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撃ち落す
画面

落下
すると
何も書いていていない真っ白なポスターが
街中にあふれ

ついで、一斉に剥がれ落
           ち            
白いものは激しく
 ....
{引用=「夏の思い出」}
うつくしい足は流れに浸されて思い出の澄む初夏の温泉



涼しげなうなじを一輪緋の色の鼻緒つっかけ見つけよ花火



小さき子手綱もないのにばしゃばしゃと御 ....
月光を浴びて生まれた一人の少女
その唇から
言葉がツタのように伸びてからまり
あの家を覆ったの

家の中には
青白い顔をした少年が一人
小さな椅子に座っていて
コーヒーミルを回していた ....
の丘に
咲いたダリアの一輪の
唇の頬のうなじの太ももの蹄鉄の
隠された場所の

の丘に
びっしりと生えそろう数億のダリアの一輪の
唇の頬のうなじの太ももの
暴かれた場所の

の丘
 ....
いや、
もう私が書かなくてもねえ
素敵な書き手の方はゴマンといますね
じゃあやめるわ
読むだけにするわ
と思うときは沢山あるですよ
あるですよってどうよ
けど、
そういう時に限ってなん ....
まだ暗き
湖のほとりに
銀の鈴ひとつ

小さく小さい音
カップに注ぐハーブティー
白樺林にミント香る

チッチッ、チッチッ、チィ、と何の鳥かな

ほのほのと霧のかかる
湖のほとり ....
{引用=夕暮れの砂浜を、パレードが歩いていく。
波に打たれてはまた現れる平らな砂の上、音もなく、けれど楽しそうに、
見えないパレードが歩いていく。}

海は
美しくも儚げな
歌とも音楽とも ....
ため息は
紅茶の香りとともに
茜色の椅子ににじんでいく

夕日をスプーンでかき混ぜたら
もう一度新しい夕日が
生まれ変わる

角砂糖は
白い四角い砂のお城
きらきらと輝くけど
さ ....
あのあおい波が沖まで連れて行くんだわ
そうよ私たち逃げるの
あそこにあかい鳥がいるわ
そそり立つ岸壁はまるで斧

こわいなんて言っては駄目
だってあんな絵本は嫌い
小鳥は飛ぶことを諦め
 ....
夕暮れて
暮れなずみ

夕闇に
うちしずみ

静かに
   下がっていく
         温度
静かに
   暮れていくの
         音

あなたがノオトをめくる音 ....
詩と技術ということを常に考えています。
というのは、私は詩を書くとき、技術的なことはぼんやりとしか考えていないから。
ぽっと浮かんだものを何も考えないで(言葉で表せるようなことは考えてない)書いて ....
ベイビー
俺の右腕の曲線は
夜中の海より気持ちいい
そうくっつくな
急かすなよ
さっきハンバーガーショップでマスタード抜きって言っただろ
あれはまずいな

俺達は追われる身
なんてこ ....
今日も窓辺のてるてる坊主は
ひとり 濡れて
ひどく 濡れて
雨粒 ぽとり

あなたの気持ちは分からなかった
週間天気予報(の降水確率)よりも
けれどずっと晴れなんてあるわけなかった
「 ....
メロンのきみどり震えてる
君のリボンのちょうちょの模様
キスはまったく騙し絵のよう
眩暈を起こしてうずくまる

めくらぬ日めくりゆらゆら揺れる
きみどり色が褪せぬよう
きれいな君を守るよ ....
髪をゆるやかに洗う春
花たちを促し
か細くささやく夜
はらはらとお話

本は開いたままに
ゆらり眠り
ホルンの音が耳に
夢に妖精が踊り

そっと見ていて
あの歌
空と大地に触れ ....
{引用=
雨は左に向かって降っていた
空虚になっていくかかと
「全国駅弁フェア」のチラシ}

ああ、スーパーのカートで
一度でいいからすっとばしたい
新幹線や飛行機とデットレース
しま ....
      がっこうのりかしつにはウーパールーパーがいます
      ちいさいときはすごくかわいかったけどいまはぜんぜんかわいくありません

