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少年の勇気は無知と純のどちらだろ

まるで数万羽の鳥の群れが

クジラの骨でできたイカダにのって

星よりは遅く風よりは速く

目まぐるしく黒波を立てて旅にでる


教会の時計が ....
ひとりで生まれ落ち

みんなと生きて

ひとりで死んでいく

孤独でも自由でもない

楽しくて悲しいだけだ


素朴な色彩の楽しみ

飛翔して行く悲しみ

悠久も刹那も
 ....
夜って奴は難儀する

世界がつながったり蠢いたり

蛍光灯にひとり照らされたりしている

あしたから

でっかく占める寒気団が

世界をすこし冷やす


なみだや眠気やじぶん ....
詩はいつも

説明不足の

ひとの確信

だから全く誤解も生じよう

正当化にうずうずもしよう

声があってもそうもなろう


詩はいつも

こころの数だけある

こ ....
花のかたちは化かしあい

化かしあいはいたいけな愛のかたち

水はかたちをかえていく

とめどなくこんなとこまで流れ来る


不安と寂しさがまじりあう

健気な生き物たちを迷わせ ....
雲の多いそらを見て

きょうはついてるなと思う

風の冷たい道ゆきに

いいことがあるかもと思う


茎と花びらが舞う

前にゆく上にゆく

荒野にぽつんと階段が

大理 ....
月が照らすよ

こころの何処か

つめたい風を満たしては

夢の時間の帰り道


見果てぬ場所は永遠的

叶えてしまうような

不平等な夢は無責任的


月が照らすよ
 ....
台風一過の朝ひかりが秋過ぎて

きのうの幸福が嘘のよう

影の長さで測ってみるか

ひとつ幸福でもつねってみるか


あんまり振り幅が

大きいもんだから

失くなることから ....
公園で

夜のベンチで

おとこがきもちを冷ましている

仕事や人間やじぶんも含めたまわりや未来

おとこがきもちを冷ましている

夜のベンチで

公園で


何度みつめ ....
昔から奇跡は実在していて

いまも目の前に当たり前のように続いている

だからここにいると

奇跡は懐かしい顔をして在る


私は慌てて感じとる

それを真剣白刃でかき集める
 ....
静謐なエクトプラズム

吐き出してみる?

花散らしてみる?

色で描いてみる?

