存在するということは いつも決まって挨拶だから 時間が渦を巻くところに 僕も決まって挨拶を返す 今日も歴史が生まれましたなあ いえいえ単なる磁場ですよ そうして僕は踵を返し 存在しないということは い ....
種がないまけない
またややこしい客が来た
出せなかったラブレター盗まれる
戒名のランクダウンや忘れ霜
わたしは失格者
子供の頃は子供として失格
いまは大人として失格だ
夫として
父親として
男として失格なのだ
当然女としても
地獄に堕ちる者として失格
天国に入る者として失格
社会人と ....
山独活を武器に勇者は世を救う
抜けるときの苦労考えて入らない
君の唄う『君』は誰?
僕はずっと同じ人だよ
君の目は泣きそうな僕を透かして何が見えたの
見てない世界君と見ようって
決めた僕はどこへ向かおう
どこへ連れて行こうかなんてもう古い考えなんで ....
本日八度目の生まれてきてゴメンナサイ
掛け違えたボタンのまま一日過ごすことにする
先生が僕を卑怯者と呼んだ
その名前はおでこに貼りついて
やがて
僕の皮膚になった
月日が過ぎて
周りが誰も気づかなくても
僕の耳には
先生の声が時々聞こえた
先生 僕は先生のよ ....
やたら集うな
遊ぶときも
働くときも
ツナガリ
キズナ
そこに逃げるな
気の置けない男と
曇りなく愛する女
だけでいい
酒宴に呼ぶな
談笑に ....
若鮎や三十四歳重婚
体力なくて三途の川渡れないでいる
デフォルトで血を吐いている
水色のレポート用紙木の芽時
フェルマータに見つめられている
フォルティッシッシッシッシッシッシッシッシッシッシモ!!!!!!!!!!!!!!!!!
ピアニッシッシッシッシッシッシッシッシッシッシモ
辛いこと貯めこんで利子がつく
陽がさして思い出に帰る
{引用=ありがとう、でも「がんばって」だけじゃもう救いようのないとこに来ている}
「自殺用絹ごし豆腐」夢見てた、豆腐程度に殺される日を
明日死ぬつもりで払う ....
私にとっての
文字はいつでも切実すぎて
弄んだりできないかんじです
常に
タスケテをはらんでいます
あなたに
むけての
真っ白になったページがほしい
いつからなくなってしま ....
小雨降る
最後のフェリーを
船底で待つ
魚の群れ
人が去り
忘れられた運河
人生に迷った時おいで いっしょに迷ってやる
ピコピコハンマーで突く
同人誌を作りたい。詩を書いて欲しい。載せて欲しい。僕の詩に心を留めてくれて、そう言ってくれる人に出会った。こんなにうれしいことはない。新しい扉が開かれたような、そんな気分だ。
病気になって、心を ....
こおりをわる
こおりをわる
ほねをひろう
ほねをひろう
ふゆをほうむる
ひとをほうむる
ふゆをじょうぶつさせる
ひとをじょうぶつさせる
ことばなく
こおりをわりつづける
ことばなく
....
そのあと
泣きながら話したこと
そのあと
青い空に憧れたこと
そのあと
たんぽぽの綿毛が優しかったこと
きみが傍にいたこと
本のあいだにしまい込んだきもちのこと
故郷という ....
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