すべてのおすすめ
｛画像＝120608223742.jpg｝



何もないが降った日に


季節はもう初夏だと言うのに
空から何もないが降ってきた
何もないは初夏の街並みを埋めてしまって
僕は降り　.... 　
　
豆腐のプラモデルを買った
部品が全部そろっているか確認した
思ったよりもたくさんの部品があった
毎日空いた時間に少しずつ組みたてた
その間に何通かのダイレクトメールと
公共料金の　.... 明けない夜はないが
晴れない朝はある
止まない雨はないが
笑えない昼はある
暮れない一日はないが
つれない人はいる

そして夜
幾つもの夜を耐えて
人は強くなると言うが
ちびち　.... 誰とも遊ばない
誰とも話さない
誰とも食べない
誰とも会わない

孤独な毎日
孤独な人生
孤独な時間
孤独な暮し

毎日勉強して
賢くなって
酒も飲まない
楽しみがない

　.... あまぐも
が
垂れ下がる昼下がり

うっかり爪を引っかけたら
鈍痛を引き寄せてしまいそうな
空


あまがさ
の
濡れた匂いは嫌い

美味しくない想い出と憂鬱が
しつこ　.... がんばって、がんばって、
がんばった結果が今だから

がんばってって言わないよ

しっかり見つめてる
弱音もちゃんと聞くからさ

泣きそうになったら
ぎゅっと
抱きしめてあげる
　.... 　　ねえ
　　これが、
　　産まれたての時間。
　　そう言いながら少女が
　　綿飴をひとつ、ぼくにくれた



　　まぶしい屋台の{ルビ犇＝ひし}めき合う
　　貧しげな七月の　.... 送ったダケで
私の　唇を
潤しては　くれない
ダダ茶豆
それは
ただの　茶豆

茶豆って　ナンデスカ
まだ　頭の中
くるくる　くるくる
何となく　知っている　感覚を
拾い集めて
　.... ひらり　おちる
消しゴムのかす

えんぴつを研いだ時の
木の破片

真っ白なノートに書きなぐった
たくさんの言葉たちが

笑う　泣く　笑う

書いては消した　小さな唄
ちっ　.... もうちょっとを掬い集めても
もうちょっとはもうちょっとのまま

それでも息なんかふぅっと吹き付けたら
袖口でゴシゴシ磨いてみた

やっぱし、もうちょっとはもうちょっとのままだった


　.... かたり

音がするから
置き場を
探して

そこじゃない
　　そこじゃない

と
帰る場所　が
消えてゆく

昨日まで
いた場所に
君がいないのならば
もう


　.... 　
　
深夜、きみが
コップを割ってしまった
きみの夢の中で

思い出の品だったのだろうか
きみは泣き出して
泣き止まなかった
ぼくはきみの夢の中で
ただおろおろするばかりだった
　.... わしは実は　ふたごだったと聞かされた日
そして　わしのふたごの兄貴だった人は生後まもなく死んだのだと聞かされた日
ねぇちゃんと　グリコを分けて食べるように　わたされた
ねぇちゃんに 言うた
「　.... ｢愛してる｣

簡単じゃないはずなのに
誰もが街なかでささやきあっている

君だけを
このひろい世界を


※

勘違いしてしまうのかな

束縛されたく無いはずなのに
相手　.... 風呂屋の開店時間まで、風呂屋前の縁台で２人の爺さんが将棋を指す。
ひとりは白髪、ひとりはハゲ頭。
ときどき子供が「将棋教えて！」とやってくる。
爺さんたちは子供のレベルに合わせた詰将棋の問題　.... 君は最後の彼女
君は僕のワイフ
君はロンリーハート
君はたった一人の女

はなさない
逃がさない
はなせない
あわてない

君に求めるものは
大きな乳房
美味しい料理
会話の　.... 四月病ってあるらしい
さりとて年度替りの初々しい賑わいとは
とうに縁遠くなっているのだから

花散らしの雨もあがり葉桜と化した桜並木を
これでよいのだと独りごちながら歩む


※

　.... 乾燥注意報だらけ
途方に暮れる街角
掌がからっぽ、というわけじゃない
　　　　　
するべき宛はある
ありすぎる
したい宛はある
ありすぎて
踏み出せない

