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若い頃の情熱は妄想に支えられている

世界をコントロールできる術がどこかにあるのではないか?

そんな妄想に支えられてぼくらははニートになる

老いを発見するようになると

コントロー ....
オボカタとサムラゴウチがクラスのうしろまえの席になった

ボクの弟はベビーシッターにもう三日預けたままだ

売春婦はほんとにかわいそうなのか

死ぬ直前じいちゃんが結婚した

消費税が ....
世にでているものは厳しいなあ

世にでようとするたびそう思う

死んでゆくのも厳しいなあ

死にゆくひとを見送るたびそう思う


それくらいの自由

かえってくる

じぶんに ....
一馬はボールを天井に放る

それを手でキャッチする

そのとき彼はピッチャーであり、バッターであり、キャッチーであり、審判であり、実況席のアナウンサーであり、試合を見つめる恋人だった

ツ ....
アンネの日記がやぶられる

それを世間は心配している

死んだらどうなるのだろう

それをぼくは心配している


日記を勝手に読まれても

平気になってしまうのだろうか

日 ....
ミスターメリット

おまえにあるのは

在り方じゃなくてやり方

ミスターメリット

おまえにあるのは

在り方じゃなくてやり方


雪の河

ハイドロスリップ

死 ....
雪はライトに照らされて

数千万の点の直線になる

雨よりストップモーションで

風より自由はないようで

そんな光景を外に置きながら

ひとり畳のうえでうたた寝をする


 ....
売春宿から助けだされた女の子

お話ししようとしたけれど

おまえらどうせいつか帰るやろ、

黒い瞳はただ暗く

敵意や失意にみちていた

そうだ、その通りだ、いつか帰るよ、

 ....
しずかな曇り日

サイレンが鳴る

すみやかな避難を告げている

雲のすきから光が射している

神話のような光の柱が

地上を柔らかくつらぬいている

ミサイルはまだ見えない
 ....
遥か草原のようなこの街を

ひとつかみの雲のようなふたり

あてもなくさ迷い飛んでいる

建物の影や光や風

ぼくには優しくすることもできない


だれかに守られている

幸 ....
歴史の知識のフィルターで

あたりを見回しながら山を上った

城跡にひとの気配を探していた

何百年か前ここには猛るひともいた

しかしこの城跡にはもう道さえないのだった


私 ....
森にはミモザと薔薇の花

きのうの疲れと宇宙のりんご

並木道には青、みどり、影、

マスクとひかりと人の顔

浴衣姿のオディロン・ルドン

細菌、人面蜘蛛、見張り台、


 ....
この国は人生だ

答えなどないのに

答えをいまだに探しているから


煩悶して

狂喜して

そんなものを探して

得意や蹉跌を嘗め

黄昏のなかなのに

青春を謳 ....
メルセデスで旅をする

日本中の商店街を夜走る

よこには地元の少年少女を乗せている

車内にはマクドナルドの匂いがこもっている

彼らには金を与えている

こっちは彼らの会話を聞 ....
枕がぬれる

大地に染みこむ

たくさん食べてたくさん寝て

泣いたりしてるだけだから


信じるとは

傷つく準備を完了させているということ

信じるとは

傷ついても ....
あぶらかたぶら

うなぎリベンジ

持ち合わせあのときなくて

きょうがリベンジ漱石四枚


すきまから風の音

うなぎの焼ける匂いない

なかなかうなぎ出て来やしない

 ....
放射冷却の始まらないうちに

まだ暗いうちに出発しようか

太陽ののぼるまえ暖かいから

澄み沈んだ空気きれいだから


高速を西に走る

お月様が山の端だ

ビルのあいだだ ....
俺さびしいか

いかさまか

俺さびしいか

さかさまか

渋滞ゆっくり

ながれてく

光をともして

ながれてく

俺さびしいか

いかさまか

俺さびしい ....
NHKのアナウンサーが

各地の日の出の時刻を告げている

金沢6時29分6時29分

大阪6時30分6時30分

広島6時41分広島は6時41分


天体に住むぼくたちを愛おし ....
だれかがふいごを吹いている

ぼくのいのちを消すまいと

だれかがふいごを吹いている


知らないだれかと

知ってるだれかが

知らないところで

知らないところで

 ....
ひとが変わるとき

それをぼくらは裏切りと呼んだりする

