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前世と来世の間 彼の世にて
無数の吾が私になる前の構想

吾に5本の指がついている場合
オノコになるだろうか
うむ、メノコやも知れぬ

吾はさっそく5本の指だけを拝借して
予行練習 ....

今日、
東京タワーの先っちょに座布団を敷いて
Tシャツとパンツ1枚のまま膝をかかえ
みつからないよう過ごすバイトをみつける
そこで見えた色んなことを書きとめると
次の朝の電車1台乗り過 ....
( somewhere



両手をポケットにつっこんで歩く
暑いのに
もちろん握りしめたてのひらの筋には
さっき飲んだポカリが速攻溢れだして
素足のスニーカの時みたいにぐっちゃりして ....
ある日 私が見捨てた鳥が
私の目のなかに棲みついて
朝は右目 午後は左目と忙しい



ある夜 視線が重なったとき
鳥が見るもの
私が見るもの
憎しみにそんなに違いは無く ....
そんなに ふるい うた ばかり
あなたは まもられ かぜの ひめ

なくな とつうじる くうはく の
とわ の はごろも その まなに

それでも ふるい ゆめ ばかり
あなたに まもら ....
さびしさに
ひざをかかえて
タオルケットははいだまま
「る」の字でねむる

あの{ルビ娘=こ}は今頃
遠い空の下
今夜も誰かに抱かれて
求めあう「る」と「る」を
くみあわせてる

 ....
あせもがかゆくて眠れなくて

だらんだらんとあなたとめーる。

他愛のないことば一つ二つみっつよっついつつー

いつもは難しい話ばかり。
たまにはいいよね
そうやって距離をはかる。
 ....
苫小牧の少女が一篇の詩を書き上げる頃
渋谷の未成年たちは今日の居場所を探す
小さなハコで鮨詰めになって揺れながら
沖縄の夜の珊瑚礁を思う
糸井川の漁村の少年は
明日の朝の漁を邪魔 ....
ぎざぎ ざ 
の はーと

小骨 を トッテ は
陣取る 

いかれた ピアの ん

かき抱く 絶望 
抜ける 髪

あんたは つまり 正しくて
嘘 は つけません 
 ....
母方の祖母の雪江さんは
70歳くらいでガンで死んで
お通夜の次の日に突然生き返った

その時なぜか僕1人しかいなくて
雪江さんは自分の死化粧を見て
「えらい別嬪さんやなぁ」となぜか ....
きみ の 入った
ゆで 玉 コ゛

殻 と うすいもの
取って

確かめてもいいかい
黄色 の 熟成に

ツイ テ
 

呑もうとしても呑めない
コップのなかの氷
それは
自分の指の影だった






音が止まってしまったのに
映画はまだつづいていて
あたりを見わたすと
席に ....
あなたは、
簡素な手順でわたしの胸倉を開き
匂い立つ土足
こればっかりは慣れないものです
その度に鮮やかに毟られる


あなたと遭難したい
篭って
香しき動揺が眼に見える位置で
わ ....
映写機のカラカラする音が響く



遠くでぼくらが病んでいる



満天の星に 落としてしまったもの



青いおれんじ色の枕 ひとつ下さい



噴水 世界は世界の意 ....
 埃の体積する部屋にも
 光りは射す
  
 この空は

 吸い込むの
 落ちてくるの

 光りは涙みたいだね
 
 透き通った影
 触れるとあたたかいから

 僕はとか ....
ひるがえる灰色のシャツ
がそっぽを向く夕暮れ
の片隅に咲いている花
とそれをなじるあなた



本当は愛してたいのに
を口にしないひと
そして思ってもいないのかも
と勝手に悲し ....
1 会った時に浮かんだイメージを2、3分持続させましょう。

例えば、毛むくじゃらで緩慢な男性をあなたが「何だかもぐもぐした人だ」と感じたとします。「○○さんってもぐもぐした方ですね」と言うと相手 ....
  けだもの


かぜ 

そよいで
いる


だもの
「明日、注文していたものが届くの」と
 少女が嬉しそうに笑って言う

 何を? 私は訊く

 すると

 少女は真顔で黙り込む
僕は、いつものように、
かのん、と救急車に乗っていた。
かのん、は三つで
救急車はキライで
でも、救急車のおじさんはヤサシイ、
って言う。
透明な酸素吸入マスクのゴムがきつくて
イヤイヤ ....
秋のあいだ
ひとり山に引きこもって
ギンナンギンナンって踊っています
つま先で立って
小さい冠をかぶって
麗しの八合目で
姫です



