すべてのおすすめ
さよならも告げず終わった夏の恋 朽ちた蓮の葉 爆ぜた秋の実


上弦の月に投げてみたりする 過ぎ去りし恋を球のかわりに


しあわせは賞味期限なしにつき 恋せば回れ 急がば哀れ


 ....
{引用=
元素の記号に音を託して、

ひとつの譜をここに。

それぞれの元素たちの姿を探しつつ、

あそびに流れてみませんか。}



●Fe(鉄)  

   フェンス越し ....
耳奥で焼き増しされたセミの音が我を迷宮入りにしている




デフレーション起こす八月森の血は居眠り空は高く冷えゆく




ヒグラシのサイレン、夜の上澄みに震えて詩集をよむ手も止 ....
ああ旅はわれと列車の脈拍をクレシェンドして空へみちびく


山走る車窓をよぎる飛魚のキラリ跳ねるような木漏れ日


つり革のとなりでうかぶたんぽぽの綿毛もうみをめざしているの?


 ....
夕やけを食べたいという君のため買い物かご手に西日へダッシュ


ハミングでハンバーグ焼くママを見てままごとセットで真似するムスメ


お日さまに愛でられコロナより赤いトマトを煮こんで子の皿 ....
ひとりきり そうめん食べる 夏の午后
 冷え切る孤独 広がってゆく・・・
朝顔の 浴衣着せられ すましても
{ルビ囃子=はやし}の誘いに 鳥のはばたき

色具合 綺麗じゃないかと なだめても
姉のお古に チョーさん唇

何故わかる 金魚の匂い ぐいぐいと
群れ ....
絵葉書の端からおしゃべり零れ出す「暑中お見舞い申し上げます」



目標は銀河で泳ぐことだからヒマワリ君とは背比べしない



窓辺にて涼む巻貝ひとさじの碧い潮鳴りおみやげにした 
 ....
いんげんの つる夏がきて 萌えいづる
         添え竹よりも 高見の空へ
どこまでも続くこのみち駆け抜けて旗をかかげて名を刻もう 春過ぎて夏{ルビ来=きた}る間の静けさの 次は嵐か快晴か

暖かな笑顔で迎える両親に わが心根は息も絶え絶え

静かなる机に伏してみる夢は 荒れ来る{ルビ未来=さき}の波の間に間に

過ぎ ....
雨だれに頷く露草いとをかし 去年の言葉を語るともなし  時つばめ一人夜なべに見上げては

   聖天山荘浮かびて涙す



 冒険し探検したのはいつの日か

   杉山夕陽に冴えて見惚れる


 
 庭に咲く野バラはほのかなピンク ....
夏のよい さめぬうちから 下駄を引き
君を迎へに からりんころり

京くだり
丸竹夷に押し御池
こころもとなきは ただ君のため

数へゆく
姉さん六角蛸錦
絞りの帯は 花一文字

 ....
こんぺいとう 目を閉じ頬に手 しゃりしゃりしゃり
たったひとつで 幸せの姫

ケチャップで うさぎが先っ! ぞぉーが先っ!
コラコラ押すなよ ほーらこんなになっちゃった

{ルビ祖父祖母= ....
第十位 ネコ
すりぬけて 君はいつでも 孤高の天使
気のない素振り 耳だけ向けて

第九位 キリン
見くだすのは 背もプライドも 高いから
寝るときくらい 横になれば?

第八位 アザ ....
 霧のよな春雨降りて我思う
       
       愛しき人よ眠りから覚めよ



 限りある生命の熱感じれば

       異国で夜を過ごせし友よ


 
 海外 ....
こらえても ゆがむくちびる ふるふるふる
うるみ零れる おかっぱの髪

パパあげる 玄関先で 待ちわびて
握り続けた シワシワの春

負けないぞー きいろい声は どこいった
頭ならべて  ....
永き夜貴方が其処に居るのなら夢も厭わぬ、覚める朝まで・・・

満ち足りた思いを胸に刻みつつ忘れてしまう胸のトキメキ

日々、堕落。特に楽しいものはなくただ過ぎていく戻らぬ時間

ヒラり舞う ....
弱いから強いふりして前を行く振り返ったら戻れないから



堰き止めた涙のダムは優しさで壊れてしまうだから離れる



見えないと未来に怯え悩むのは明日が必ず来るという前提


 ....
君は君 僕は僕だと始めから 分かっていたさ だから求めた

邪魔なのは 二人を分かつ この肌と 抱き合う度に 溶ける夢みる

寄り添えば 分かち合えると思ってた 足されるだけの 僕らの孤独
心欠く身こそ沈めよ秋の海日をも沈めるあわれ秋の夜 こんなにも狭かったのか 幼き日 年月戻して吾は佇む


