瑠璃、瑠璃、瑠璃、瑠璃、
瑠璃色の

海、海、海、海
海の下

珊瑚はお手手をいっぱいに広げていたい
広げてお日様を集めていた
お日様を集めて花嫁の衣装に

花嫁さま
しずしずと ....
今 君と離れている
遠く離れている
君の名前を呼んでも君の笑顔が浮かぶだけなのに
君の名前を呼んでみる

君の口から君の名前を聞くのに長くかかった気がする
僕がはじめて呼んだ君の ....
キミの左手をそっと握れば
伝わってくる微かな体温
すらりと細い指で

握り返して何も言わない
その紅い唇に何も宿っていないの、

そっと取り出したケースから
レースで包まれたプラチナの ....
言葉ロジック 存在遊び
意味のない有効活用
無意味に意味を求めて
重要を軽くあしらって
時間のない時間旅行をしましょう

何に重点を置きましょうか
上下を逆さに
左右を回 ....
滴が。
朝の、


窓枠を二つに分けるようにして落ちていく。
今も手を伸ばせば壊れてしまいそうな足跡。
遠くなっていく風景写真をいつも隣に置いている。
あの日、行方知れずの人が今も笑いか ....
  「修行」

午後には温かくなる体
ベビーピンク の爪の肌
血が通いましたよ 私


今日も祈るように手を合わせ
指先に軽く接吻する
上瞼は慈悲深く閉じられて
朝靄の消え行く間に ....
{引用=






月の夜に
後ろから囁く
危うい光

 地獄にも
 天国にも
 行きそびれたね




傷の深さに降りる
水晶の測量器
 闇の奥で光るクリ ....
背が高くて猫背のハラピンが
丸めた背中の内側で何か書いている

「せいかつのために詩を書いてるんだ」

試しに読ませてもらうと

{引用=「星」  作 ハラピン

星をひとつぶ食べた ....
耳が
さっと
貝の形に
閉じ


夜が来た
黒目の
まんなか



星を
待って

い、る

さらさらさら
砂の



そっと開いて
花のように
 ....
「もう無理なんだ・・」 と

電話の向こうですすり泣く男の声を聞きながら
鳩サブレーの袋を破いた。

バターのきゅんと効いたこの銘菓を、私は好きだ。

ぼりぼり。

むしゃむしゃ。
 ....
大丈夫、歩いていいよ。
真っ直ぐに、歩いていいよ。

そう言ってくれてるのは、青い光。
午後から
雪がすると言って
ハツコは眠った

ハツコ
はつこ
はつ、子



ああそれは
どこまでも
降りしきる降りしきる
降りしきる降りしきる

向こうはもう見えないよ ....
  ああ、ここにいたのかい(ここにいたんだね、)

抱えた膝はこわばって
下ろした腰は冷え切って

青々とした何を見ていたんだい(見ていたんだね、)


 っ 

とすじは白い
 ....
久しぶりにナニカを書こうと思ってみたときに、テーマは日記なんじゃないかと。
今日、日記風な小説をチョットだけ立ち読みしたけど。。。泣きそうだったのでそのまま本を閉じました。
何度も同じ話をしてしま ....
手の届く範囲にある
ジンジャークッキーとジャスミンティー
白い窓にモスリンのカーテン
向こう側は雪の女王の舞う銀世界
温かなスリッパから抜け出した子供達

オレンジの誘う暖炉の前で
少し ....
最近うちのわんこが夜なきするのさ
夜風がひゅーひゅうと音をたてて
窓ガラスをガタガタと鳴らし脅かしてくる
小屋から出て一匹
しっかり地面に足をついて
夜空に存在を誇るようにないているのかと思 ....
真冬の冷たい部屋の片隅
忘れられた想い出一つ
いつの間に忘れてしまったんだろう
甘く切なく優しかったあの日の想い出

気の利いた言葉とか態度とか
大事なのはそんなものではなく
「今」を一 ....
強く願ったはずのことを
もう、忘れてしまっている
一年前の自分たちを窓から次々に捨てると
とても身軽になれることを知った
ポケットを裏返しても、もう
何も出てこない
ささくれがどこかに引っ ....
位置についている
足跡を構えている
辿る順路は地図の上に滞りなく
手を繋いだ人を添えて迷い込んでいる