{引用=

       
         ....
クレープをキスのようだとのたまった


家出だよジャージをはいていないもん


ソニプラで見初めた彼氏プラスちっく


爪の色みんなちがってみんないい


花子たちなんかフラワ ....
{引用=その靴は履かないけれど捨てられないロボットの足音が聞こえる}




バイテクで創った人魚抱きかかえ海へ駆け落ちロボットの恋



風俗に生身の女消え果ててロボット小指を切り ....
春風がごうごうぴゅーとやってきた激しいような優しいような



雨降りの急行列車に花びらが季節はゆっくりゆっくり過ぎて



北からの夜行列車はトンネル出すれ違ったよ桜前線


 ....
 その手 静かに

 ティーカップに添えられ

 石のように
 また
 白い風のように


{引用=
          午後の日差しが軽くなったと感じる。
           ....
海は
暮れながら
静かに凪いで

潮風は
夕日を寝かしつけて

あんず色に染まった薄い雲は
迷子の子猫の形に似ていた

風に流されて
おかあさんを探していた

みい
みい
 ....
五つの星は夜生まれた
けれどその話はまた今度

青い とつぶやくと
その唇の形から魚だった時代のことが思い出される
泡は真珠とまんまるな月との間に生まれた

苦しくなって止めてしまう
 ....
明日を小指で弾いたら
きれいな繻子の音がする

右にあるのは菊模様
金や黄色や紅色の

左にあるのは薔薇模様
薄桃銀鼠ターコイズ

鶴や鶯飛び立って
あとから鷹も追いかける

 ....
戒律

日曜の教会の君の白い指若い和尚の無駄なき仕草



口移しそうっとくれたマシュマロは口に出してはいけない祈り



まっすぐな背中や胸を這い回る無意味な戒律汝犯せよ

 ....
シャムラン
とっても魅力的な
姿で

風をまとって現れた

シャムラン
本屋でばったり
かわいい唇
シャムラン

色々あって
僕の妻

どこからきたのか
何してたのか
 ....
腕を

上げ下げする時モーター音が少しうるさいでしょう
ごめんなさい

今日はどんな一日でしたか?

駅でまたお腹が痛くなったんですか
大丈夫ですか

私ですか
私は駅のホームか ....
銀色の髪

明るい瞳は緑

ささやく指先は桃色

つま先はあるの?

ライラ

君はしかめっ面で花という花をみんな摘んでしまい
眩しい朝が広がるに任せる

深い深い森で
夜 ....
ぐはぐははひとじゃなかった

でもはぐはぐしちゃった

だってあったかいもん

ぐはぐはは「ぐはっぐはっ」よろこんでた

ぐはぐはいうからぐはぐはなんだよ

それってわかりやすい
 ....
抗菌の ボールペン握り 立ち尽くす ぐいと 書いた その字 珈琲




珈琲の苦さも世界のおしまいもさっさと突っ込む君の引き出し




引き出しのなかでちいさな人が読む「・・こ ....
千波 一也さんのふるるさんおすすめリスト(128)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
白撃- ふるる自由詩8*06-6-30
【短歌祭参加作品】「なっちーのおとめちっく☆ぱらだいす・夏」- ふるる短歌11*06-6-28
ひとつだけお願い- ふるる自由詩22*06-6-7
の丘- ふるる自由詩33+*06-5-29
ばかだよねーははは。- ふるる未詩・独白15*06-5-26
白樺林- ふるる自由詩8*06-5-22
「ゆう」- ふるる自由詩8*06-5-18
ため息- ふるる自由詩14*06-5-8
海へ- ふるる自由詩8*06-5-4
- ふるる自由詩13*06-4-25
詩と技術- ふるる散文(批評 ...18*06-4-24
バーガー- ふるる自由詩7*06-4-23
私はひとり- ふるる自由詩9*06-4-21
メロンのリボン- ふるる自由詩11*06-4-18
- ふるる自由詩16*06-4-14
カート- ふるる自由詩10*06-4-13
ピアニカ- ふるる自由詩10*06-4-10
ファンタレーベル- ふるる川柳11+*06-4-5
ながしそうめんリフレイン(ロボ短歌)- ふるる短歌11*06-4-4
ながしそうめんリフレイン_とおまけ_(桜の季節)- ふるる短歌12*06-4-2
CAFE- ふるる自由詩8*06-3-29
夜の- ふるる自由詩9*06-3-20
星の話その他- ふるる自由詩8*06-3-16
金襴緞子- ふるる自由詩5*06-3-13
【短歌祭参加作品】キッチンではだめ・・・- ふるる短歌16+*06-3-3
シャムラン- ふるる自由詩5*06-3-2
私の好きな詩- ふるる自由詩41*06-2-6
ライラ/夜という名の蕾たち- ふるる自由詩10*06-1-24
ぐはぐはをはぐはぐ- ふるる自由詩14*06-1-23
MIX&REMIX_「抗菌」_(短歌祭参加作品です)- ふるる短歌10*06-1-1

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