真っ白なキャンバスの上に描いてた未来予想図鮮やかすぎた


この場所で始まり別れるいつも居た君は明日から共有できない


 ....
雪解けを 待ち侘びている 下草の 息吹伝わり 春を感じる

雪深き 森の{ルビ静寂=しじま}に 深々と 降り積もるのは {ルビ凍解=いてど}けの音
南町二丁目電話ボックスでさらってくれる人を待ってる



ガキ大将なんて嬉しいものじゃない道具で殺せるジャイアンのこと


死ぬ星が一番光る 遠吠えを聞いた僕らのつく嘘みたく


 ....
凍る夜「かん、かん、かん…」と鎮火の報せ 
わたしの野火を鎮めて欲しい
キスの一秒前に揺らめく引力をみんな知ってる こいびと以外 メンソール 紫煙に滲む蒼月の 喉を犯せり 罪とばかりに

音塊の 爆音ほどき 我は見し 烈しきリフの 愛撫さざなみ

土曜日の午後2時半の日溜まりの 陽炎たちて麩菓子ほおばる
はらからの反対語ってなんだろう。実はずうっと考えています
日本語の何を愛好するんだろう。やっぱりずうっと考えています

我はシサム我はヤマトンチュ国の名は知らない彼女のカイビガンだよ
西はイリ ....
01.追伸。今朝はちょぴりっと寒いです。湯の温度は高めに。茶の葉より
02.うちゅうにさいたひまわりにのみこまれるでじゃぶああぁあさひがのぼる
03.(エフ ブン ノ イチ)ノ ゆらぎ ヲモツ人ヨ ....
こめさんの短歌おすすめリスト(92)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
めぐる- 松嶋慶子短歌8*06-9-26
◆元素の譜- 千波 一 ...短歌15*06-9-15
サイレンス・サイレン- まほし短歌16*06-9-9
Like_a_rolling_stone…Go!_Go!- まほし短歌14*06-8-29
夕やけ母さん- まほし短歌12*06-8-17
哀愁の冷やそうめん- Lucy.M.千 ...短歌206-8-9
祭囃子に誘われて- 佐野権太短歌16*06-8-7
消印のない空- まほし短歌19*06-8-6
夏は来ぬ_さや_よりも・・・- Lucy.M.千 ...短歌2*06-7-12
2006年06月分- 秋山真琴短歌606-7-5
日曜の午後- プル式短歌2*06-6-17
青時雨- プル式短歌2*06-6-15
望郷3首- 山崎 風 ...短歌5*06-6-5
祇園京くだり- Rin.短歌12*06-6-1
いやーん、ばかーん、愛娘たちよ- 佐野権太短歌13*06-5-23
いぢわる_あにまる_カウントダウン- 佐野権太短歌9*06-5-19
近況五首- 山崎 風 ...短歌2*06-5-13
愛娘たちよ、いつか耳をひらいて- 佐野権太短歌13*06-4-28
日常- 命鈴短歌206-4-2
「耳をすませば」- 十六夜短歌606-3-11
僕らの孤独- キリヱ短歌706-3-9
秋の思い出の夢にて歌を詠む- 藤村兼時短歌106-3-1
別れの時- 十六夜短歌306-2-26
冬から春へ- 朱華短歌2*06-1-29
短歌を書くときは書くことの十倍の文字を考えている- ピッピ短歌1306-1-27
野火- はなびー ...短歌1*06-1-1
キス- はなびー ...短歌3*05-12-29
【緒言】- 真子短歌3*05-11-20
はらから/御中ではなく、言葉そのものに- 小池房枝短歌14+*05-10-1
茶の味- 美里和香 ...短歌10+*05-9-26

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