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透明な筆箱につめた夢は
いつも僕のポケットに入っていた
どこへでも持って行ったし
どこででも開く事が出来た

だのにいつの間に
筆箱を使わない年齢になったんだろう
気が付くと筆箱はどこに ....
透明な空にそっとストローを差し込んで
ちうっと吸ってみたらば
なんとも言えず暖かな味がして
僕は悲しくなった

空よお前はそんなにも
人恋しいのか
なんて思って

優しくなんてしてみ ....
世界が終わる
何も言わずに
世界が終わる
全て隠して
世界が終わる
嘲笑うかの様に
世界が終わる
祈りを溶かして

だのに あぁ
見よこの世界の美しさを
果てしなき地平を
何と ....
散々泣いた夏の雲は美しくたち
もうじき夕暮れの風鈴の音色は
甘くて遠い気がして

少し懐かしい思い出は記憶からこぼれだし
涙色の青空に蝉の賑わいは
必ずしも必要ないのかも知れない

狂 ....
さようなら
しばらくのお別だ
私の事が気になたら
星にお聞き月夜の晩に

さぁさぁ
少し早い呼吸を整えるように
ふぅっと細く糸より細く

右手をおだし
記憶の旅はこれにておしまい
 ....
泣きたいほど
貴方に伝えたい言葉が有ります
私ごときが
貴方に言えた義理では無いのですけれど
どうか笑って許して下さい

一歩前に進んで

貴方に声をかける

呼吸が

止まっ ....
あなたに伝えたい言葉は
たった一つ
僕はあなたの事が好きです
たったそれだけ

永久に伝わらない言葉は
たった一つ
僕はあなたの事が好きです
たったそれだけ

あなたに聞きたい言葉 ....
記憶の湖に小船を浮かべる
揺らぎの中を覗く

湖の底で幽かに白く
蜃気楼の様に
魚の影の様に
消えた世界が見える

あれは何処
あれは何
あれは僕
あれは誰
 ....
全てを捨てて旅に出よう
今まで掻き集めた
宝物がくすんでしまう前に

もうじき夜が明けるなら
穴を掘って
この身を横たえよう
眩しい朝日に
意識が溶けてしまう前に

真っ直ぐに前を ....
前を歩く君に声が掛けられない
あと半歩踏み出したなら
君に並んで歩く事も
出来るだろうに

そんな想いを続けて
君の少し後ろを追いかける
届かない想い
届かない声

少しうつむきな ....
ある日小さな箱が
僕の家に届いた
中には小さな
記憶が入っていた

再生する記憶
笑った君の顔
泣いてる君の顔
怒っている君の顔
君の顔
君の 顔

いつの間にか
僕は眠りに ....
父が僕を
食べる夢を見た

いやらしい目で
汚らしい指で
僕を食べる

なんて美しくない
なんて汚らしい
なんていやらしい

僕はどうやら
まだ幼すぎて
手も足も出ない
出 ....
始めて出会って三秒で
僕等は抱きあった
それは僕の小さな悪戯
握手をしたまま右手を引いて
僕は君を抱きしめた
そのまま僕等は抱き合った
余りに君がチャーミングだったから
そうせずには居ら ....
アナタノ様ニ強ク
アナタノ様ニ優シク
生キテ行キタイト願イ

アナタノ様ニ儚ク
アナタノ様ニ美シク
死ンデ仕舞イタイト願イ

雨音ノ中デ彷徨イ
土煙ノ中デ{ルビ蹲=ウズクマ}リ
日 ....
そうさ
僕らは迷いすぎたんだ
取っ手の無い扉は
押せば簡単に
開くかも知れないじゃないか。
楽しかった時間が過ぎ
さようならの時間が訪れる
いつまでもこうしていたいと
切り無く思ってしまうけれど
やがてさようならの時間

僕等はさようならをしたけれど
嫌いだからじゃなくて
君 ....
絶対感動
ときめきと
センチメンタルに
羽を広げて
たまに涙し
たまに笑うような
歴史に想いを馳せ
世界を救うとか
愛って何とか
生きるってすごいよねとか
死んでしまったらいいよね ....
振り返ると
通り過ぎるよりも早く
世界は移り変わっていく。

それはまるでメリーゴーランドの様に
それはまるで万華鏡の様に

瞬きを売るたびに
うつりげな恋の様に
世界は過ぎていく
 ....
天使が空を飛び
僕の窓を開ける

僕を助ける事なんて
君には出来ないよ

君は空を飛べるじゃないか
そう言うと君は寂しそうに語る

天使は友達を創れない
創るのは神様の仕事だから
 ....
流れ行く影
  君と飲むお酒
    今は二人だけ
      外は麦畑

手にしたフライドポテト
  其処に置いててよ
    添えられた甘いトーク
      口紅はケチャップソー ....
期待なんてしないほど
大人になんてなれないから
寂しくなってしまうんだ。

