森
....
街外れの小さな本屋で
彼女と偶然再会した
本屋でよかった。
きりりとした空間では
おしゃ ....
もぅ怒らないで
もぅ叩かないで
もぅ悪口言わないで
もぅ傷つけないで
もぅ・・・あたしの{ル ....
ひらがなはあの人の特権
あの人はどこへいったのだろう
一日を過ごすたびに
何かを覚える事を期待されているけれど
僕はそんなに沢山の事を覚える気はないし ....
子宮の中でうずくまる。
この痛みは→罪の罰?
どうして産むことが罪なの?
原罪?→存在すること ....
こつん、と
わたしの
かたに
おちた
あなたから
わたしへ
せなかで
つぶやい ....
どこかに属すと
魅力が無くなる怖さを覚える
悪い癖
悪い癖だとすら思っていない
のんきな ....
ジジと巻く カメラの持ち主 ババァなり
ばぁちゃんよりと 表に書かれたお年玉用の封筒
もうお年玉をもらう歳ではなくなったけれど
僕が帰る ....
(言葉遊び無しに書くのは
貴女に贈りたいのでは無くて
示したいから)
貴女は唐突に現 ....
弱気になってみるのもありだろう
強気になってみるのもありだろう
涙するのもありだろう
涙こ ....
つれづれと語る
過去の惨敗
酔いしれるわたしに
鞭を打つ
「今すぐ終わらせてこい」
....
お帰りなさいと
君を迎えてあげれたら
重い夜の下 言葉もなく
小さくつぶやく君の名を
....
思い出になれば
美しく見えるなんて嘘だ
それは僕らが
過去を飾るから美しく見えるんだ
思 ....
霧雨に煙る
{ルビ緑=あお}の五月
濡れた青葉は
きらめいて
滴る雫も緑色
足を大地に ....
頭痛の治し方を模索する
肩甲骨の伸びた少女の
持ち上がった服の曲線が
気になって僕は ....
白い錠剤とロシアで買った中古カメラがテレビの上に載っている。
もうすでにお ....
月が最後の光を奏で出す・・・また今日も・・・
心の底でただただ感じる夢見の扉を だれも気がつか ....
14才くらいの時の日記より
さっぱり意味がわかりません。ほんとにあたしが書いたのかな?
さっぱり ....
僕を否定しながら 肯定しないで
僕を褒めるフリして 蹴落とさないで
僕は ....
駅ビルの屋上から飛び降りてから
地面に落下するまで
ずっと一人だ ....
ちゅんちゅん
と
すずめが鳴くんだって
ほんとかな
でもたぶんほんとだ
わたし ....
どろどろのホットケーキミックス
ぐちゃぐちゃにかき混ぜて
喉が痛いので
電話には一切出ない ....
生きていくことに休みの日などない
僕たちは精一杯呼吸しながら
いつも何かを犠牲にしていく ....
{引用=
殺し屋ボルカ
車 ....
三日月の夜に
ひんやりと矜持を研ぐ奴がいる。
これまでに何十人もの肉を削いできた
彼のただ ....
曲がり角に沿う壁を
鳥の影がすぎてゆく
風のない午後
一羽の午後
....
商店街で見かけた女の子
オムツで丸いお尻を振りながら
パパに手を引かれて歩く
ただ
歩く ....
紫水晶のかけらを
油で揚げてみたことがあります
天ぷらが食べたかった
わけではなくて
....
命を
洗濯機に入れて ぐるぐる回す
洗剤は
たくさん泡がでるやつ
香りは
....
ひこうき
ぴゅーんって
とんでって
わたしの
あたまに
おちた
あなたが
....
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