すべてのおすすめ
春風よわたしは山に籠もります春の匂いを極めてきます


砂塵舞ふ 濡れし視界をみぎひだり桜ぞ桜のままに毀るる


月面を宙返りせしあの影は二月生まれのナルシストなり


 ....
さよならは青い背もたれ始発にて四月の夢を温めにいく



アンニュイな晴間が秘める春雷に片目をとじて君を待つ午後



ないしょです。星くず燃える屋根裏で子猫と愛し合った日々など

 ....
花束を車内いっぱい敷き詰めて水没してゆく春の陽とひと



野の花や少年少女の髪揺れる風泥棒が口笛吹けば



集まればいつしかはなれてしまう春むかしどうきゅうせいと来た海
 ....
{引用=
【悪魔の証明】あくまのしょうめい
「ない」ことを証明するというだけのとても簡単で難しいこと}


空白く(あれ)僕がいるはずだった夏のブラジルゆきのひこうき


ビートルズゴ ....
{引用=始めませふ 安易な位置づけ
       
               椎名林檎『真夜中は純潔』}








{引用=デイストオシオン}


うねりゆく夕空 ....
夕暮れに街灯の間を渡りゆく涙を隠す帰り道、雨




濡れたこぶしをほありと包むきみの手よ「ぐうとぱーではあたしの勝ちよ」




包まれて犬の気持ちを知る夕 西窓からは突然の ....
とりたちが入場ゲートを飛び去って動物園に歌の雨が降る




もの言わぬ悠々としたたたずまい有象無象も鼻がながーい


生まれつきおしりの赤いきみにでも青い春などあったのだろう ....
雪原の風たぐり舞う銀髪にあるはずもない笑みを見ていた




くりかえし光の行方追いつづけ雪の背骨を駆けてゆく子ら




道に棲む{ルビ静寂=しじま}に映る水の笑 ....
{引用=
伝えたいことがないけど帰らない 歌う自由が僕にあるから}


ギロチンが雨の代わりに降る夜に野外ライブは実施されない


陽の当たる時間短いこの国はかいわれ大根生えたス ....
霜葉ふむ皮のブーツの小気味よさこのままいつか見知らぬ冬に


窓ガラスくもる吐息にだまりこむ人のしぐさのその残酷さ


冬{ルビ薔薇=そうび}あかい棘さす指先の血のにじむ{ルビ孤悲=こい} ....
 


はりつめて切れそうだから目を閉じてあんまり空気を吸わないでいる



ひとりごと、白くかたまれ歌になれ風に飛ばずにここに留まれ


鍵盤にひとつぶ落ちる(きん、たたーん)か ....
{引用=ピッピだっけ?窓の隙間に北風がこぼれるような素敵な名前だ}


なんで今日は羽根が開かないって、ああ、マイナスだらけの最低気温

君の目で体透かせば黒い部分のたくさん出来る季節がきた ....
  夕暮れのスケートリンクすみれいろ映画のフィルムにひとすじの傷





                     吹きさらしお腹の弱い星たちが
                    ....
トランプをあまりにも鮮やかにきったから彼は神様にマークされたの


洞窟のくずれる音が聞きたくてそうぞうじょうの空はももいろ



こころない歌がうまれた2秒後に全力失踪してく体 ....
おもしろくなきゃ死んだって構わない神もニーチェも死んだことだし


壊れてもとりあえずそこに置いといて夜中に急に光りだすかも


特撮のキューピー3分クッキング電子レンジが爆発するぜ! ....
生きるのは/疲れましたと祖母が言う/空に刺さった冬の三日月

死にたいと/言えてしまう程わたしは自由/くたばることの出来ない自由

黄昏る/冬の寂しい路地裏に/孕んだ放火魔が火を産み落とす
 ....
立ってる君、座っている僕、違う遠さの水平線を見てる



洗濯物干しといて私ちょっと銀行強盗してくるから



ごめんなさい、なら何度でも言います。謝罪と反省はただなので


 ....
霧もやにまかれて朝は訪れる(エンドロールもオチもない夢)


>>ダィァリーつけてるんだぁ(絵文字)ね,見たぃ!?(絵文字)大事な項は山羊にあげましょ(絵文字)(絵文字)

 ....
いつの日の窓辺に聞いたとおい歌
    盗んで消えるおもいでの耳


汽笛すぎ残されゆくは草鉄路
    待つだけの駅呼ぶだけの風


なぐさめを知るか口笛おおぞらに
    心を放 ....
Tシャツで過ごし来た身に桜降るスーツの重みに耐えてゆかねば


学校まで2.6kmあるけれど1分間で着いても遅刻


「ダ・ヴィンチ」で対談をする一青窈「一青」が並べば違和感だらけ

 ....
砂糖黍畑を走るおさな子はいつかのわたし汗まで甘い




エメラルドグリーンは父がちゅら海を恋うる口ぐせ目じり細めて




「白百合は雑草だった」と言う父の故郷奄美は千キロ先に
 ....
洗面器に金魚を二匹放したら波紋にひかる新月の影



告白に一瞬ときがとどまって乱反射する川が痛いよ



自転車に初めて乗れた日の風を呼びおこしてる恋のはじまり



まひる ....
クラクションを鳴らせばきっと終わりだねさようならって何回言えた?


