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せっかく育った野菜たちが
不機嫌な嵐に踏みつけられた
土砂にまみれたレタスたち
店先まで行けるかしら

町のスーパーで
どうにか並んだレタスたち
一個400円は高すぎるの
それでも
 ....
9月27日からの
朝からの、
おとなの時間では沸かれない
とぉっても短い一日は
犬なの 猫なの  その仲間
なのかな。

じゃなく ぼく
未来の夢をみた

そらパノラマ知りたくない ....
お月さま沈まず
だんだん長く待ってくれる
私が眠るまで
空にいてくれるだろう
それも
満ちるまでの少しの間

お月さまだって
事情がある
そうそうやさしくもしていられない
だけど
 ....
今回の台風で人が死にました
前回の台風でも人が死んだにもかかわらず今回の台風でも死にました
僕は事前のニュースで、前回の約4倍の規模の台風が来るというのを聞いた時点で
「今回も何人か死ぬだろうな ....
貞子先生は蓄膿で

昼休みや
授業中も突然居眠りを始めて

じっと見ていると
貞子先生のとがった三角の鼻の先から
鼻水がポトリ..落ちた

先生の思い出は
いつも穏やかな晴れた日
 ....
あなたは
子供っぽいことを言うと思うでしょうけど

あなたには
女みたいに情念で動いて欲しい
周りの目など気にしないで
ただ、私のことが好きだからと
それだけの理由で海をも渡ってきて欲し ....
紙コップに注がれる筈のインスタントコーヒーでいい

白いカップに淹れて

ください

珈琲は 

正装で飲むものかと

私を大正時代に連れて行って

銀の匙で

薄色のスー ....
ノンシュガーなはずのコーヒーがやけに甘い
隣の席の黒い帽子の男が
ぼそぼそとなにかつぶやいている

路地裏から路地裏へ
狭い空がえんえんと追いかけてくる
どうやらこの街からは出られないらし ....
さいだぁ
けされるために生まれてきた
風見鶏の嘴
四方八方への路
くるりと北へむかうとき
あんだぁ
つぶやいた口笛
すこし汚れた半そで

わんだぁ
せかいじゅうにあまいだけの嘘と
 ....
そんなにも孤独と悲しみを愛していたのだろうか

私はコーヒーと煙草があれば生きていけたし、岩や鋼の景色が好きだ

砂漠が好きでした

私にはそんな頃もありました

私は笑っていました
 ....
 太いものはいろいろあるが、
 みんなどっしりとしているわけではない。
 たとえば、ジャンケンの強い
 太一君。
 こいつはふぁ〜として、とてもじゃないが
 横綱のオーラはなんかはちっともで ....
牛乳が必要だ

牛乳が必要だ 皆さん
通り過ぎるうしろの自転車灯も
コンビニの袋も
皆 白いじゃありませんか

愛する人に会ったのは 夏


キンモクセイの花びらが
オレンジに ....
わたしの靴を捨てないでください
底が削れて ヒールが丸くなっても
それはわたしの足






わたしの毛布を捨てないでください
綿がはみ出していても
それはわたしの ....
{ルビ医師=いし}らバス{ルビ停=てい}にいてすばらしい
{ルビ酸欠=さんけつ}さん{ルビ診察検査=しんさつけんさ}
{ルビ残念捻挫=ざんねんねんざ}
インテリ{ルビ庵癌=あんがん}あり{ルビ転 ....
しっとりと重いスポンジの中で
ただただ黙り込む
水色のことば

遠い時間の証言者
優しさの代わりに膨らんだ
水色の記憶


どんなことにも限界はあるのでしょう
今夜スポンジをしぼろ ....
台風去って 青空に見惚れる


白い犬が

着メロにあわせて唄う

わお〜ん わおぉ〜〜ん


林檎を食べていると

傍に来てお座りする

一片あげると

シャリシャリ ....
左、
右、

左目  君 人に見える タバコを吹かしている 暇らしい。
右目  君 眩しく映る 後ろにある夕陽?いや 恋らしい。

右肩  ツボ かなり凝っている。
左肩  ツボ この辺 ....
竜が獲れた。これで数十年は村の食料だけで
なく地位も名誉も安泰なのだろう。ウマサ(*1)
が長と何か話しているがここからは聞き取れ
ない。若い者が数名命を落としたらしく、笑
みの合 ....
矢野顕子を口ずさみながら
ヒールのコツコツの月を
連れて帰る

