すべてのおすすめ
さあ、早くしようよ

何やってるのかな

ところで何を持っているの

いかさま 持ってないの

いかさま 持ってないと いかさま され放題だよね

搾取  持ってないの  ....
大人になると
目に映る全てに
順番を付けて
幸せを急ぐ

振り切って
好きなものを
選べる力が
正義なんだと
言い聞かせた夜

ミシンをかけた
雑巾の表と裏が
どっちでも同じ ....
  

ファイヤーバードが心のどっかにとまって
翼を丸めてうずくまってしまう
僕たちはそれぞれの命を生きているのか

解き放てファイヤーバード
心の中のファイヤーバード

やがて僕ら ....
一月一日、お正月。軒さきを小さな人がとほつた。

岬の根元にある町の上に、夏の海のやうな空がひろがつてゐる。

中学校の音楽室で、若い先生がバッハのオルガン曲をひいてゐる。
春には結婚す ....
黄身の大きさが違う目玉焼き
食べれば同じ味がするのだから

きっと左右のバランスが違う
この眼にだって夢は見えるだろう

頭は嘘を付かないプロペラを
心で回して不安定になる

前髪で ....
どんなゴミ袋にだって
夢を詰めれば
膨らむプレゼント

受け止めながら
生きていきたいから
名前を書くのさ
大きく正しく

恥ずかしくても
笑われてもまだ
諦めきれずに
空気を ....
自然環境におけるチャンスは
人間の想像以上に確率の低いもので
まず心よりも先に
愛しいと感じる全ての器官

すれ違う
ということも心より先に感じる

そこにある(いる)、ということは
 ....
寄せては返す波に
少しずつ後ずさりする

わたしたちは些細な願望や欲望を叶えて
どうにか生きながらえているね、平成

何か言い訳をしたくて仕方ないだけなら、
たとえば、あの鐘を撞いてみれ ....
老人はおまえに
ものを
放りこむ
赤々とした
その口へ

おまえの頭上で鍋が笑っている
数限りない夕餉の匂いがおまえに
染み付いている、また酒の芳しい香りと
血の流れと涙は静かに漂っ ....
「表裏」


表が出来るのと同時に 裏が生まれる


裏が出来るのと同時に 表が生まれる


あの人が好きだと思う  のと同時に 嫌いが生まれる


あの人は偉大だ と ....
こうした方がいい


こうするべきだ


こうしなければならない


そんなような、根拠のない、納得できない 規則やしきたり そういった類のものを


愛想笑いしながら ....
大きな泉でも皆が醜く争えば



小さな泉でも皆で仲良く分け合えば





たとえ泉を作りだすことができなくても


後ろの方で述べたことは自分次第で変えられる -と ....
夏コミ

ガロイ先輩の冊子の山は夏の氷のように無くなり、最後
の一冊を手に、どうしてこんなもの、と皆目見当もつか
ない僕に、代々木駅掲示板のカリスマだったんよ、とチ
ブラさんが明後日を見なが ....
 思いめぐらす ラブレター

 通学途中 カドの文房具店

 初めて便箋に手を伸ばす

 心の中はパズル模様

 白い紙に縦罫線だけのもの

 パズルを解き明かし

 罫線 ....
スポーツで一人の勝者が嬉しそうです



発明した一人の人間が嬉しそうです



空前の高収益を上げた一人の起業家が嬉しそうです。



そんなもん もうやめようや 真面 ....
真夜中の解放区にたどりついて
心はこわばっていた輪郭をほどいてゆく
すると時空はみるみる遊色化し
心の奥に隠れていたいちばん柔らかい部分と
とめどなく融け合うのだ