好きなものリストは危険 親指の少ない俺が魅かれてく首


「花冠」という名の車命遠くヘッドライトは壊れたままだ ....
廃墟から走りはじめたふたりならねじれの位置をねじまげられる

竹馬を猟銃のように構えれば夕陽がはじけてふたりは紅く

「て、てて、手をつなごう」って言ったら僕の手を両方つかんだきみが大好き
 ....
ハーモニー、櫂のしずくに呼応する空が茶色に透過する午後



目という目、口という口あつまってAの会合ひらく廃村



風の影みつける蝶やカーテンのおおきく呼吸している窓辺
 ....
あたたかく冷たい砂につつまれる湧き水の音めぐるむらさき



饒舌を打つが私の常ならずハチドリの羽ハチドリの水



指さきに降る水銀の一粒に触れに来る火の姿はまわる

 ....
誰かの手、誰かの背中、誰かの舌、誰かの心、これがあたしか


10月は涼しいもんね夏休み連日連夜のお誕生会


「あたしたち群馬のまーのてんてんの下に住んでる人類なのね」


パチン ....
もう誰も修復できぬ美しい傷痕だけが星空のごと



カラフルな性の模様にいろどられ少年少女の白は泡立つ



いつまでも高原鉄道錆び付いたままの列車を包む真緑



沢 ....
偽物のような朝日に照らされてスローモーションで抜けおちる髪


みずたちは迷路に惑わず進みゆく辿りつくもの溢れでるもの


窓越しに電線のたるむ一点を凝視する裸婦をデッサンするきみ

 ....
絵葉書の端からおしゃべり零れ出す「暑中お見舞い申し上げます」



目標は銀河で泳ぐことだからヒマワリ君とは背比べしない



窓辺にて涼む巻貝ひとさじの碧い潮鳴りおみやげにした 
 ....
ソマリさんの短歌おすすめリスト(186)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
【短歌祭参加作品】えいえんに春は- たたたろ ...短歌607-5-17
さくらさくら- まほし短歌17*07-5-17
春形見- 本木はじ ...短歌1407-4-7
悪魔の証明- ピッピ短歌1207-3-8
NOISE_FLOOR- 本木はじ ...短歌1107-3-7
早春に雨- たたたろ ...短歌5*07-2-25
動物園に歌の雨が降る- たたたろ ...短歌9*07-2-23
冬業- 木立 悟短歌1907-1-23
- ピッピ短歌17*07-1-18
【短歌祭】見知らぬ冬- 石瀬琳々短歌19*06-12-18
【短歌祭】きん、たたーん- たたたろ ...短歌11*06-12-17
【短歌祭】シンビジウム・ホワイト・ラバー- ピッピ短歌1206-12-17
【短歌祭】雪の降るふるさと- ふるる短歌22*06-12-8
うたいてR- たたたろ ...短歌10*06-12-4
全力失踪- たたたろ ...短歌11+*06-12-4
考えるのは生死について、そればっかり- 吉田ぐん ...短歌2406-12-1
君と見ていた- たもつ短歌1806-11-18
喧騒スクランブル交差点- たたたろ ...短歌8*06-11-10
とおい歌- 石瀬琳々短歌18*06-11-10
2006/10/01=2006/11/09- ピッピ短歌8*06-11-9
父と奄美と追憶と- まほし短歌18*06-11-4
一夏_(side_A)- まほし短歌13*06-10-30
喪葬- ピッピ短歌806-10-25
ふたりごと- たたたろ ...短歌12*06-10-11
白彼岸- 本木はじ ...短歌806-10-4
ある夜の色- 木立 悟短歌606-9-17
誉められるものじゃなくても- ピッピ短歌6*06-9-14
灰殻散歩- 本木はじ ...短歌1006-8-17
Scenes- たたたろ ...短歌8*06-8-14
消印のない空- まほし短歌19*06-8-6

Home 次へ
1 2 3 4 5 6 7