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ねこねこすきだ
ねこがたまらなくすきだ
なんだろうあの高慢な
なんだろうあの愛らしい
ねこねこおいで
こっちへおいで
ぎゅってして
肉球をぎゅってして
ほわん
ほわん
朝 極彩色の 太陽が 昇る時
私は メロドラマの 見すぎで
ゴッホのような 眼帯をしていた
そうじゃないと
ペ・ヨンジュンが 幻覚のように見えるのよ
と
祖母が 教えてくれたので
ポスト ....
私らは、大麻を吸い、精神薬に手を出し、平和をうたい、実は、弱いという事を認識しなくてはならない。
義務である。
義務である。
泥が とんだ
泥が 笑った
見えたものが
聖者だったから
....
赤ちゃんが乗っています
世間でステッカーがはやりはじめると
和泉町3丁目にある零細ステッカー会社の社長はへそまがりだから
赤ちゃんだけ特別扱いするのはおかしい と言い出し
次のような亜種をどん ....
(くもはしろいだお
と、ノンちゃん色鉛筆の箱をひっくり返す
あいにく白い色鉛筆は
どこかに失くしてしまって
ノンちゃん覗き込むけど
箱はからっぽ
みつからない
ノンちゃん白い画用紙広 ....
少女は 骨を 折る
少年は 骨を 折り
骨の中には
亡骸がある
折った試しはなく
ゆったりとした 服の中では
骨が
ざわめく
あの 男
どこに 行ったのだろうか
....
A.M9:15
退屈な授業
暇つぶしの会話
A.M10:38
日差しが妙に暑い
黒板に音が響く
耳障り
P.M12:45
美味しくもない学食
値段と比例の量
だ ....
猫みたいだ、って言うから
猫みたくしてるのに
空に見える猫の引っ掻いた爪痕まで 届きそうにないの
指は折ればただの飾りになるわ
言葉は書き残さなければ詰らぬ伝記にすらなれない ....
白線の内側におさがりください
融けかかった身体が通過して行きます
主成分は耳とし耳けるもの
声のいくつか
危険ではありませんが
触れると昔を思い出して
いささかに寂しい
窓とし窓 ....
戦い という 言葉の 次元のなさよ
意味 のない 詩軍の 銭湯で
笑わされたのは 傲慢さ
「ああ、俺にはミッションがあるんだ。爆破、爆破、俺のペニスを爆破さ。何故って、エロくなりたくないんで ....
僕はどうしてこうして
生きることに一生懸命なのだろう?
漫然と生きているようで
死に物狂いの努力をしなければ
人間はそこに存在することなどできはしない。
死に物狂いで努力することだって惰 ....
冬の朝
古い郊外列車に乗って
まだ仄暗いモスクワの駅を発つ
灯りのまばらな町並みを抜け
列車は広い雪の大地を走る
後ろの車両から入ってきたジプシーの子が
スーパーの袋を両手に持ち
....
わたしは存生するが故に
眼を側める
80デシベルの空の為に
耳を欹てる
ノスタルジックな夕焼けがこんなにも扇情的なのに
しかしわたしはやけに無情である。
馥郁たるこの地に眠 ....
表面に
氷が張って
中は
ヌルヌルしています
なんかいつも
そんな感じ
またあした あしたねと
こどもがわらい別れる
砂利をふむ音
みずたまりに跳ねる土
ゆきはふらないけれど
明日は誰にも等しく訪れる
どんなに暗い夜も
窓から東を見ていれば
真っ赤 ....
ねこねこは
きらきらのほしがまいおりたまちのなかで
うきあしだってくるざっとうをみおろすのが
すき
ほわいとくりすます
という ひびきが
すき
それは
あのひとの
てのひらに
にて ....
死ななければいいのよ
と彼女は言った
蛋白質が腐敗して血液は凝固する
観覧席に座って決別は今日この場
産卵中止の会で経過待つって今夜
反乱軍の前へ警察官ガス投擲して
晩餐会は派手に察し ....
まるで空に手を伸ばすように
咲いている
マーガレット
欲しいものはなんだろう
太陽も
土も
暖かな空気も
すべてあるのに
一匹の首輪もない野良猫が死んだ
道路で車に撥ねられた
血は既に乾き 赤い染みのよう
その猫は
必死に捨ててきたのだ
あるいは
必死に守ってきたのだ
そして最後がこれ ....
初めて道を歩いた人はどんな人だったろうと
ものすごく高尚なことを
考えていた朝であったけれど
眠ってしまった
目が覚めてしまうと
体中にぐるぐると包帯が巻かれている
木乃伊取りの夢なん ....
探さないことが
見つかるための理由で
同じような意味が
欲しがるその理由なんでしょう
隠さないことが
本音を守る手段で
落ち着いた引力に
囁いていた悪魔さえ寂しがる
終電を逃す ....
涙が零れそうになったのは
どうしようもない、事実だ。
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