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花の{ルビ陰=かげ}は柔らかな光に包まれている
そこは決して暗くはなく
日差しを柔らかなぬくもりに変えて
まぶしさを穏やかさにする

花の蕾に包まれて私は眠りたい
ベッチンの様な花びらの中 ....
多分、初めて思う
病院で、見た景色
残された、老人の

心の景色

隣り合う、夫婦
齢を重ねた、二人
刺身とケーキと、記憶
そこにあった、幸せ

消失

心が壊れ ....
月光輪は白く
外灯は虹をかがやく
世界は青く
白い道をしめす
道端に手向けられた花は
誰をしめすでもなく語りかけ
僅かな戦慄と蜘蛛の糸のような
儚い残存を与える

あぁ、夜だ

 ....
しっかりしなくて大丈夫
しっかり食べて
しっかり寝て
しっかりウンチしてれば大丈夫
生きているから大丈夫
それだけだって凄い事
それだけ出来れば大丈夫
美しい夜の匂いに身を震わせその全てを溶かすのだ
染み込む様な水の匂いに甘いカラメルの様な薪の匂い
刈りたての柔らかな藁が夜気を含みいっそう柔らかになる匂い
遠くに見えるオレンジ灯りは学校の宿直だ ....
賎民という事実を隠しながら生活する彼(僕)は、「戦うのは嫌だ」と、入隊から逃げていた。ある日、町中で徴兵部隊に捕まる。徴兵部隊の隊長は「徴兵にならないのは根性が足りないからだ」と、連れてきた賎民を殺せ .... 靴下の 穴をかがれど またかがり

箱を開け ケースを出して また仕舞い

生乾き 取り込み部屋に 再度干し

夕方に 音のみ見える 人の業
ああ食べた 幸せの後にやってくる
後悔{ルビ量=ばか}量りの秋の鍋会
久しぶりに散文を落とそうと思った。なぜってまぁ、仲治君の散文を読んだから。途中までだけど。面白かった。続きはまた読もうと思う。なんだかんだで、僕は仲治君の散文が好きなのだ。あと、イカイカさんも。イカイ .... 魚な感じの魚が泳いで行って
すれ違いに
自分ってなに?ってって
金色?
赤色?
なんかそんな色で
キラキラじゃ無くって
ギラギラって感じで
瞬いて
眩しくて
眼が痛くって
喧しく ....
橋の袂から川に沿って伸びる灯り
向こうは賑やかだね、と言う
川は此方から彼方へ
花火の焼けた火薬の匂い
炎に揺れる小な提灯あかり
再び鳴き始めた虫

るりり、るりり、るりり、

ばあ ....
秋だ
秋の匂いがする
秋の風の匂いがする
まるで秋だ
去年も感じた
秋の気配だ
夏だ
蝉が鳴いている
去年も感じた
夏だ
夏が来た。
夜の
電車の
少し開いた
窓から、

夜の
多摩川の
水と
森の
匂いが、

染み出した
夜の
小さな
祈りから、

僕と
君が
右と
左の、

熱が
抜け ....
雨がまた、降り出した
水曜の午後
憂鬱なマクドナルド
心臓の様な交差点
右心房、左心室、
左心房、右心室
そこにある血液と営み
規則正しい信号の流れ
ニューロンからシナプスへ
シナプ ....
フライパンの中から
魚が愛してって叫んでる
身を焦がしながら
優しい口づけを待ってる
あぁ魚よ
うるめしい魚よ
愛してるといわしておくれ。
その町はいつも晴れていた
暖かな日差し、爽やかな風
青い空に、柔らかな雲
町外れの湖には
それらの全てが溶けだし
大きな森を育んでいた
青年はその湖に足を浸しながら
いつも遠い、見知らぬ ....
愛を奏でるちいさな小鳥
  ちいさなちいさなちいさな小鳥
あんまりちいさなお声だもので
  愛のおうたが届かない

夢の実の成るちいさな木の芽
  ふわふわふわふわふわふわ木の芽
あんま ....
言葉を書いている
何を書くかなんて決まっていない

昔のことを思い出している
何を考えていたかなんて覚えていない

人のことを考えている
それは誰を思い出そうか考えていた

僕は
 ....
小さな渦のなかで停滞している
それは停滞と言う名の逆行
不動のそれはむしろ
流れに飲まれるよりも疲れる

足を離して浮かんでしまえば良いのに
それは二度と取り返しがつかない様で
まるで小 ....
すべてはこのバスの中で完結している
ふとそんな言葉が頭を横切る
雨はもうじきあがるだろう
そうして所在無さげに
手すりの傘だけが残るのだろう

