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深い森の中では
フクロウが夜を歌ってる
あの娘は眠りの浮舟に乗って
夜空に漂ってる
僕は時の移ろいを感じて
すこしばかりお酒を飲んでいる
通りに出れば路地裏で
アスファル ....
あの頃、私若かったから
それが恋だと気付かずに
空気ばかりを殴ってた
急に、昔に戻っても
結局あなたを前にまた
空気ばかりを殴るでしょう
「それが恋だ」
と気付く程度に
成 ....
旧校舎の
三階と四階の間の
踊り場の窓から覗く景色は
いつも違う
ことを知ってるのは
私と少女だけ
少女は
私たちと
制服が違う
遠いところから来たから
ただそれだけで
何か ....
植物に炭素が良いからと、
畑に、ダイヤモンドをいれても
....
白く無骨な あなたの指が
真っ白な鍵盤の上を 滑るようになぞって
この世の何よりも 美しい音を奏でるように
いつの日か
あなたのその 無骨で愛おしい指が
あたしを 奏でる日が来るよう ....
RaReRuUhuuuu...
お願いだよ、たったひとつだけ
聞いてよ、あのねあのね
RaHaHaFhuuuu...
本当はさ、判っているんだけど
こんな姿にまさかね、なるなんてさ
も ....
七人の敵と戦って 今日も無事に
帰ってこられた おかげさまでと
熱燗をつげば ウチのかみさま
ぐいっと飲みほし こてんと倒れ
そのまま 眠ってしまうのである
なぁ、後何年だろうか。
何十年だろうか。
死ぬまで。
人は、死ぬために生きてるんだ。
って、言われたらさ。
結論を急ぎたい俺は。
どうしたら良い。
まぁ、恋し ....
開けた扉から洩れた
明るい光と暖かな風
重なり合う笑い声に縋ろうと
手を伸ばしてはみたけれど
扉は再び閉ざされた
戻らなくてはならない
約束の時間だ
あてがわれた場所は
ここではな ....
マリンちゃんが入院した
急性虫垂炎だった
俺も六年生のときやった
たしか下の毛をそられたとおもう
うぶ毛だったけれど
マリンちゃんのあそこが
うぶ毛だったとは思わない
ただマリンちゃ ....
私が わたしを愛するが故に
己の心の内を 限りなく素直に また麗しく
そして 透明で自然なものと化して
音を 彩を 魂を導けたら・・・
黒カラス。
ゴミを漁りて世を乱す。
僕の出すゴミ見向きせず。
嬉しいような。
悲しいような。
階段で。
予想以上に足が出ず。
脛を打ち据え悶絶す。
疲れているなと慰める。
老いた ....
ニキビひとつ
君を想えば
潰れてしまって
君への愛が
膿となって飛び出す
愛愛アイタタタタ
潰れてしまって
君に会えない哀しみが
膿となって飛び出す
哀哀アイタタタタ
....
ボンネットの上で暮らしながら
おれは浮き輪の目立つ格好をしている
二酸化炭素が好きで
画鋲がきらいだった
クレヨンの先がつぶれて
壁にめりこんでゆく
....
たいした事はしていないのに
アリガトウを言われた
すごく幸せな気分になった
少し手を貸してもらったから
アリガトウと言った
また幸せな気分になった
どうやら
アリ ....
澄んだ蒼い世界
青春の色
車に引かれた君
蒼い世界に、
目の前で飛び散る、
君の赤い血。
あまりに綺麗で
見とれてしまった
死んだ君との別れ
瞬いて、涙
ミッドナイトに ....
人間皆はかなし
誰もが愛を欲っし
愛によって包まれ癒される
人は心愛を求める為に彷徨い
ゴールにたどり着くまで旅を続ける
天井を見上げて
大きな声で
サンタさん今年もありがとう
プレゼントを眺めて
困惑した声で
サンタさん今年はお手紙忘れたのかな
親を見つめて
....
ビルの谷間で風が巻く
舞い上がる枯葉を集め
粉々に引き裂かれた夢屑
空に溶けて消えていく
電飾の輝きを纏う聖母像は
美しい無表情を晒して
渋滞の国道を見下していた
履きなれない靴 ....
信じる奴しか救わない神様なんてクソ喰らえだ!
と叫びたい衝動をどうにか抑えつつ煙草を吸う
信じなきゃ地獄行きって脅迫じゃねぇか!
と叫びたい衝動をどうにか抑えつつ珈琲を飲む
貧弱な軽自動車を街 ....
欲しかったものを手に入れたとたんに
他のものが欲しくなる
判ってはいても止められない
「欲しい」には夢と希望が満ち溢れ
手に入れた後には虚しさが残るだけ
(捕らえた獲物には…なんて言い訳がま ....
行き当たりばったり俺の人生
今日も明日も明後日も
通り道には通せん坊
それなら俺は回り道
くだらないことでも一生懸命
何処かで誰かが認めてくれてる
ありがたや、ありがたや
....
私が知らない、あなたの息遣いがある
私が知らない人の前でその息遣いを
あなたは、する
固く組んだ指を解いて
代わりに軽く瞼を閉じて
あなたの裸体を描くことができる
その正確さにやるせな ....
正月を準備する
派手な飾りから
ちんまりとした飾りへ
わずかな隙間から
広い世界を望み見る
そこには
竹の風が吹く
正月を準備する
動く飾りから
静かな飾りへ
はるかな雲間から ....
あなたの心は
玉子の中で眠る小さな生命のように
本当は、安らいでいたいもの
薄い一枚の殻を纏って
周囲の様子を気にかけながら
時には泣いたり、怒ったりクスクス、と笑ったり
....
表面上はとてもとても綺麗で平和な世界
だけど現実は残酷で生きる事さえ難しい
感情をも失いかけて和によって保たれている
世界の平和を望んでも現実は避けられない
人は何 ....
いつかきっと今の苦しみも喜びへと変わるだろう
いつかきっと心の闇もはれるだろう
いつかきっと夢も現実のものと成るだろう
いっかきっと空も飛べるだろう
いつかきっと自 ....
想いと
ことばは
まったくのべつもの
あまりにも似通っている、べつもの
うまれた想いを、
そのままことばに乗せられる、と
そんな気がしてしまう
ことばの背中に、
....
ロマンチックにおなり猫
あまりにも淋しすぎて
おまえに何ができるというの
ロマンチックにおなり猫
夕冷えのする野原の中に
ひとつだけ咲いた白い花
おまえのようだと言いたいけれど
ロマンチ ....
街では
緑と赤がすべてに取り付けられて
大きな箱と声で賑わっている
何もかもが動
聞こえてくるのは
心を後押ししてくれる
楽しい曲
心が奏でられる
街の賛美歌
森では
緑も ....
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