何度となく唱える言葉
何処かで憶えた台詞
何時聴いたのか不明
何度も何度も呟く
何処かで聴い ....
雲は糸で動かされているのよ
これは君が私に残した最後の言葉
ここから見えるあの猫 ....
式に歌う最後の曲は
嬉しさと寂しさで
下手くそになるね
仰々しく受け取った
証書もただの ....
奔走するガラスから
ちりちり洩れる
直角に入れば致命傷になるのだと
....
隣人に右の頬をぶたれた
部屋に帰って、泣いた
そして羊を数えながら眠った
seep sl ....
詩を書きたいと思ってて
座って何も浮かばないでいる
君はUFOに乗ってランチを食べながら
友達 ....
君がくち付けたカップを見つめる
うっすらと白いカップに色づいた春の色
昼間の光りがカーテンとダン ....
ヘミングウェイ『何を見ても何か思い出す』
なんて題名だろう!
素晴らしい
読まなくても素晴らし ....
路地裏を歩いてて気づいたのは、街の電線が全部切れて垂れ下がってることだった。
「どうりで腹の調子 ....
黄色
ただ一面の
春混じりの風に揺れ
さらさらと
ぱっと明るくなったようなその中に
....
その目は空を見つめるばかり
見えない何かに追い詰められ
見えない何かを常に恐れてる
{ルビ孫娘 ....
「長江ですか。
うちから電車で三日ぐらいです」
と中国からの留学生
遠いのか近いのかさ ....
あおいみずを
ここちよさをおもいかえしています
きらり
きらりと
うろこがふ ....
―夢々語るまいぞ 天下のことは
しばし女房の膝枕― 98・7・3 星幸一
薄暗 ....
家の間に間に沈む,うすら赤い月よ
発酵よ
若きオイディプスのため息よ
残光よ
名残のみとどめ ....
音と音のはざまに積もる景
積もることなく消えてゆく影
夜の雨のむらさきが
朝の雨の ....
ひとりの子が崖に腰かけ
流れ落ちる雲を見ている
左手に大きな一枚の葉を持ち
....
いま全てを弔うために
一つの歌が降りてくる
それは風にのって柔らかく
全ては安心して死んで良い ....
●たとえばこんなニュース。重大な事件でも、あなたの生命に直接、今すぐ関わる事件ではないが、ひどく気に ....
しののめと、うおのめって似てない?
バカか
何でよ?!
んならなー、おまえ、シリカゲルとな ....
クリケットという名のアメリカ人の女の子がいた。
赤毛のかなりの美人だった。
職業「ダンサー」って ....
君のことを考えていられるのは
今から、この詩を読み終えるまでの
たった3分の間だけな ....
●もみじおろし
大根がなくなっても そのままおろしていると
あっという間に もみじおろし ....
まだ明け切らない静けさが、寝苦しかった空気を風に乗せる
この町の朝は早い、大きな篭を天秤状に担いだ ....
携帯を 振れば溢れ出るだろう 君のメールは 日々増える
一歩だけ 君との距離が 縮まった 影重 ....
嫌われてもいいから
相手にされたい
心にもない言葉で
君を怒らせた
君からだったら
....
うでを くむより てをつなぐほうが
すきな あなたは きょうも
わたしの みぎてを とった
あ ....
たまねぎを剥く事くらいに
泣くのは簡単だと言うクローゼ
とても静かに
自分の作った暗喩を慰めて ....
28rows, 1.01sec.