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生まれ年のワインが不味い
千ピースのパズルに変えてやろうか
ジメンに座り
深呼吸して少し休む
太陽の下
目を瞑っても
瞼の裏は赤く光る
生命の赤
戦場の赤
寝ても覚めても四六時中
追い立てられて
いるようで…今
と同一線上の未来
....
?安倍政権がなさったこと
戦後民主主義を根底から変え、戦前に回帰する法案を
国民のほとんどに内容が周知されていないまま
強行採決
天皇制のシンボルの
抑圧と圧政の ....
捨て惜しみしない程度の見栄があるから
いま泣いているとは言わない
カタチばかりの悔しさがあるから
いまを明かしたくない
きょうがあった
さてここで蹴りを一つ入れる
あしたものこのことや ....
気難しい顔をした男が独り
横顔に夕陽を浴びて
刻まれ顔の皺の陰影
海面から反射した悪意を身に纏う
人生の黄昏時
手ぶらのまま男が独り
視線の先には水平線
海鳥の獲物を掠め取ろうと
....
勝利の女神は去年死にました
ある時に気が付いた。
自分の命の手綱は自らが握っていると。
不可抗力、つまり回避できない死以外では自分は死なないと。
自分は自分の命を握り締めていると。
いざとなれば大切な者の為に燃え尽きる事 ....
身体中にお経書いてやろうか
誰もいない部屋に「いるのはわかってんぞ!」
分かり切って
いることだけど
悲しくて
泣くのではない
涙が出るから
悲しいのだ
だけど
本当に
悲しい時
涙が出ないのは
心が空っぽに
なっちゃった
....
一昨年が玄関で寝ている
今日
薬缶のたまごで目玉焼きを作りました
蒸気を吹くので食べるのに一苦労でした
ソーセージのたまごを割ったら
中から生肉が出てきたので
塩を振りかけて焼きました
いつの間にか皮に包まれてい ....
修復と言う名の慰謝があるんだきっとどこかにね
今ここになくてもきっと何処かで待っているんだそう信じてる
それは魔法じゃなくてごくごく普通の平凡な光なんだ
手を伸ばせば届きそうなそれは柔らかく ....
涙は手頃な宝石です
貴方のほっぺを飾ります
私の心を溶かします
嘘でもいいかと許せます
嗚咽が喉を焼きだしたら
抑え込むのは無理でしょう
風に押される野火のように
貴 ....
エストニアから驢馬がやって来ても使えないな
アフリカの野生動物って
水をやりたくても届かない
花首を刈り取られたオランダのチューリップのことだろ
(はぁ〜い!)チンピラ二人を引き連れて戻 ....
栞がなくて本に指挟んだまま帰る
知らん間にこわがりになってもうてたわ
しゃぁないやんって、言うてぇや
なぁ、なぁ、言うてぇや
彼女にあげたギャグ回収している
誰も笑ってなかった
担がれる縁起の身にもなってみろ
ぱたぱたとひるがえるちいさな二足のズック靴
幼稚園への近道で
つないでいた手を離し
走ってもいいよというと
かならず笑い声をあげながら
細い坂道を駆け下りていった
その弾む後ろ姿を
おぼ ....
思われニシキヘビ
うつ伏せはろくでもない夢をくれる
瓦礫の下の手を掴んで目が覚める
マントを引きちぎって
黒のペンキをぶちまけた
それを誰かがみていた
無二に焦がれて詩を贈る
ちぎれた紙切れ ....
嘘を百回繰り返してみても
それは本当にはならない
醜い自分を
美しい言葉で飾ったところで
鏡に映る本質は変わらない
皮膚の下に埋まった弾丸を
取り出して ....
後悔しない生きかたを選んで後悔している
上に行くエレベーターじゃなかったのか
見慣れた街の風景の一角
ブルーシートに覆われた遊休地
住宅街の一角に
ブルーシートに覆われた非日常
何らの標識もない
危険マークもない
青空を地上にへばり付かせた
痰のようなものを覆う
....
? 押しつけ憲法反対!?
かつて私たちは押しつけられた
その表現は 美しいやまと言葉からも
国民のやさしい日常からもほど遠く ....
ポケットから取り出した
懐中時計が、暖かい。
妻の贈りものの蓋を開け
秒針の刻む、時を視る。
僕は今、在りし日の詩人の書斎で椅子に座り
木目の机上をスタンドの灯が照らして ....
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