すべてのおすすめ
  蜘蛛の足が
  多すぎるからと言って
  面白半分に引きちぎる子供

  休みの日が
  長すぎるからと言って
  魚を釣り上げたあと
  血まみれの口から
  針を引き抜く釣り人 ....
自販機に嫌われたコインばかり集める 嘘のない道をあるくと
からだが黒ずんでたまらない
空き缶を選別する女たちに二千円をくれてやる

銀色を左へ曲がると
すぐに目的地だ
つたの洋館も
給水塔も
とうになくなってしまった ....
 なにかになる

 と願いながら、
 まな板の上に

 かみねんどが
 しろく しろく
 うずくまっていて。

 なに者にも
 なれないままに
 ただ 干乾びていく。
 ....
使い古されたこたつテーブルにCDや本を平積みにして、それらのもたらす光彩に自然な無関心で向き合い、もはや暑苦しいだけで役目を終えたこたつ布団のひそかな熱に足を包んで、私はいつもの部屋にいつもの姿で座っ .... 眠りたい欲求

眠りたくない欲求

そのせめぎ合いの繰り返し

仮に人間に「価値」を見出そうとしたら

起きている間しか

見てくれないのだろうか?

寝ている間の人間の「価値 ....
空と土地がある
荒れた土くれと錆びた鉄屑、
瓦礫が風に耐えている

影の大部分を失って
陽光があふれかえる
容赦ない時間が過ぎていく

この土地は眠り続けている
満天の ....
やあ
また晴れました

からからと すっきり青く
晴れました


やあ

やあとさけんだ

もうそれしか
やることが残ってなかったから


別に迷いはなかった
ただ た ....
     濡れて花 あざやかに
     なびく風 匂い立つ
     雨そそぎ しめやかに

     夏を待つ 水無月の
     その色は 深く濃く 
     ひかりの雨 纏う ....
汚れた手は
綺麗になるだろうか
泥だけ

色が染み込んだ心は
落ちるだろうか
漆黒

青い箱に入れた
小さな100円玉が
波打つ

モノクロな世界から飛ばした
1つの想い(カ ....
顕微鏡で神を覗く二匹見つかった 現代詩がわからなくなってきた週末 与えた悲しみが真っ直ぐ還ってきて沈む 5分寝て5分寝て騙し騙し生きてる 結婚指輪はめて守備力上がる       カランと氷が泣いたなら
      グラスの水滴なぞります
      なにが足りずに欠けるのか
      なにを足せば満ちるのか
      欠けた夜空の三日月 ....
通り過ぎていった人たちの口癖ばかり 人生において僕は様々な役を求められて来た今もね
もちろん卒なくこなせる人間ではもちろんないその対極だろう

何かと何かをアジャストすることで随分磨り減ってしまった感性を想う
アウトサイダーにな ....
ななしのごんべ
どごがらぎなすって
どごさいぎぐさる

あとなんねんいぎる
どげんしてどごさいぎぐさる
なしてこげなどごろにおるべな

ななしのごんべ

どごがらぎなすって
どご ....
本日は
センカク問題に詳しい
八百屋さんの
真行寺公夫さんに
お話を伺いたいと思います

あー、解決すんのは
簡単でさ
汚染水の貯蔵施設
とか
瓦礫の処理場とか
造っちゃえば良い ....
やりたいことをしているはずなのに
できない言い訳を探しているとき
とてもなさけない気持ちになる

やりたいことがいつの間にか
できることにすり替わり
本当にやりたかったことは心をすり抜けて ....
ほら そっと後ろを振り向いてごらん。

どこから続いているのか

ずっとずっと遠くから

足跡がね 道になってる。



時には寄り道もしたし 時には深い川も渡ったけれど

そ ....
登った
登ったって言うけどさ
正直
俺たちが運んでる訳じゃん
エベレスト山頂まで
大型荷物の宅配してるって
考えたらさ
誉められるべきは
むしろ俺たちの方じゃないの
って思うのよ
 ....
山にはもう

やわらかな緑はないようだ

濃い万緑におおわれている

鶯の歌声も完成にちかづいている

からだで鳴いている

のどで押していないからふくよかだ

みずみずしい滴 ....
  朝、
  調律をはじめると
  雀がどこかへ飛んでいった
  かなしみのあまりこぼした涙が
  きみの胸のうえでかわくみたいに
目覚めても
夢が続くのか
岩穴に
風が吸いこまれていく

のぞく眼に
洞窟の奥でうつむく子どもが映る
近づけば
幼いままのぼくだ

小さいからだを
剃刀の風が
音を立てて
通 ....
こっそりでも戦車 梅雨に入ってやっと国が心に添ってきた
木の葉にも花花にもしずくが
わたしの心と同じように
窓ガラスにもほら

頬に伝うのはこれは雨
なみだじゃないよとやっと言える
空のあなたにいまこそ笑 ....
手賀沼の畔

今、道の駅があるあたり

河童が一匹人を待つ

臆病河童の三太郎

道祖神の裏に隠れて人を待つ

手賀沼の畔

大きな椨(たぶのき)の影で

臆病河童の三太郎 ....
ゆくすえは
どこまで見まもることが
できるのだろう

吃音のことで
それほど悩んでいたなんて
知らなかったけれど
親は子の悩みを
まるごと肩代わりすることはできないし
してあげたいけ ....
はなもとあおさんの自由詩おすすめリスト(461)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
生きろなんて、言えない- まーつん自由詩22*13-6-17
自販機に嫌われたコインばかり集める- 北大路京 ...自由詩813-6-17
道路- はるな自由詩613-6-15
やわらかく- まーつん自由詩21*13-6-14
血縁- 葉leaf自由詩613-6-13
仮に人間に「価値」を見出そうとしたら- 小川麻由 ...自由詩4*13-6-8
土地- jin自由詩313-6-8
while_True:- 2012自由詩213-6-8
しめやかに- 石田とわ自由詩19*13-6-8
小さな光- ムウ自由詩313-6-7
顕微鏡で神を覗く2匹見つかった- 北大路京 ...自由詩513-6-7
- 左屋百色自由詩8*13-6-7
与えた悲しみが真っ直ぐ還ってきて沈む- 北大路京 ...自由詩413-6-6
5分寝て5分寝て騙し騙し生きてる- 北大路京 ...自由詩213-6-5
結婚指輪はめて守備力上がる- 北大路京 ...自由詩513-6-3
子守唄- 石田とわ自由詩15*13-6-2
通り過ぎていった人たちの口癖ばかり- 北大路京 ...自由詩313-6-1
調整中- 梅昆布茶自由詩613-6-1
ふりかえる- 2012自由詩2*13-6-1
日曜討論____センカク問題- 花形新次自由詩113-6-1
ひとりぼっちのたたかい- かわぐち ...自由詩2*13-6-1
あしあと。- 元親 ミ ...自由詩5*13-6-1
最高齢登山者3___ネパール人クルーのつぶやき- 花形新次自由詩213-6-1
六月の歌声- 吉岡ペペ ...自由詩513-6-1
調律- 草野春心自由詩413-6-1
膜の中での変身- 殿岡秀秋自由詩913-6-1
こっそりでも戦車- 北大路京 ...自由詩213-5-31
わたしの雨傘には- もっぷ自由詩513-5-30
河童のおはなし- ……とあ ...自由詩14*13-5-30
ゆくすえ- そらの珊 ...自由詩21*13-5-29

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16