もっといっぱいありがとう言いたかった
ぼくが寂しい夜はみんな都合が悪い
円周率の最後の一桁に出会ったら
宇宙はそのときめきに吸い込まれてしまうだろう
数字とは限らないその解は
きっと愛を語る詩人のように嘘っぽい
輪転機が無限に探すが
解けない問題こそ美しい詩のよ ....
君と会うまで興味もなくて知らなかったよ愛の意味
ダメ句つぶやいて婚期が遠のいている
忘れる人がいるかもしれないふたつ持っていく
住む人の居ない
山の墓地
お盆には賑やかに花々が供えられている
生まれ故郷を訪れた人の形跡が
風に揺れる
たった今まで
誰かがそこにいた証拠
ロウソクの炎が
消え残り
線香の ....
家出少女は彼女のフリしてうちの実家に泊まりに来てもいいよ
非戦闘員の大量虐殺
言い訳はどうとでも出来るだろう
戦争を早く終わらせるため
連合国側の人的損失の軽減
卑劣な戦争を起こした報い
人を人として扱わなかった ....
甘そうなほっぺた2つ秋迫る
泣くよウグイス情緒不安定
高血圧者の朝が
薬なしには始まらないのと
同じように
降りしきる雨は
見飽きた景色を
消すこともなく
ただザアザアと
音を立て
瞬間には
線が重なって見える
濡れることを
....
秋の中国地方を巡るツアーバスが
平和公園に着いたとき 記念館から
修学旅行生の一団が出てきた
入れ替わりにはいった私たちが
今日最後の客になった
平和記念館を出ると
秋の陽はすでに落 ....
君と手を繋いでいたいいつまでもチャーミーグリーンを使わなくても
ポッキーのチョコ溶けている原爆忌
濃霧のような夜の中で揺らめく影、ぼんやりとした輪郭を辿って…壊死したような思考がまるで要領を得ない文脈を蒸気のように吹き上げている夜の帳、渇いた砂のような身体を壊さないように、胡坐をかいて目の ....
頭が良くても
手先が不器用な外科医より
無学でも
腕の良い大工になりたい
(AV女優 紅力彩乃)
それはさておき
ネットで悪口を言われたからと
逆上して
歩行者天国に
突っ込み ....
生まれたばかりの子に気を使わせている
ひとりごとを聴いている耳がある
朝、出かける前に鏡に向かう
コンパクトを持って、自分と世界の間に膜を張る
心の穴も目立たなくなる
帰ってきてからは、目の前のハイテクなだけの箱の前で
心の穴を埋めてもらおうとずっと座ってる ....
喉元を過ぎた熱さは
記憶の端に刻まれることもなく
ボトル半分の濁り水とともに
朝焼けの彼方に消えていく
問題と解答を丸暗記するだけの
退屈な学習にも飽きて
何度も同じ過ちを繰り返し ....
アンコールのためのステージがある
女性がやる心理テストだったのか
俺が死ぬと生態系が崩れる
孤独がからまって底に沈んでいる
言葉にならない声でも君に伝わればいい
訊かれてないから答えられない
よいことも悪いことも
すべて
ブーメランのように
戻ってくるものだ
傍若無人な振る舞いをするものも
永遠に続けられるわけではない
力で他を圧しようとするものは
やがて力で滅ぼされる
....
ことばはとめどなく産まれるけれど
ひとつもどこにもとどかない
やわらかい壁がゆれる
わたしがあなたのそばに落ちるとき
きっとひとつも言葉をもたないで
まばたきだけでやりあうような
....
荒みゆく世に新生児風涼し
はなもとあおさんのおすすめリスト
(599)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
もっといっぱいありがとう言いたかった
-
北大路京 ...
自由詩
5
13-8-23
ぼくが寂しい夜はみんな都合が悪い
-
北大路京 ...
自由詩
10
13-8-19
謎
-
乱太郎
自由詩
27
13-8-19
君と会うまで興味もなくて知らなかったよ愛の意味【都々逸】
-
北大路京 ...
伝統定型各 ...
2
13-8-18
ダメ句つぶやいて婚期が遠のいている
-
北大路京 ...
自由詩
6
13-8-18
忘れる人がいるかもしれないふたつ持っていく
-
北大路京 ...
自由詩
6
13-8-18
お墓参り
-
Lucy
自由詩
19*
13-8-18
家出少女は彼女のフリしてうちの実家に泊まりに来てもいいよ
-
北大路京 ...
自由詩
3
13-8-17
ストレートに原爆
-
……とあ ...
自由詩
10*
13-8-7
甘そうなほっぺた2つ秋迫る
-
北大路京 ...
俳句
2*
13-8-7
泣くよウグイス情緒不安定
-
北大路京 ...
自由詩
4
13-8-7
高血圧者
-
花形新次
自由詩
6
13-8-6
八月六日の影
-
イナエ
自由詩
16*
13-8-6
君と手を繋いでいたいいつまでもチャーミーグリーンを使わなくて ...
-
北大路京 ...
短歌
4
13-8-6
ポッキーのチョコ溶けている原爆忌
-
北大路京 ...
俳句
3
13-8-6
あらゆるものは砂の数
-
ホロウ・ ...
自由詩
3*
13-7-31
逆上
-
花形新次
自由詩
1
13-7-31
生まれたばかりの子に気を使わせている
-
北大路京 ...
自由詩
6
13-7-30
ひとりごとを聴いている耳がある
-
北大路京 ...
自由詩
10
13-7-29
ファンデーション
-
群青ジャ ...
自由詩
2*
13-7-28
回転木馬
-
nonya
自由詩
20*
13-7-27
アンコールのためのステージがある
-
北大路京 ...
自由詩
3
13-7-27
女性がやる心理テストだったのか
-
北大路京 ...
自由詩
5
13-7-25
俺が死ぬと生態系が崩れる
-
北大路京 ...
自由詩
15
13-7-25
孤独がからまって底に沈んでいる
-
北大路京 ...
自由詩
7
13-7-24
言葉にならない声でも君に伝わればいい
-
北大路京 ...
自由詩
4
13-7-24
訊かれてないから答えられない
-
北大路京 ...
自由詩
6
13-7-23
来し方行く末
-
眠り羊
自由詩
1
13-7-19
まばたき
-
はるな
自由詩
9
13-7-19
荒みゆく世に新生児風涼し
-
北大路京 ...
俳句
4
13-7-18
1
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