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アナタ トテモ ツカレチマッテ イル ラシイジャンカ
ユビノサキマデ シビレチマッテ イル ラシイジャンカ

ソレハ タイソウナァ クロウダァ クロウダァ
ソレヲ ダレカニ シッテモライタイッ ....
風が言葉をさらっていった

ただ黙って
夕暮れを見送る

綺麗なものへの憧れは尽きることなく

たとえばそう
悲しみの結晶が透明であるならば
過去も無かったことにできるだろうか

 ....
はっぱをめくればなめくじ

みんなにきらわれて
しおをまかれたりする

おまえなめくじ

うまれてからずっと
からだじゅうでないている

おれだっておなじ

みんなにきらわれて ....
キャベツ畑の真ん中で
僕らまるまっていた

傷つきやすいいろいろを
幾重にもくるんでいた

いたずらな風にあおられて
隠していた顔をのぞかせると
そこには海が広がっていた

一歩も動けずにいたのに
海 ....
その確率で失うものがあるのなら
その確率で得られるものも
きっとある

味わった悲しみは
次の喜びを増すためにあると
誰かが言っていました
先日花見にでかけたのですが
今年の桜は遅く満 ....
君はとろけるくらいの未熟さで
むきだしな僕を包んでくれる

その優しい色は
あざやかでなめらかな感触
デミグラスソースの中に沈みそうになっても
小さな浮島のように寄り添って
深い味を奏で ....
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=32236

ちょりさん、choriさん、ILL CHORINOさん、たぶん彼はどの名前で呼んでも返事をしてく ....
暑いから上着を脱ぎたいのと言って
見た目よりも重たいカバンを僕にわたす

君は少し地面から浮いたような身軽さで
肩を揺らして笑っている

僕が冗談をとばすたびに
うまいね!うまいね!と言う君は

カバ ....
風の始まりは
そんな熱の高まりからだと知っている

草笛を吹きながら
その始まりに立っている

(草原は静かに燃える)

気流に運ばれてゆく草の音は
枯れ色の野を赤く染めながら
や ....
まずは詩を読んでください。

  君の手をにぎる


君の手をにぎる
一生懸命話しかけても
君は空の話ばかりする


君の手をにぎる
君は空を眺めているのに
まだうつ ....
感情の糸をわたる指先は
安いヴァイオリンのように響いて
逆立つ髪を宥めれば
傾いた首の方へ流れてゆく


(鼓膜を抜けて届いた先には
 やわらかいあなたがまるまっている)


明滅 ....
感情というものは
外に現れようとする衝動ですから
奥歯で
ギリギリと音を立てれば
痛そうに響くもの
すべて捨ててしまったと
言う人は
一つ何かが増えるたび
ただ恐ろしく感じます
何か ....
ラブ&ピースは聞き飽きた。
愛や平和を、よりリアルにしても、逆説的に浮かび上がらせても、結局そこまでの距離は変わらないんだ。希望や夢も同じ、何かに近づこうとするとき、そのアプローチの仕方を考える。 ....
外は雨
灰色の壁にカーテンがもたれる
裏に隠した影に「わたし」を探す
探す
見つける
爪痕のようなキズ
記憶を見つめる
何年か前に患った病
真夜中の病室は6人の病人よりも暗い
けれど ....
終電に嫌われて千鳥足
出会いと別れにくたびれてしまった

気がつけばタクシーの中
行く先を告げた記憶もない、運転手は
灰色の髪を暗がりに染めている

「20世紀横丁です」

見慣れな ....
何もかも傾いている
時間にもたれかかっている

不安なのだ

矢印を明日に向け
地に足をつけば斜めになる

上り坂の頂上に
日が昇るのを待ち

やがて

ビルとビルの間から
 ....
愛しい君の投げた矢が、僕のケツにHit!