老人は窓と小説を交互に眺める
後ろのどこか ....
しらなかったんだ
影を洗ったら自分が消えるなんて

くさっぱらで泣いていたら
あんまり汚れて見えたから
涙をためて洗ってあげたんだ

ねえ
僕はどこにいると思う
赤ちゃんの握りこぶしには
沢山の希望が詰まっていて
それを逃がさない様に必死に掴んでいる

あのね、僕はそう思うんだ
僕らは生まれてきて
自分で生きる事を選んだんだよ
だから自分で死ぬ事 ....
どこかのどかな
こうえんのこえ
ひだまりいどばた
おくさまかいぎ
きのうのだんなの
いびきのはなし
わたしはわたしで
あいづちとんたん
あらやだびっくり
いそがなきゃ
たいむせえる ....
1・ねぇ、それはなんなの?(謝罪にならない謝罪と僕のポエトリーリーディング感)
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=180670&from=listdoc.p ....
ペットボトルの風車がきゅうきゅうと鳴った
日だまりの静寂
文化住宅の隅にさっと過ぎる影
いつまでも続きそうな
退屈で穏やかな時間
揺らぐ平行感覚
ここが向こう
ここが空
地面から放たれ ....
前置き

僕の詩には声が必要だ。この事に関しては繰り返し、今までいろいろな場所で述べている。多分、僕の詩自体にまだ、力が足りないからなのだろう。文字の力だけでは足りず、音に頼っている。そんな自分な ....
口紅口紅口紅口紅口
紅口紅口紅口紅口紅
口紅口紅口紅口紅口
紅口紅口紅口紅口紅
口紅口紅口紅口紅口
紅口紅口紅口紅口紅
口紅口紅口紅口紅口
紅口紅口紅口紅口紅
口紅口紅口紅口紅口
紅 ....
「春待ちワルツ」



学校を遅刻した日みたいに小さな開放感(バカンス)
ほわほわの光と人気のない道
ワルツのリズムで足を出すのさ
てくてく歩こう寄り道しながら

いち にっ さん
 ....
なにも出来ない事をしっている
だから少し
悲しいのだ
そこに居ない自分
そこに伝わらない言葉
私の中で膨らみ始めた小さな声は
ほらすぐ
そのままで消えてしまった
小さな泡の様に渦巻きな ....
こめさんのプル式さんおすすめリスト(162)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
花の陰- プル式自由詩1113-9-18
人の、死について思う- プル式自由詩610-12-26
世界の中には一ミリのメルヘンが浮かぶ。- プル式自由詩10*10-2-1
大丈夫- プル式自由詩5*10-1-14
水辺の夜明け- プル式自由詩209-12-20
夢の話- プル式散文(批評 ...3*09-11-7
繰り返し- プル式俳句209-11-1
秋は暮れども飽きは来ず- プル式短歌109-10-30
絵描きと詩人- プル式散文(批評 ...2*09-10-21
あれだよ- プル式自由詩6*09-10-5
盆送り- プル式自由詩8*09-8-24
- プル式自由詩109-8-4
- プル式自由詩109-7-30
「夜の」- プル式自由詩5*09-7-14
雨と憂鬱とそこに居る事。- プル式自由詩3*09-7-11
らぶ、ゆー。- プル式携帯写真+ ...4*09-7-5
「希望の丘」- プル式自由詩7*09-6-11
小鳥と木の芽- プル式自由詩509-6-7
書いている。- プル式自由詩4*09-6-2
もう、いいだろうか。- プル式自由詩3*09-5-24
「雨から延びる曲線」- プル式自由詩16*09-5-8
僕、聞きたいんだけど- プル式携帯写真+ ...6*09-4-16
力のかぎりを振り絞って生きている事を知る- プル式自由詩7*09-4-10
ひだまりこうえん- プル式自由詩3*09-4-9
誤解をとく- プル式散文(批評 ...2*09-3-21
風はうたう_僕はここに居る- プル式自由詩7*09-3-17
ねぇ、それはなんなの?(謝罪にならない謝罪と僕のポエトリーリ ...- プル式散文(批評 ...7*09-3-12
文字。- プル式自由詩3*09-3-9
詩人の話、他- プル式自由詩709-3-8
僕らの。- プル式自由詩9*09-2-17

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