期待に答えてなんていわないから
返事くらい欲しいって言うのは
期待だろうか。
大きな白い翼をその背中に背負い
君は真っ直ぐに空を見上げる

国境を越えていく少年は{ルビ躊躇=ためら}いもせず
父親の屍の上を歩く

空には大きな黒い鋼の群
土の中には小さな黒い{ルビ ....
鳥は空に向かい飛んでいるのだろうか
もしかすると本当は
空などでは無いのではないだろうか

では何処に

魚は海の中で生きていけるのだろうか
もしかすると本当は
海の中では生きられない ....
仕事帰りに電車にのる
少しビールを飲んで
少し酔っ払いながら

不意に哀しくなって
電車のなかで鳴咽をもらしそうになる

別に泣きたい訳じゃない
ただ情緒不安定なだけ
それだけ それ ....
明け方の空は曇っているのに
あんまりにも透明なもので
まるで海の底のように感じました。

少し泳いでいくと
灰色の話を詰めて
銀色の魚が泳いでいくので
おはようと声をかけましたら
とて ....
大迷惑な遊びがある
老人のゴッコ遊びである
どうやら弱った振りをして
若者たちの
といってもほぼ全ての人の
善意を測って遊ぶ遊びである
私は偶然その遊びに巻き込まれたらしく
手を貸そうと ....
 酷いじゃないか
あんまりじゃないか
 丹精込めて作った私のお弁当を
フタも開けずに包みも解かずに

だのに
 私がやっと振り絞った声が
   あんたなんて味噌っかすよ
        ....
静か過ぎるくらい静かに
あなたの足音が聞こえました

私を一人にしたまま
あなたは何処に行くのでしょう

私は目をつむったまま
あなたの顔を思い出そうとしました

あなたの残像ばかり ....
一郎さんの牧場で
GI GI ジョー

ほら
泣いてるのは ひよこ
嫌 嫌よ

そら
{ルビ撃=う}て {ルビ打=う}て {ルビ討=う}て

ほら
{ルビ遣=や}れ {ルビ殺=や ....
君にあげられるものは
これから先に起こりうる
希望くらいのものだよ
それもかなり不確かな。
それでもいいなら
左手をおだし。
こめさんのプル式さんおすすめリスト(162)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
透明な筆箱- プル式自由詩6*06-8-23
思い出タンゴ- プル式自由詩7*06-8-16
世界が終わる- プル式自由詩5*06-8-12
東京番外地- プル式自由詩10*06-8-11
星の鍵を探しに行こう- プル式自由詩5*06-8-1
月のしずくと炭酸水〜夕焼け色を飲み込んで〜- プル式自由詩7*06-7-29
例えば世界が終わるとしても- プル式自由詩4*06-7-27
影のカタチの蜃気楼- プル式自由詩11*06-7-27
僕は祈る言葉を知らない- プル式自由詩5*06-7-27
遠くの空は明るい- プル式自由詩5*06-7-24
- プル式自由詩2*06-7-24
蜘蛛ん子- プル式未詩・独白3*06-7-24
右手の悪戯_左手の愛情- プル式自由詩3*06-7-22
アナタノ手ヲ振リ払ウ- プル式自由詩5*06-7-22
何を迷ってるの?- プル式未詩・独白7*06-7-21
明け方の街はセピア色- プル式自由詩7*06-7-21
大好きだよってあはは。- プル式自由詩4*06-7-16
珈琲色の化石- プル式自由詩4*06-7-15
主よ_天使の喜びよ- プル式自由詩4*06-7-14
Talk_to_the_ketchupsauce(月街明かり ...- プル式自由詩3*06-7-14
期待なんてしないから。- プル式未詩・独白1*06-7-13
少年の詩- プル式自由詩1*06-7-13
世界で一番小さな海- プル式自由詩4*06-7-13
おやすみのキスを- プル式自由詩5+*06-7-12
月のしずく- プル式自由詩6*06-7-12
迷惑な遊び。- プル式未詩・独白2*06-7-12
神様のいけず- プル式自由詩2*06-7-11
鏡の国の- プル式自由詩4*06-7-10
一郎さんの牧場- プル式自由詩3*06-7-10
ウェディングベルの- プル式未詩・独白2*06-7-8

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