なにもできない
白々と　.... 池の彫像が凍り
ダイアモンドの降る夜
人々は平等に薔薇を持ち
生と死にかわり
玄関前に立っている

その問いに
正しく答えることはできない
そのまま立ち去ることも
できない


　.... 人のこころは
おそらく丸い

誰かに
支えられなければ
何処かに
転がっていってしまう

ころころこころ

人のこころは
おそらく丸い

どんなに
縛りつけたところで
　.... 　　夕方の台所で
　　君を抱きしめた
　　つらいことが沢山あったし
　　他にどうしようも無くて



　　火にかけたアルミ鍋から
　　醤油の優しい匂いがただよい
　　嗅ぎなれ　.... 風の吹き抜ける交差点で
あなたは待つ

約束は必ず果たされると信じて

ひたすら待つ
待ち続ける

そして見上げれば雲

春の雲

おぼろげで奥ゆかしくありながら
したたかさ　.... 置忘れたチェロのように
湿気た香気を曳きづり
レモンの輪切りに一瞬、鮮明になる
あなたの狂気ほどの余韻
そのなかに
モーツァルトのタクトが
華奢な骨格に納められる
青白い石膏のくちびるか　.... ・クリスチャンでない僕らは上手な祈り方を知らなかった。

日曜日になると、僕とレモンは当たりをつけた家を訪れる。金属製のドアノックを叩く。臆病な小鳥が屋根から飛び立つ。家人は不在だ。そういう決　.... そういうことだったんだ
と
気付くことがある


ものごとは複雑に絡み合っていて
原因があって結果がある
そしてその結果が今度は原因となって
新たな出来事を誘発する

「無間地獄」　.... 強い鳥になりたくて

わたしは強い鳥試験を受けにゆく

都では申し込みが間に合わなかったから

すこし遠いところで申し込んでいた

三日ぐらい前からどきどきして

寝れない夜が続い　.... クルマはしんとしています

埃の匂いが湿っています

くもり空の朝

東京ではじめて運転します


なわとび

正解

かわいいな

ベランダ

吐息

かわいい　.... ｛画像＝111110214109.jpg｝



打ち寄せる砂浜に
文字を書いている

崩れ消えて行く文字達

流木を持ち
強く刻み付ける

水際に暗く強く　.... こぼれ落ちる言葉は真実

たとえいずれ朽ちようとも

その瞬間の、確かな、真実。 夢とか希望って軽々しく口にしてはいけないよね

これでも恋わずらいなんだろうか
鬱陶しさに心は暗く沈んでしまっているけど

なんだか身体は心模様とはうらはらに
不思議と元気みなぎっている
　....
はなもとあおさんの自由詩おすすめリスト（461）
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
日本橋のイタリアンレストランで_/__2012.05.27- beebee自由詩25*12-6-8
部品- たもつ自由詩1312-6-7
ルフラン- nonya自由詩25*12-6-5
最近- ペポパン ...自由詩2*12-6-4
あまがみ- nonya自由詩20*12-6-3
がんばってって言わないよ- 森の猫自由詩12*12-5-22
綿飴- 草野春心自由詩19*12-5-20
ダダ茶豆- 藤鈴呼自由詩4*12-5-16
文房具- 三奈自由詩31*12-5-15
もうちょっとなひと（みんなありがとう！）- 恋月　ぴ ...自由詩3812-5-9
魚の頭- ＡＢ(な ...自由詩612-5-9
思い出- たもつ自由詩1112-5-7
グリコのおまけ- るるりら自由詩25*12-5-7
Raindrops(ちぎるひと）- 恋月　ぴ ...自由詩28*12-4-30
#空想の街＿ある爺さんの話- 北大路京 ...自由詩11*12-4-28
You_are_the_only_one- ペポパン ...自由詩7*12-4-16
口ずさむひと- 恋月　ぴ ...自由詩27*12-4-16
またも街角で- 木原東子自由詩18+*12-4-10
問いかけ- mizunomadoka自由詩512-4-10
ころころこころ- nonya自由詩23*12-3-24
若さ- 草野春心自由詩13*12-3-24
Crosswind/Crossroad（契りのひと）- 恋月　ぴ ...自由詩29+*12-3-5
雨、レモン、モーツァルト- イリヤ自由詩812-1-30
レモンの花が咲くところ- コーリャ自由詩812-1-30
通りすがりのひと- 恋月　ぴ ...自由詩32*11-12-26
強い鳥試験- 吉岡ペペ ...自由詩5+11-11-29
かわいいな- 吉岡ペペ ...自由詩411-11-14
波に消される文字に_/_自分よ、心のままにあれ- beebee自由詩33*11-11-10
矛盾の中を生きていこう- faik自由詩4*11-11-4
交わすひと- 恋月　ぴ ...自由詩2611-10-31
Home 戻る 最新へ 次へ
1　2　3　4　5　6　7　8　9　10　11　12　13　14　15　16