やがて眠りがお ....
まぼろしの人は戸口を開けて、歩いていった
後ろ姿が遠のいてゆく
夕映えへ連なる… 小さな足跡

――それを誰かは数珠と云い
――それを誰かはロザリオと云い

      *

木漏れ ....
冬のしゃぼん玉たち

雪にはじめまして やぁ、はじめまして
それからさよなら ふれたら消える友だち
めくばせしながら ふるりふるり

のぞきこんでごらん ほら うつるよ ....
傍から見ていると、僕が一人で沢山の沢山の人と綱引きしているように見えるかもしれない。

でも、僕は綱などは引いてはいない。

彼らが引いている多数の綱の先は、大きな大きな木に結わえられ ....
くらい 翼をひろげて
古い調べから とほく紡がれ
凍てついた 水を恋ふ
しづかな もの

ひとの姿を 失つた日
ひとの心を おそれた日
雪を待つ 地へと降り立ち
ひそや ....
 陸上短距離選手の名において

 貴方の元へダッシュする
 
 待ち人でないのは知っている

 それでもダッシュする
 
 手の届かないゴールでも
 
 猪突猛進ダッシュする
 ....
僕はなぜこの道をすすむんだろう



ボロボロになっても



誰からも認められなくても



ほんのかすかな気配しかなくても



この遙かな険しい道を  ....
『椅子』

もしここに椅子がなければ、
自分だけ
椅子がなければ、
どうするだろうか?
立ち尽くすのか、床に座るのか
だれかの椅子を奪うのだろうか
それとも黙ってその場をさるのか

 ....
僕はその頂きを極めて、その後で


それについて語っているわけじゃないよ


今はまだ、そこを目指してトボトボ、トボトボ、休憩したり景色を見たりしながらゆっくりゆっくり進んでいる段 ....
揺れて落ちて
踏まれた一粒が
私の涙だった
気がするよ

甘い味をした
透明なままの
レンズが割れて
元に戻せない

何も見えなくなった
夜の深さを
果実で埋めようと
手を掛 ....
笑顔で迎えてください

サンタの来ない日も
家族の集わない年の明けも
友と会えない誕生日も

あなたの心には年輪があり
静かな沈黙があり

この星があるならば

雲の上は ....
銀杏の葉が

繋いだ 手 のなかにとけていくのを
ひとつの幻想として編んでみるふたり
秋を数えては冬が来るのを拒むけれど
数えるほどに擦り傷だらけ、ざらつき

ほどけて かなしみ ....
少年の 碧い心音が 秋桜の花束と 共振するから
ほろほろと 崩れゆく 夜の輪郭を 掬いとる指に
まとわりつく記憶は 水彩の淡さで かなしく
けれど窓の遠くに 群青の塔群が 絶え間なく
銀の月と ....
花びらのような
スカートを纏い
その指で散らして
欲しいと願う

胸の鼓動を
キュンと早くする
苺が潰れて
しまいそうなほど

甘酸っぱい時を
口に含んだ
白い吐息が
運ばれ ....
 フワフワとユラユラと

 なんでも受け入れる

 丸い心と四角い体

 優柔不断と紙一重

 思いめぐらす夏の空

 待ちわびる秋の空

 突き刺す声と冬の空

 凍 ....
杉菜 晃さんの自由詩おすすめリスト(973)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
難局になればなるほど最後には自ら光るもの- そおっと ...自由詩2*19-1-4
払拭- ミナト ...自由詩419-1-3
Fuoco_Intrappolato/閉じ込められた火との約 ...- AB(な ...自由詩319-1-2
一月一日のバッハ(再掲)- 石村自由詩18*19-1-2
雌雄眼- ミナト ...自由詩419-1-1
旅人- ミナト ...自由詩318-12-29
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はじまりの鐘- 青の群れ自由詩718-12-28
埋み火- 帆場蔵人自由詩1218-12-23
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近視眼- そおっと ...自由詩11*18-12-19
真夜中の解放区- 塔野夏子自由詩7*18-12-19
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冬のしゃぼん玉- 帆場蔵人自由詩5*18-12-15
綱引き- そおっと ...自由詩1*18-12-14
初冬小曲- 石村自由詩21*18-12-13
奪取- 佐白光自由詩3*18-12-12
そんなわけで- そおっと ...自由詩4*18-12-12
椅子のいる風景- 帆場蔵人自由詩7*18-12-12
頂きを_目指す- そおっと ...自由詩7*18-12-11
葡萄- ミナト ...自由詩418-12-11
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始動- ミナト ...自由詩218-12-9
丸い心- 佐白光自由詩3*18-12-9

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