すべてのおすすめ
珈琲とアルトサキソフォンの豊穣に液晶の海漕ぎ出でる人

珈琲とピアノの滴海となり夜の彼方に跳ねたトビウオ

女生徒の「わたしバカです」渦まいて沈積してゆく初雪の夜

この宇宙は蜘蛛の巣状の ....
一度きりの水を飲んだ
きみにはもう実家もなく
影も知れない
陽光の糖度が上がり口のなかさらに甘くなれさらに甘くなれ



つぼみには蝶の群れただ渦の群れ細い林のざわめきの群れ



一本の指に龍の火かがやいて通路も爪もはばた ....
人数分目的詰めた高速バス 午前3時をしずかに滑る


自分でもうるさいくらいにきみのことばかりを想う夢でも想う


このバスはしかくい博多 「そうたい」が飛び交う新宿駅南口


新 ....
 琴の音が朝空に響けよつまと行く路の木々のこずえにも

 かおを剃り手を洗いたり古の琴の音きくに相応しくして

 琴の音に似つかわしかりき部屋中に香の薫りを焚き染め
犬のうた
おおかみのうた
サルのうた
にんげんのうた
にんげんのうた
川の音と母の中にいた記憶目を開けるまで生まれるまで 長月夜 冷えて心に 傘重ね
ふりさけみれば 寄る辺なき鳥
手と指が触れあうためのそれだけのために旅した十代の頃

どこへでも行ける気がしたどこへでも去ってしまえるわけじゃなくなった

屋上のドアが開いていることを行かないくせに期待していた

空に ....
赤と黄と朝焼け雲とくちびるを二人前ずつ欲しいのですが


こころもとなくなったから異国語を呟いてみる(気付かないでね)


ため息の量が午後だけ足りません枯葉の側に落ちてませんか

 ....
えいえんと言ってよただの虫歯でも 滲みる愛ごと滅んでいくとき 月を抱き掻き鳴らす夜の床には冷えた体のおまえが眠る 泣き止んで幼い心ともにあれ
小さな日々に戻れないなら

ゴム長を引っ張り出した夏の午後
君は来る来るあの日の傘で

戯れに一段上げた跳び箱を
君が跳ぶまで帰らせないよ


 ....
 淡雪は炎のように降りつもりきみの素肌の灼熱を知る



 凍蝶の滑り落ちゆく黒髪にかかる吐息は結晶化して



 性愛の天を凌いで伸びる蔓 凌霄花は空にまみれ ....
むのたけじ『たいまつ』そっとひらく赤い 行間引かれた線にひかれる

まずおわる はじまり関係する前に 詩聖に浸り愛でる 弱さを

まずおわる ひのでひのいり続くなを なを名を忘れたくない御なを ....
 ああ僕はよしと言われた犬みたいぺろぺろぺろんぺろぺろぺろん

 ああ僕はよしと言われた犬みたいこっちもぺろんこっちもぺろん

 ああ僕にあのぱたぱたはないからねジャージのズボン脱がずにおこう ....
穿っても

穿っても尚

届かずに

ノミの切っ先

だけを見ている
さよならと つぶやく君の 背中だけ 目で追い掛ける 春の夕暮れ

先生の 正しい言葉 毒づいて 今日は悪魔に 心売りに行く

放課後の 君の耳を 塞いだら 愛してるって 言える気がする

 ....
思い出の
ダイアモンドは
あなたです
忘れるために
わざとなくした
三月の花の隙間に朧月 明日雨が降ればいいのに 南極に太古の桜を埋めよう今までの春をそこに残そう そらのないひろばにひびけきみのこえきみのかなしみきみのぜつぼう 冷凍のポテトの間に身を潜め、賞味期限の切れゆく愛だ {引用=


夢をみた 睫毛の先にころがる雨を、桃色キリンがぺろりと舐めてた


ぼくきっと、みんなに愛してほしいです。だから眠るの。 青いパンダ


いつだって誰かを睨んでいなけれ ....
・国語

休み時間 机の上に伏せられた教科書はみな鳥のかたちで

「死」という字を習い17年経つが何故か未だにうまく書けない


・算数

「算数は嫌いなんだよ数式の突起みてると痒く ....
「林檎ってちょっと女に似てるから歯を立てるときぞくっとするね。」

夕暮れに秋刀魚さばいてみるのですふと血が見たくなりましたので

夜遅い夫の帰りを待ちながら深く深く爪を切るわたし

 ....
水葬の教室
鱗を捨てた冬
シーラカンスの鳴き声を聞く



バス停の一駅ごとに君がいて
みんな逆方向を指さしてる



からだじゅう絶縁テープをまきつけて
ひとのか ....
一晩で世界中をとびまわるサンタの時給はおいくらかしら 電飾のアーチ 指きり 白い息 新世界でも生きていけるさ パレードの喧騒にわかに散ってゆくここから遠いこころを想う



思い出す前のぼくらは幸福で雨雲は必ずしも雨を孕んでいるのだろうか



マタニティブルーできみは海の中ほんと ....
はるなさんの短歌おすすめリスト(123)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
回転木馬- 都志雄短歌511-1-23
一月- mizunomadoka短歌211-1-19
ひかり_へだたり- 木立 悟短歌311-1-2
やっつ、新宿でおもうのうた- はちはち ...短歌510-12-13
朝琴- 生田 稔短歌310-11-26
真夜中だというのに眠れない- TAT短歌4*10-10-23
温泉- 小川 葉短歌110-10-23
雨の夜長- さつき短歌210-10-15
adolescent- きらく短歌210-10-14
秋のうた・三首- あ。短歌4*10-10-7
侵食- 佐藤真夏短歌1*10-9-25
- 黒田康之短歌210-9-17
幼心のうた- 橘あまね短歌910-9-5
雪月花_- 夏嶋 真 ...短歌29+*10-7-27
なぜかピアノのある物理講義室で、たいまつをよむかじさんが好き ...- は やし ...短歌310-7-19
犬の歌- 藪木二郎短歌310-5-24
僕の趣味は彫刻なもんで- TAT短歌3*10-5-23
今日はふとんに巻かれよう- 桐谷隼斗短歌310-5-18
synthetic- mizunomadoka短歌210-4-27
花見- 朱印短歌110-3-27
サウスチェリー- きらく短歌410-3-17
こえ- sh短歌9*10-3-9
オレアイダ- 瑠王短歌2+*10-3-1
ZOO- あぐり短歌6*10-2-27
教、育- 吉田ぐん ...短歌3710-2-9
結婚してよかった、とか言ったことない- 吉田ぐん ...短歌2209-9-14
マザーグース- しろいろ短歌1109-2-8
最低賃金は722円で- うみとゆ ...短歌2*08-12-24
新世界- メメズワ ...短歌208-11-18
今日ここから出て行ったものがやがてデッドエンドの果てからふた ...- 本木はじ ...短歌12+08-10-24

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5