登った
登ったって言うけどさ
正直
俺たちが運んでる訳じゃん
エベレスト山頂まで
大型荷物の宅配してるって
考えたらさ
誉められるべきは
むしろ俺たちの方じゃないの
って思うのよ
 ....
山にはもう

やわらかな緑はないようだ

濃い万緑におおわれている

鶯の歌声も完成にちかづいている

からだで鳴いている

のどで押していないからふくよかだ

みずみずしい滴 ....
  朝、
  調律をはじめると
  雀がどこかへ飛んでいった
  かなしみのあまりこぼした涙が
  きみの胸のうえでかわくみたいに
目覚めても
夢が続くのか
岩穴に
風が吸いこまれていく

のぞく眼に
洞窟の奥でうつむく子どもが映る
近づけば
幼いままのぼくだ

小さいからだを
剃刀の風が
音を立てて
通 ....
破裂する花火と同じ我が想い夏を越せずに砕け散るのか 赤蜻蛉大人になんかならないで こっそりでも戦車 梅雨に入ってやっと国が心に添ってきた
木の葉にも花花にもしずくが
わたしの心と同じように
窓ガラスにもほら

頬に伝うのはこれは雨
なみだじゃないよとやっと言える
空のあなたにいまこそ笑 ....
太腿が悲鳴をあげる坂道を上る地獄を海月は知らぬ 手賀沼の畔

今、道の駅があるあたり

河童が一匹人を待つ

臆病河童の三太郎

道祖神の裏に隠れて人を待つ

手賀沼の畔

大きな椨(たぶのき)の影で

臆病河童の三太郎 ....
ゆくすえは
どこまで見まもることが
できるのだろう

吃音のことで
それほど悩んでいたなんて
知らなかったけれど
親は子の悩みを
まるごと肩代わりすることはできないし
してあげたいけ ....
迎火を囲む明るき家族かな 雨が車窓をたたいています

だから明日そちらは雨でしょう

月曜の深い夜のさびしさに

ぼくは子供の頃を思い出します

てるてる坊主ゆれています

灰の心が雨にたたかれています
 ....
わたしはピクニックがしたかった

母にきくと
いいよと言った
ためておいたおやつを
バスケットに入れて
母が貸してくれたゴザを持ち
野原に行った
靴を脱いで
ゴザの上に座った
飴を ....
以下の方がこの文書を良いと認めました

-大豆
-ウォルス
-詩人F
宇宙人の好物がお好み焼きとは
知りませんでした。
-ドメガザウルス
-レントゲン太郎
私も学生時代に ....
ゴジラに破壊された街

昨日人が往き来した街
昨日車が往き来した街
昨日喧噪と怒号の街
昨日軍が往き来した街
昨日ゴジラが破壊した街


ゴジラが去って何も無い

人もいなければ ....
自分についた嘘が真実になる 聴かれたから喋ったのではない
ただリグレットに問い詰められて
しわぶきさせられた だけなのだ

宗教書から学んだのではない
ただカルマにあやつられて
きょうまで生かされた だけなのだ

 ....
悲しいから嘘をつく

しばらくじっと

あなたの顔を見つめていたい

理由など聞かないで欲しい

悲しいと嘘をついてしまうから


気圧のせいかな

悲しい悲しい

気圧 ....
天の川見上げて泳ぐ真夜中のプールの底は銀河の途中 太陽が沈んだら

星が煌めくでしょう…

君の一番の夢が

消え失せても

違う光が見えるかも…



君の太陽は本当に

太陽だったの

 ....
心細いから影がいる
そう思って振り向かない

影が私の
前にきてくれるときがあるから

うつむきかげんで歩いてる
あの子にも教えたい
けしてひとりじゃないんだよ

どんな人だって
 ....
死刑だ
間違いない死刑だ
彼は死刑だ
人殺し
危ない奴
情状酌量の余地なし
何人殺した
ふてぶてしい
生きるな
お前は許さない
死刑
死刑
死刑
しゃべるな
しゃべれ
反 ....
破裂して砕け散るのか我が想いドンパラリラリ夏を越せずに 「おはよう」

といってきょうにうまれたひ


「はじめまして」

ひとはわらった


「さようなら」

さみしがった


「いただきます」

ひとはい ....
笑いかた曾孫を抱いて思い出す居間に流れる喜びの歌   


私達は過ぎ去っていく

時の流れと共に砂塵の一粒と同様に

全てはあの星の明滅のようにゆるやかに来ては流れ去る

もちろん、「今」という時だけを全てと考え

享楽と無為 ....
私は実家の南にある野菜畑で産まれた。私は幾重にも重なった肉の皮の中で、羊水に浸されながら、地下にへその緒を差し込んで、水分や養分を吸い上げて少しずつ成長した。その肉塊が十分熟したとき、肉の皮は一枚、ま .... 人間の未来のために死ぬパセリ 想像できるだろうか
市民生活の中に拳銃が溢れ
拳銃廃絶は絵空事と思われる世界を

想像できるだろうか
拳銃の所持規制に対して
拳銃を所持する権利を
真剣に主張する人がいる世界を

想 ....
はなもとあおさんのおすすめリスト(599)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
最高齢登山者3___ネパール人クルーのつぶやき- 花形新次自由詩213-6-1
六月の歌声- 吉岡ペペ ...自由詩513-6-1
調律- 草野春心自由詩413-6-1
膜の中での変身- 殿岡秀秋自由詩913-6-1
破裂する花火と同じ我が想い夏を越せずに砕け散るのか- 北大路京 ...短歌5*13-5-31
赤蜻蛉大人になんかならないで- 北大路京 ...俳句3*13-5-31
こっそりでも戦車- 北大路京 ...自由詩213-5-31
わたしの雨傘には- もっぷ自由詩513-5-30
太腿が悲鳴をあげる坂道を上る地獄を海月は知らぬ- 北大路京 ...短歌4*13-5-30
河童のおはなし- ……とあ ...自由詩14*13-5-30
ゆくすえ- そらの珊 ...自由詩21*13-5-29
迎火を囲む明るき家族かな- 北大路京 ...俳句4*13-5-29
明日そちらは- 吉岡ペペ ...自由詩813-5-29
ピクニック_(詩人サークル「群青」五月の課題「緑」から)- Lucy自由詩17*13-5-28
現代詩フィクション- 左屋百色自由詩12*13-5-28
ゴジラ- ……とあ ...自由詩10*13-5-28
自分についた嘘が真実になる- 北大路京 ...自由詩613-5-28
供述調書- 信天翁自由詩213-5-27
悲しいから- 吉岡ペペ ...自由詩513-5-27
天の川見上げて泳ぐ真夜中のプールの底は銀河の途中- 北大路京 ...短歌8*13-5-27
太陽と星- 多紀自由詩16*13-5-26
- 朧月自由詩313-5-26
死刑決定- 秋也自由詩3*13-5-26
破裂して砕け散るのか我が想いドンパラリラリ夏を越せずに- 北大路京 ...短歌413-5-25
はじまりとおわりのふしぎから(にんげんというじぶんかってない ...- 吉澤 未 ...自由詩113-5-25
笑いかた曾孫を抱いて思い出す居間に流れる喜びの歌- 北大路京 ...短歌313-5-24
時の中の表現- yamadahifumi自由詩213-5-24
- 葉leaf自由詩713-5-24
人間の未来のために死ぬパセリ- 北大路京 ...俳句713-5-22
それでも理想はある- kauz ...自由詩11*13-5-21

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20