【家庭の詩学】 おまけ
043BLUE




○「居酒屋にて打ち上げ」 オヤジ vs 043BLUE 


オヤジ:「いやー、お疲れさんです。まぁ、一杯やんなさいよ。結構、早いペースだったじゃないの?」

043:「いや〜正直疲れましたね。書き始めた時は、ぶっちゃけ何にも考えてなかったですからね。コンセプトとか・・。まぁ、適当に成り行きにまかせて、なんとかなるでしょうみたいな感じでね。だから一気に書かないと、なんかそのまま消滅しそうな気がしたんで・・・性格上。」

オヤジ:「まぁ、勢いだけはあったからよかったじゃないの。でなんで、ああゆう展開になった訳?」

043:「実を言うと本当はもうちょっと技術的な事、隠喩、リズム、行分け、音韻とかそういうのをやろうと思ってたんですよ本当は。で、その前にとりあえず「詩とは何か?」みたいな前置きが必要だろうなと思ったら、これが、とんでもない泥沼にはまっちゃいましたね。無知と言うのは怖いですね。」

オヤジ:「ワシの役周りとしてはあんな感じでよかったのかな?」

043:「ま、ボクがちょっと理屈をかじり〜の、オヤジがそれにツッコミを入れる〜のみたいなそういうノリが自然にできたと思うんでよかったです。でも面白かったのは、最初は「詩学」を皮肉ってやろうと思っていたのに、ちょっと、そっち系の本とかをかじっているうちに段々引き込まれてゆくんですね。」

オヤジ:「そうそう。「詩は理屈じゃね〜んだよ!なぜならば・・」って、やっぱり理屈で説明してたもんね。「詩学」のことをメタ言語っていうらしいけど、俺らのやったのはメタメタ言語ってゆうのかね(笑)。」

043:「コトバに出来ないものをあえてコトバで表現するのが「詩」で、その詩とは何かをまたコトバによって定義するのが「詩学」で、その詩学をまたコトバによって批判するみたいな・・・なんか、合わせ鏡のように延々と続いてゆきそうですね・・。」

オヤジ:「え〜と、じゃぁ、次回「続・家庭の詩学」はどんなテーマでやるんですか?」

043:「今はとりあえずネタを出し尽くしたので・・出すものが何もない!!スッカラカンなんです(笑)。何せ無学なもので浅い。今度こそ、技術的な事を、感覚的にどうやっていくかみたいなのをやりたいですね。ちょっと、それまでに勉強してきます。でも、その時にまた、「詩とは何か?」の新しい見解に触れるかもしれない・・。そしてまた、その泥沼にはまってゆくのか・・・。」

― おしまい −



【家庭の詩学】 シリーズ

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散文(批評随筆小説等) 【家庭の詩学】 おまけ Copyright 043BLUE 2005-04-15 00:56:17
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