週末の朝のルーティン


首をかしげて笑みを浮かべる人

黒い世界からあと少しで脱出だ
 ....
哀切は温かく

歓びは儚げで

人は生きてゆく

記憶のような

時の形をゆく


ラジカセが宝物だった

今だとスマホか

今の子達はラジオを録音とかするのだろうか
 ....
ある晴れた日に

平野にあなたが帰ってくる

自転車を避けながら

国道の渋滞にめまいを覚えながら

膚がかさかさになる家に

丘からそれを見つめている

思わずふたりは

 ....
ミサイルの憂鬱

移民も受け入れていないくせにトランプを口撃

どこか遠い憂鬱

焼けただれて

ぶっ壊されて

殺されまくって

きみが親切なこころ発揮できないようにされて
 ....
夜あるくにはこわい道だった

夜桜は昼よりも白くて

ふたりの歩幅はうそをついていた

お葬式のような桜のぼんぼり

好きだとはとても言いだせなかった

血を流したところを抱き締め ....
失敗の多い人生を

こんなもんじゃないって

生きたこともある

コップは溢れそう

こんなもんじゃないって

もう一度思えるか


街道のハナミズキ

朝の青黒い風に揺 ....
夜が明けるまえ車を出した

帰る道がわからなかった

なのにライトが道を照らしていた

タバコを求めるためだけに酒場にはいった


おととい加齢臭のおとこに7時間拘束された

む ....
大切だ、ぐらいでいいのに

それ以上の気持ちになるなんて

それはまるで

憎むひとを

殺すチャンスを与えられてしまうようなものだ

想像することもおかしい、ぐらいなら

押 ....
あやとりを繰り返す

かたちを変えながら

手首を噛むと涙があふれた

哀しみ

届かない星々の煌めきの際

かたちを作りながら

あやとりを繰り返す


並木道

 ....
営業マンは営業成績が人格だ

老人は預貯金が人格だろうか

アルバイトは手際の良さが人格だ

そうだ

お金持ちだけだ

清潔さや円満さ、温かさが人格なのは


招待状からラ ....
宇宙には壁があった

宇宙にも壁があったのだ

壁は油断していた

まさかぼくに触れられてしまうとは

思ってもみなかった

それでも壁は慌てるそぶりも見せず

慌てたところで ....
海や半島が見える

町が載っている

へばりついている

むこうの山に雪の名残

肉体は懐かしい光と影

セピアをカラーに

女のうでが胸をおさえる

化粧けもない悲しみだ ....
ダイナミックな荒々しさや悲しみは

フランス喜劇に鑿ふるわれて

ひとや自然や建物は小景に繊細に描かれていく

口からこぼれる呻きや

木々が風に鳴る音や

建物がたてる静けさは
 ....
富士は日本をしたがえて

フルスイングする屹立だ

ぼくは涙をしたがえて

外灯もゴッホの星月夜

富士は地球をしたがえて

フルスイングする精密だ


ぼくらは今夜宇宙の片 ....
ふくよかな大気あり

清新な波動あり

まじめな車たち

街道の電飾

町には外灯がなかった

ライトを消せば黒

闇ではなくて黒

そこにもふくよかな大気

清新な波 ....
夜を歩いていると

町が優しく見えるようなことがある

いま抱えていることも忘れて

風や足音や

ひかりや匂いにこころを放つ

さらさら揺られながら

すべてを失いながら
 ....
行方不明の小学生3人が見つかった

そういうニュースのテロップが流れていた

冒険したかったのだという

公園で見つかったそうだ

騒ぎすぎだ、なんかへんだ、この違和感は


正 ....
暗闇

夢の中

頭を鷲掴みされて

もう滅茶苦茶に振り回されて

しばらく











仏よ

神よ

117

546

 ....
寺からオレンジいろの灯

今宵晴れたムーンライト

ひとりたそがれ繰り返す

こんなにも月があかるい

ちぎれ雲が水墨みたいだ


しあわせだ

冬枯れの森林公園

夜空 ....
優しさと痛みをくっつけてくれるのは

あたたかさだった

優しさと痛みだけなら傷つけるだけだった

冬の光のような

さわやかな絶望と楽しげなかなしみ

太陽と地球の距離、そのあた ....
ただのみきやさんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(406)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
クジラの骨にのって- 吉岡ペペ ...自由詩918-2-18
その名は永遠- 吉岡ペペ ...自由詩418-2-11
夜って奴は- 吉岡ペペ ...自由詩418-1-22
詩はいつも- 吉岡ペペ ...自由詩518-1-12
健気ないのち- 吉岡ペペ ...自由詩618-1-7
道ゆきに- 吉岡ペペ ...自由詩517-12-30
夢のなかで- 吉岡ペペ ...自由詩217-12-30
朝のひかりと影の長さ- 吉岡ペペ ...自由詩617-10-28
おとこがきもちを冷ましている- 吉岡ペペ ...自由詩1317-10-12
奇跡- 吉岡ペペ ...自由詩417-6-12
吐花- 吉岡ペペ ...自由詩317-5-14
時の形- 吉岡ペペ ...自由詩4*17-5-9
ぼくを見つけたら- 吉岡ペペ ...自由詩817-4-30
お水をください- 吉岡ペペ ...自由詩317-4-16
夜桜幻視- 吉岡ペペ ...自由詩817-4-11
抒情- 吉岡ペペ ...自由詩217-3-25
帰る道- 吉岡ペペ ...自由詩817-3-20
それはまるで- 吉岡ペペ ...自由詩217-3-16
あやとり- 吉岡ペペ ...自由詩1017-3-9
悲しき営業マン- 吉岡ペペ ...自由詩517-3-1
宇宙の壁- 吉岡ペペ ...自由詩517-2-23
海や半島- 吉岡ペペ ...自由詩517-2-19
はじめての手紙たち- 吉岡ペペ ...自由詩517-2-12
宇宙×フルスイング- 吉岡ペペ ...自由詩517-2-7
山口の夜- 吉岡ペペ ...自由詩717-2-5
不死鳥のような夜- 吉岡ペペ ...自由詩517-1-21
身から出たモノサシ- 吉岡ペペ ...自由詩517-1-20
しばらく- 吉岡ペペ ...自由詩217-1-17
少年時代- 吉岡ペペ ...自由詩1317-1-14
工場とららぽーと- 吉岡ペペ ...自由詩817-1-9

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