すべてのおすすめ
飛べない魚が
雲の中から這い出してくる
ふるい戦闘機のなきがら
双胴に牡蠣殻のいちめん

酷使されたラジオから
喉をさいて響く歌
あたたかいミルクを呼んで
冷たい夜に泣く ....
とくん、とくんときみはうなずいて
真昼の空をひろげてみせた

背伸びして手をのばしてもまだ遠い
青の時間につつみこまれる

目をふせて きみは何かを想ってる
雲にかくれた月に似ている
 ....
観覧車が
左回りに
新しい青を曳く
真昼
女のかたちをした雲の
乳房の裏側あたりに
太陽がかくれて
鼓動している
レイニーレイニー、
甘いくさびとしての水滴が
ぼくの頸椎の4番目くらいを目指して
さかんに落下してくるのだ

メイデーメイデー、
苦いくびきとしての水たまりは
雨粒をよけるたび大きくなっ ....
泣き止んで幼い心ともにあれ
小さな日々に戻れないなら

ゴム長を引っ張り出した夏の午後
君は来る来るあの日の傘で

戯れに一段上げた跳び箱を
君が跳ぶまで帰らせないよ


 ....
はるなさんの橘あまねさんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
即興(夜空への祈り)- 橘あまね自由詩1312-1-5
夏空のうた- 橘あまね短歌1211-7-22
青を思う即興- 橘あまね自由詩911-7-22
レイニーレイニー- 橘あまね自由詩1011-6-1
幼心のうた- 橘あまね短歌910-9-5

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する