悶絶する僕に
君の第一声は

「あなたをねらったわけではありません!」

(って、そのセリフが痛い)

「ごめんなさいね・・・」

( ....
どんなにひっそり生きてみても
こんなに邪魔な僕はいない

と、思って
せめて自分のにおいを消そうと消臭スプレー
かけてみた

しゅーっと吹くと腕が消えた

なんだ僕はまるでにおいのか ....
猫の眼のような月が
僕を見ているようでしたが

見ていたのは実は僕でした

そこには宇宙が広がっていましたが
実は僕こそが宇宙でした

常に生まれ
常に死にます

それは調和のた ....
3DKの家から
1トン車1杯分のゴミを運び出した

できるだけ静かに運ぼうとしたのに
荷台の上で何かが崩れ落ちる音がする

7年前の秋
そこで始まった生活が思い出せない
ゴミ袋に放り込 ....
赤色灯に浮かび上がる
限られた僕の価値観では
真実を見極めるには至らない

語りかける先に
響く警告の音は
ときに沈黙であったりする

しかしそこには確かに悲鳴があり
傷を受けた者の ....
空き缶を蹴飛ばしたら、僕だった
残っていた中身が飛び散った、僕だった
野良犬が怒り狂って追ってきた、僕だった


慌てて電柱によじのぼって見回した


空き缶は車に潰されてぺちゃんこで ....
疑問符をつけてはいけません

押し付けてはいけません

まずい状況では
さらに状況が悪化することがあります

何かをねだるときに使うと
見透かされたときに危険です

正直、あまり使 ....
空が白けて
窓にしがみつき
指先で書いた文字も
ただの水滴

さくっと
逆立った地面から
突き出た衝動のような
脆い僕だから

結晶を解いても
蒸発してしまうだけだってね
わか ....
昔はやった多機能筆箱、○○戦隊シリーズ

押すと、えんぴつが飛び出す仕掛けがあったり
小さすぎる消しゴム収納があったり
あぁ 電卓の電池は切れている

いろいろいじくっていたら
まだ押し ....
あなたの名前を何度も呼んでいるうちに

気づいてしまいました

あなたと僕が結婚したら

同じイニシャルになるのだと
眩しいわけでもないのに目をあけていられない
そこかしこに散らかった僕が目障りなんだ

未来はまったく見えないのに過去はあたりまえに僕を睨んで
今にぶらさがっている僕は次につかむ手がかりを探して ....
さがさなきゃ さがさなきゃ

こんな大雪の日に
僕のダルメシアンが逃げちゃうなんて

さがさなきゃ さがさなきゃ

あわてて家を飛び出したけど
前はちっとも見えやしない

振り返っ ....
石川和広さんのベンジャミンさんおすすめリスト(28)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
こんな夜に見上げる星の下で- ベンジャ ...自由詩3*05-12-2
悲しみに別れを告げるとき- ベンジャ ...自由詩12*05-10-13
めくるめくなめくじ- ベンジャ ...自由詩37*05-6-2
キャベツ畑のヨット- ベンジャ ...自由詩5*05-4-16
その確率で- ベンジャ ...自由詩14*05-4-7
オムライスな関係- ベンジャ ...自由詩13*05-3-26
ちょりさん「ポエムなめてる奴らは全員ぶっ殺す_ただしやさしく ...- ベンジャ ...散文(批評 ...6*05-3-24
うまいね!- ベンジャ ...自由詩5*05-3-19
草笛を吹きながら- ベンジャ ...自由詩505-3-17
それは「表現」ではなく「現象」なのです- ベンジャ ...散文(批評 ...305-3-6
慟哭- ベンジャ ...自由詩16*05-3-2
悲しみ- ベンジャ ...自由詩6*05-2-24
詩にこもる詩- ベンジャ ...未詩・独白405-2-23
孤独- ベンジャ ...自由詩6*05-2-19
20世紀横丁- ベンジャ ...自由詩6*05-2-19
垂直になる- ベンジャ ...自由詩14*05-2-18
ダーツ- ベンジャ ...自由詩5*05-2-3
消臭スプレーかけてみたよ- ベンジャ ...自由詩4*05-2-1
宇宙- ベンジャ ...自由詩6*05-1-26
費やした時間の重さ- ベンジャ ...自由詩11*05-1-14
自戒- ベンジャ ...未詩・独白4*05-1-13
僕だった- ベンジャ ...自由詩13*05-1-11
「愛してる」の使い方- ベンジャ ...自由詩11*05-1-9
銀世界- ベンジャ ...自由詩8*05-1-8
多機能筆箱- ベンジャ ...自由詩6*05-1-7
イニシャル- ベンジャ ...自由詩7*05-1-6
乱反射- ベンジャ ...自由詩5*05-1-4
ダルメシアンをさがして- ベンジャ ...未詩・独白4*04-12-17

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