踵から踏み込む、街
命の位置について、いる
まだ、僕らが素材だった頃
教科書の奥 ....
 、

         とおん


                    とおん



                              
   とおん



 ....
あおむけになって寝て
しゃべって笑って
ふっと黙って

あおむけになっているところだけ舟

ひとりぶんの

ちいさな


{引用=
私は目をつむり、水のゆらめきに合わせた動きの ....
その言葉を初めて聞いたのは、
まだ、あなたの海にいた頃。
大きすぎる手のひらを隠そうともせず、
揺られる海の深さを世界と思っていた頃。
右へ。聞こえる、聞こえています。
右へ。手のひらを。ぐ ....
今日のデートで僕が言った「好きだよ」に
君は期待通りの反応はしてくれなかったけれど
今晩君が眠る頃一人でニヤニヤしてくれたなら
ベッドの中のそんな君はそれはそれで僕の作戦通りなんだ
ここに戻ってくるまで5年くらいかかったみたい。

「きっと」

きっとの「き」は、希望。
きっとの「き」は、綺麗。
きっとの「き」は、奇跡。

こうやって綴れる言葉になったみたい。
 ....
{引用=街}
街は
灰色にかじかんで
遠くを見る


{引用=鳥}
丹念に編み込まれた
木々のレエス
鳥が壊す


{引用=画廊}
画廊の扉は
今日も閉じられて
あの絵も ....
紅を差そう
朱色の布をまとわせただけの軽い体を起こして

襖の向こうでは三味線と声
硬い布団と一緒に沈んでいく長い黒髪

艶やかな声
媚びる声
細く白い足の影が
いくつもこの小部屋の ....
退屈な今日
忘れた昨日
見えぬ明日

一緒のようでも昨日とは違う今日
一緒に見えても今日とは違う明日

毎日毎日
どこかで誰かが泣いていて
どこかで誰かが笑っていて
どこかで誰かが花を咲かす
{引用=




ふるふると
ふるるふるると
ふるものにさらされ
森は輝いているのでありました


君は小さな家の屋根に立ち
眼を細め わずかに首を伸ばし
しばらくは光の匂い ....
狂おしいまでに

自分が自分が自分が自分が自分が自分が自分が自分が自分が
自分は自分は自分は自分は自分は自分は自分は自分は自分は

と言い続ければいつか

じぶんはいくつにも名づけられ瓶 ....
計算外の出来事が方程式の上を埋めていく。それほどのこと。滑らかに、滑るようにして動いていく景色を、雪のよう、と思ったのは。確かに伝わっていたように思う。

手を合わせて、あるいは重ねて。次第に動け ....
もこもこわたあめさんのおすすめリスト(888)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
花嫁さま- ふるる自由詩18*07-1-25
@名前- 貴水 水 ...自由詩307-1-23
- AKiHiCo自由詩307-1-19
正しさ遊び- 美琴自由詩207-1-15
あの日、行方知れずの- 霜天自由詩1207-1-14
気功師になれるかもしれない- 千月 話 ...自由詩13*07-1-13
夜の雫- まどろむ ...自由詩9*07-1-12
せいかつのために- ふるる自由詩18*07-1-12
- ふるる自由詩8*07-1-10
鳩さぶれ。- もも う ...散文(批評 ...44+*07-1-10
青信号- 神音携帯写真+ ...1307-1-10
- ふるる自由詩17*07-1-10
屋上_で- ふるる自由詩13*07-1-9
だいありー。- 未詩・独白2*07-1-9
暖炉- 暗闇れも ...自由詩2*07-1-6
うちのわんこ- 暗闇れも ...自由詩1*07-1-6
Lost_property...- Lily of the ...自由詩5*07-1-5
式典- 霜天自由詩1107-1-4
位置についている- 霜天自由詩907-1-1
ランデヴー- ふるる自由詩8*06-12-23
あおむけになって寝て- ふるる自由詩19*06-12-20
右へ- 霜天自由詩706-12-18
太陽は昨日より早く沈んで、君はマフラーを巻き直してまた明日と ...- K+A自由詩6*06-12-17
きっと。- 未詩・独白406-12-6
冬の情景- ふるる自由詩28*06-12-5
- 暗闇れも ...自由詩4*06-12-2
- 神音携帯写真+ ...306-11-20
星月夜のビーバー- まどろむ ...自由詩14*06-11-17
狂おしいまでに- ふるる未詩・独白12*06-11-16
ラブソングは最後に聞かせて欲しい- 霜天自由詩906-11-8

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