ひとはいきなりは変わらない

それまでのことは隠れている

隠れていたことが現わになるとき

それをぼくらは裏切りと呼んだ ....
雨に道がひかっている

この街のそこかしこにぼくらがいる

傘をささずにぽつぽつとやられている

そこかしこにぼくらがいる


街路樹が霧を呼吸している

さわやかな別れに涼しく ....
太陽から少し離れただけで肌寒い

少し

少しってなんだろう

肌寒さはこんなに身にしみるのに


外灯が先週よりも

せんさいで優しかった

恋人たちも先週より

せつ ....
夏休みさいごの日

ぼくは飛行機で全寮制の中学校に戻った

いきなり夏休み明けの実力テスト

ぼくは明るい暑さと空虚な開放感をさびしく嗅ぎながら二日間のテストを終えた

それからは普通 ....
おめでとう

うれしいよ

からだじゅうきぼう

あふれだしてる

ふくらんでいる

えらかったなあ

よかったなあ

いとしいよ

しがみつきたいよ

なみだがな ....
なんにも傷つけもしない風が吹いています

秋は秋であることに自由なのです

暑いぐらいのことで

ことしの秋は短いだとかないだとか

決めつけるやつらがいるけれど


虫がみんな ....
雨にぬれたらあたたまって欲しい

冷えると風邪になりやすいから

ショウガを買っておうちで擦って

あつい紅茶に入れて欲しい

ハチミツなんかも入れかき混ぜて

あせらずねむらず自 ....
みどりはまるで永遠にそこにいるような

そんなふりをして風や光に揺れていた

そしてぼくたちに刹那の音楽を聴かせていた

永遠のなかで出会ったふたりの刹那を

ぼくたちは信じていたかっ ....
さよなら準備

歩きながら忘れよう

公園で忘れられていたことも

歩きながら忘れよう

さよなら秋風

いらなくなった紙切れと

いまさらながらの屁理屈も


遠ざけら ....
誕生日にひとつ歳をとる

それにぼくは一年くくられる

ぼくはなにかと似ているなあ

なんだったっけと考える


そうだ水だ

実体は変幻しながらも

本質を失うことのない
 ....
ただのみきやさんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(406)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
武器よ、こんにちは- 吉岡ペペ ...自由詩214-3-29
ことし吹いた風- 吉岡ペペ ...自由詩714-3-23
それくらいの自由- 吉岡ペペ ...自由詩214-3-17
一馬の夜- 吉岡ペペ ...自由詩214-3-9
アンネの日記- 吉岡ペペ ...自由詩214-3-4
ミスターメリット- 吉岡ペペ ...自由詩214-2-23
雪の光景- 吉岡ペペ ...自由詩814-2-8
曖昧に耐えて- 吉岡ペペ ...自由詩114-1-25
サイレン- 吉岡ペペ ...自由詩214-1-19
草原の時よ- 吉岡ペペ ...自由詩3*14-1-18
城跡にて- 吉岡ペペ ...自由詩414-1-15
浴衣姿のオディロン・ルドン- 吉岡ペペ ...自由詩614-1-13
この国のかたち- 吉岡ペペ ...自由詩414-1-4
少年少女と世界や株価- 吉岡ペペ ...自由詩813-12-20
泣いたりしてるだけだから- 吉岡ペペ ...自由詩313-12-6
うなぎリベンジ- 吉岡ペペ ...自由詩613-11-30
まんまるお月様- 吉岡ペペ ...自由詩513-11-18
俺さびしいか- 吉岡ペペ ...自由詩1013-11-16
自由- 吉岡ペペ ...自由詩613-11-13
ふいご- 吉岡ペペ ...自由詩913-11-10
ひとが変わるとき- 吉岡ペペ ...自由詩713-11-1
雨の街- 吉岡ペペ ...自由詩1313-10-29
少し- 吉岡ペペ ...自由詩1213-10-28
いいともの頃- 吉岡ペペ ...自由詩1113-10-25
あふれだす- 吉岡ペペ ...自由詩613-10-20
秋の自由- 吉岡ペペ ...自由詩513-10-14
雨にぬれたら- 吉岡ペペ ...自由詩913-10-5
みどりに会いに行く- 吉岡ペペ ...自由詩213-10-3
さよなら秋風- 吉岡ペペ ...自由詩713-10-3
誕生日- 吉岡ペペ ...自由詩713-9-21

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