いろいろな
しつもんが
あたまのなか
うずを
えがいていても
きょうも
わた ....
貴方は愛情で真っ直ぐ あたしを抱く
たぶん
あたしは情に絆されて 貴方を抱く
貴方は情愛で ....
靄のかかった人々は表情の裏側の悲しみを蓄積していくばかり
痛みに麻痺した人々はこの世を素敵ともては ....
そこに居ることに意味を求め
「そうでなければ」と彼は焦る
思いは理由になれど言い訳にしかならず
....
回転式自動ドアは
通れない
怖いから
足がすくむ
こどもが死んだ
やっぱり って
思 ....
いつだって
熱くなれるってのは
うらやましいこと
このうえない
放出するだけが
能 ....
電線に止まって
人を見下ろす鴉
でさえ貴女の
髪の黒さに憧れる
夜空のように
貴女の黒髪は ....
断崖絶壁を途坂している二人の若者は
時にはボロボロの吊り橋で命を落としかけ
時には鉄砲水に溢れる ....
もう良いや どうなっても
まあ良いさ 君は居なくなってしまったし
飛ぶなら 今だ
....
海沿いに走る防砂林を抜けると
右手に岬が見える
あの岬へ行こう
いつか交わした約束みたいなもの ....
透明で
透き通った
ガラス玉
日にかざせば
きらり、と
希望の光を輝かせ
片目を ....
艶っぽい恋の詩なんて
今の私に
描けるわけないじゃないですか..
あなたと ....
あんなにくっきりと見えていた黒猫が、
あぁ、椿の木に融けてしまった。
高い空に滲んでしまった
....
1.
目を離せなかった
首から肩にかけての線とか
ちょ ....
名前は?
いちおうクサノダイゴという記号はある。
どこから来た?
あの空のむこう。 ....
太陽の赤よりも
俺とお前の流した血のほうが
赤いぜ
光り輝くこともなく
ただ ....
いつまでも
俺の耳に残って離れない
哀しいピアノの旋律
昔は1番好きで
よく ....
葉はどれも光っていた
雨粒は露になって残り
雲の向こうの空のずっと高い向こうの
....
ほそい みどり の
うすい あし
こそり すみ に
より あって
どなた ....
リップスティックの色が
だんだん赤みを帯びていくのは
下着の色が
だんだんダ ....
県立文化会館の大ホール!大ホール!大ホール!と
すっかりはしゃぎ過ぎてしまったのです
誰かサ ....
社の食堂の隅の休憩スペース
テーブルは四つ
窓から空が大きい
風がブラインドのひもをゆらす ....
どっかの誰かが
顔も知らない相手に投付けた言葉
でぇっきれーだ
知ったかぶって得意げな顔し ....
募集要項(1)
応募資格
高校生歓迎 肺活量に自信があり なるべく息の臭くない方
時間
....
手をつなぐ行為は
お互いが求めるから好き
肩を抱いたり
腰を抱いたりするのは
ほら
片 ....
砂の上
ふたり膝を抱えて
手のひらから
無数の砂粒をこぼしながら
波の音を数えた
....
お菓子の家は
どこにあるの。
雲ひとつ見つからない
青く平べったい空が広がった
あの ....
遠くで呼ぶ声がする
ボクを呼ぶ
微かな声がする
高校の
クラブハウスの二階から
身を乗り出 ....
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