真っ赤に猛る裾を尻目に
ギンナンギンナ ....
私は一年ほどまえに勤めていた会社を退き失業保険となけなしの貯金にてパソコンを購入、偶然にもこの現代詩フォーラムに漂着、以来やっとこさ、人様に読んでいただくためにものを書くという行為に目覚めつつある寝坊 .... かお
わろてるかお

たまごやきの ふちを
ようやけんひと
きかんしゃに
ようとびこめんあたし

だいたいは こなごな

もはや


なんもでけへんけど

あんたの洗濯だ ....
今の時間までの投稿は

とりあえず全部読んだ。

本嫌い

(正確には長い文章を読み続けるのが苦手さん)の私が

ここまで読みふけるとは..

老けるわけだ..

さっきまで少 ....
「小林亜星」とささやいてみる。
フランス人になった気持ちで
やさしく、女をいたわるように、


コバシャセ?


「井手らっきょ」と諌めてみる。
イタリア人になったつもりで
派手な ....
君と居るとなんだかホッとする

なんとなくなしあわせっていうのかしら

毎日がこのまま続いて行きそうで


君ははじけててソーダみたいに笑ってた


僕にも恋が見つかるかしら
 ....
時々、半年に一度くらい、文字が判らなくなる時がある(時期があった)。
この日本語というものが、意味のない記号のように見えるんだ。

例えば、『あ』という文字。
可笑しくないか?
線が、三 ....
わたしにはおかあさんがいます
おとうさんもいます
いもうとも
おじいちゃんも
おばあちゃんだって
ともだちはたくさんではないけどしっかり
しりあいとよべるひともそこここにゆびさすことができ ....
恋をしていた
たぶん
していたんだと思う

バラ色の生活を
夢見ていた
幼い想像で

こんな
冷蔵庫の奥で干からびた漬物を
片付ける為ではなく
マドレーヌなんか焼く為に
台所に ....
黒いカーテンでよかった

遮光カーテンは甘いのだ
まえに
水蜜をくわえて 跳ねた汁をなめたら
甘かったからほんとうだ

ふくらはぎの下で
かりっこりと かりっこりする

彼の爪だ
 ....
ふるるさんの未詩・独白おすすめリスト(288)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
彼の世にて- 湾鶴未詩・独白304-8-2
付箋七月- yozo未詩・独白404-7-28
午後、水飲み場で- yozo未詩・独白3*04-7-23
ノート(私が見捨てた鳥)- 木立 悟未詩・独白504-7-22
おろし_- 砂木未詩・独白5*04-7-10
「る」- 服部 剛未詩・独白31*04-7-9
熱帯夜- けらまご未詩・独白104-7-8
遠い朝、泣かない夜- いとう未詩・独白21*04-7-5
みに_好運_機- 砂木未詩・独白5*04-7-2
雪江さん- いとう未詩・独白3804-7-2
オー_サラ_ダ_- 砂木未詩・独白4*04-6-30
ノート(白連符)_- 木立 悟未詩・独白504-6-30
立春- 嘉村奈緒未詩・独白38*04-6-28
一行の複数形- 青色銀河 ...未詩・独白104-6-21
アーガス- マッドビ ...未詩・独白604-6-19
三千世界の烏を殺し- フユナ未詩・独白14*04-6-18
オフ会話し方教室- 山内緋呂 ...未詩・独白11*04-6-16
- 砂木未詩・独白12*04-6-4
注文- 和泉 輪未詩・独白1304-6-3
『ヤサシイ救急車のオジサンと一緒に』- 川村 透未詩・独白35*04-5-30
ペチカ- 嘉村奈緒未詩・独白1904-5-13
独白・書くこと、と、読むこと- 石原大介未詩・独白8*04-5-12
あほうの鏡- 山内緋呂 ...未詩・独白3*04-5-11
全部読んだ- 蒼木りん未詩・独白3*04-5-8
豪華ボックスセットデジタルリマスター済- 石原大介未詩・独白18*04-5-2
なんだかホッとする- はちみつ ...未詩・独白304-4-19
文字が失うもの。- えりおん未詩・独白204-2-25
なみうつ_むね- 船田 仰未詩・独白5*04-2-24
気付いたんだ- さち未詩・独白404-2-24
婚姻と同情のあいだ- 山内緋呂 ...未詩・独白6*04-2-24

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