つらい分だけ吐き出した
あなたは楽になっただろうか
つらい分だけ黙り込んだ
私はどこへゆくのだろうか

もう二度と ....
破 点線のぬり絵
やぶれても

まだ 色がぬられてない

電車内で 公園で 商店街で 能楽堂でぬっていくところです

能舞台では
面と厚い衣装
おはなしの全てが声
生き方の全てが
 ....
目、ぬれてる
ポケットにひばな、突っ込んで
夜が死ぬのを待ちました
ワルツされる 砂の中で
心底待っていました
(水溜りで溺れます)
(水溜りで喜びます)
林立した子供の列はファ ....
誕生日を 何度祝う人がいるだろう

生から1回
27度 おめでとうという姉
27で 姉が空にいることを知り

28 5分が過ぎて 28

いくつかの頃 姉が28だった歳

「私 ....
リリイは寝そべって
太陽を見ていました





   暑
   い
   夏
   の
   日





           (でも平べったくないよ?) ....
電車のドアにもたれて

景色を見るのが好き

ジャストタイミング




ウンコをしてる犬と目が合った

バツの悪そうな顔が小さくなる




今日も一日

良い日 ....
骨は透明にならない
あかりがほしい
培養されるあまい箱が
朝焼けにとけ
からだがいなくなる
そんな日のため
骨を磨いて
手をあらって
近くにいても
遠くにいても
あるなら
 ....
おさないたましいが
いつまでも浮かんでいた とき
すべてが凪いでいた
まっさらな夏の日


あさい角度でそそがれる
いまにも壊れそうな
まひるのほしのひかりが
あたためすぎた布団から ....
なんか
ごみばこにいっぱいだよ
これ、
ティッシュ


でも、か だから、か
さっきから、ねえ
手も
つながないのねえ


もしかして
これって
きみなりの
誠意

 ....
おとうとの写真
って
いつも
いまいくつだろ、とおもう


ろうそくに
火をつけて
手をあわせて
いまいくつなの、と聞くと


それよりも
ねえちゃん、はだかだよと言う

 ....
ミルクと砂糖がないと駄目なんだって
そこそこに君が吹いた嘘と虚勢に
僕は今もつまずきながらです




そのノドボトケに白百合の花
ただ愛しい愛しい ....
何と言うか、ただ単純に「好き」なんだろう。

とにかく、好きである。

喜んでくれれば嬉しいし、一緒に居て嬉しそうにしてくれる時もまた嬉しい。

何かで笑っているときも好きだし、悲しそ ....
ふるるさんの未詩・独白おすすめリスト(288)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
悲しいレタス- さち未詩・独白7*04-10-29
「ふらすと」- パール子 ...未詩・独白304-10-24
月のある頃- 蒼木りん未詩・独白4*04-10-23
今回の台風で人が死にました- span未詩・独白6*04-10-22
貞子先生- 蒼木りん未詩・独白2*04-10-22
手紙- ミズタマ未詩・独白104-10-19
紙コップ- 蒼木りん未詩・独白4*04-10-17
無題です- ワタナベ未詩・独白9*04-10-15
わんださいだー- 石川未詩・独白704-10-14
私ではないこと私であること- 山内緋呂 ...未詩・独白704-10-11
- 湾鶴未詩・独白2*04-10-11
白色恋唄- 山内緋呂 ...未詩・独白1004-10-10
歩行- フユナ未詩・独白7*04-10-9
加減見ん外科- エズミ未詩・独白19*04-10-4
スポンジ- mayaco未詩・独白7*04-10-2
休日- 蒼木りん未詩・独白3*04-9-30
左。右。- 湾鶴未詩・独白504-9-27
竜の牙- いとう未詩・独白1204-9-25
うさぎラーメン- 石畑由紀 ...未詩・独白1404-9-24
すい_と参る- 山内緋呂 ...未詩・独白504-9-22
ファンファーレ- 嘉村奈緒未詩・独白904-9-17
12時過ぎ- 山内緋呂 ...未詩・独白404-8-31
交差点のリリイ- いとう未詩・独白1004-8-30
ジャストタイミング- 木葉 揺未詩・独白9*04-8-29
まだ透明じゃない- 石川未詩・独白404-8-20
びー玉- 未詩・独白804-8-19
ゆるり- みい未詩・独白10*04-8-16
はしょる、はやさ- みい未詩・独白47*04-8-15
チョコナッツコーン- フユナ未詩・独白504-8-14
好き- おっとっ ...未詩・独白6*04-8-10

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