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わたしは失格者
子供の頃は子供として失格
いまは大人として失格だ
夫として
父親として
男として失格なのだ
当然女としても
地獄に堕ちる者として失格
天国に入る者として失格
社会人と ....
抜けるときの苦労考えて入らない
君の唄う『君』は誰?
僕はずっと同じ人だよ
君の目は泣きそうな僕を透かして何が見えたの
見てない世界君と見ようって
決めた僕はどこへ向かおう
どこへ連れて行こうかなんてもう古い考えなんで ....
本日八度目の生まれてきてゴメンナサイ
掛け違えたボタンのまま一日過ごすことにする
先生が僕を卑怯者と呼んだ
その名前はおでこに貼りついて
やがて
僕の皮膚になった
月日が過ぎて
周りが誰も気づかなくても
僕の耳には
先生の声が時々聞こえた
先生 僕は先生のよ ....
やたら集うな
遊ぶときも
働くときも
ツナガリ
キズナ
そこに逃げるな
気の置けない男と
曇りなく愛する女
だけでいい
酒宴に呼ぶな
談笑に ....
体力なくて三途の川渡れないでいる
デフォルトで血を吐いている
フェルマータに見つめられている
フォルティッシッシッシッシッシッシッシッシッシッシモ!!!!!!!!!!!!!!!!!
ピアニッシッシッシッシッシッシッシッシッシッシモ
辛いこと貯めこんで利子がつく
陽がさして思い出に帰る
私にとっての
文字はいつでも切実すぎて
弄んだりできないかんじです
常に
タスケテをはらんでいます
あなたに
むけての
真っ白になったページがほしい
いつからなくなってしま ....
小雨降る
最後のフェリーを
船底で待つ
魚の群れ
人が去り
忘れられた運河
人生に迷った時おいで いっしょに迷ってやる
ピコピコハンマーで突く
そのあと
泣きながら話したこと
そのあと
青い空に憧れたこと
そのあと
たんぽぽの綿毛が優しかったこと
きみが傍にいたこと
本のあいだにしまい込んだきもちのこと
故郷という ....
頭のなかで
あなたはそのままでいます
形も匂いも
まだ消えないでいます
新しい世界では
訃報が飛び交います
不在を囲む
から騒ぎが
やがて全ては
過去によって
今を取り ....
ゴツゴツした大きな悲しみ
それがあなた
そばに転がっている
小さなカクカクしたのが
私の小さな悲しみ
目をつぶれば
押し潰されそうになってる
だから怖くて
目をいつまでも見開いてる ....
悲しむことはなく
笑えない理由もない
日常は途切れない
そしてだれかが途絶える
憎むべき人はなく
笑えない理由もない
日常は途切れない
もしもだれかが ....
こころを見つめていた
だからなにをやっても
伝わっていなかったんだ
傍観者ではだめだったのだ
こころをこの肉体に
いちどはぜんぶ通してみなきゃ
傍観者ではだめだった ....
僕らは寂しさに慣れたフリしてしまっている
どこにいてもアウェイ
長所しかなくてゴメンナサイ
埋立地から旧市街地へと
続く大通りの歩道
差し込む光に
かつて名前はあった
気の弱い人たちが
背中だけの会話
背中だけの時間
の中でうずくまり、
息継ぎし、
そし ....
背中丸くしたアルファベットの行列
夜になると忘れる朝飯食べている
おまえが将来
大人になれば
ときには重い困難を抱えて
たぐる糸もなく
色を失った世界に
途方にくれることもあるだろう
そんなとき
思いがけず差し伸べられる
手のひら
それが、ありがと ....
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