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黒板の日直欄は空っぽでもう聞こえない幼い号令



すみっこでカロリーメイトをかじってる後ろ姿に見覚えがある



段ボール製のアポロの操縦桿左に倒して難破しようよ

 ....
逆さまの絵が文字になり唱になり降り来るを視るひとりけだもの



かけらからかけらを生むはおのれなり触れもせぬまま砕きつづけて



水涸れて見えぬ片目に見えるもの ....
東京に行けばゴジラが出るんだと本気で恐れた幼かりし日
『ゴジラ』

いつだって引き出しだけは片付けて青い頭の「誰か」を待って
『ドラえもん』

コロッケをお昼休みに食べながら睡眠不足の瞳 ....
無人島にひとつだけ持っていくなら あたしのことを嫌いなあなたを





忘れてた振りしてポケットの毛糸でできたそれを純愛と呼ぼう



ドーナツを食べたあとのくちびるに積 ....
日々過ぎて無言の声の荒れ様に{ルビ正常=まとも}なものの異常さを知る



つながりは有るのに無いも同じことそのままでいるひとりしている



咆哮の色もかたちも変 ....
メメントでクワイエットで今行くよ白い鍵盤飛び越えながら



本当のあなたはピンクレモネードに透ける部分のことだと思う



二次元で暮らしたかっただけなのに知らない人の名前が増え ....
ペンギンの求愛よりも美しく 季節はずれの半そでの君



  マフラーの巻き方すこし横着で 君の名を呼ぶ朝のただいま



ヘンな角度の頬づえで秋の夜の作戦会議 恋をしている

 ....
爪痕がなんだというのだ 紅い染みがなんだというのだ 滅びゆく我


我を手厚く葬られたし 国道に擦りつけらるる畜生なれど


愛されたし 海の寝床をうしなって引き離さるる二日目の親子

 ....
誠実な嘘で騙してあげるから

死ぬまで一緒にいてくれないか
春兆す空を二つに分けるごと
飛行機雲は青き陽の中

入院の友に送られ外に出る
日照雨の空に冬の虹たつ

京都には冬が似合ふと初雪に
神戸の人は寒さも加ふる

子等達が どんぐり寄せて ....
1)
そのあとは
熱きシャワーを顔に受く
髪にまつはる潮の匂ひよ

 (折角の日曜を磯釣で潰すなんてあのバカ男!許さない!)


2)
いざゆけよ
バージェス{ルビ頁 ....
わけもなく心和める夕暮れや
秋はやさしさ運びくるらし

音たててころがりて行く空き缶に
信号待つ間の視線集むる

夜半覚めて物読みおればしぐる音
しばししてより また止みにけり

木 ....
降り出した季節のはじめのひとしずく 僕は知らずに踏みつける夜


おぼえてるもうわすれてる ふりだしではじめにふったさいころのめは


泣き出した君の最初の一滴を 知って知らずか{ルビ宇宙 ....
ブランコに乗って何度も旅をしたね反抗期の君と僕とで


ジャングルジムの骨組みの向こうに君の悲しい生家が見えてる


シーソーしながら語りあった夢の驚くほどあっけない軽さ


愛 ....
煙あげ無情に焦げるアタリメの曲線に似た情けない意志


「ザル通り越してお前はもう底の抜けた筒抜けの樽か何かだ」


鶏なんこつ ねぎま 鶏もも 豚カシラ つくね 手羽先 タレより塩で
 ....
あたしのこと忘れたことも忘れる頃にあたしは君を忘れるんだろ


何もかもうまくいかないそんな日々 カレーさえ悲観的な味付け


鈍行の列車の速さでは駄目だと堪らなくなり目を閉じている

 ....
かなしくはないと云ってよあおい檸檬
    軽く齧ったあなたとわたし


黒髪が胸にまつわり痛くって
    あなたを睨むそろえ前髪


爪を噛むしぐさを憎むいっそすぐ
    指を ....
君はもう忘れたんだろ角にあるセブンイレブンでキスをしたのは


冗談にならない嵐 外に聞き“永遠はない”わかってはいる


「もしもし」とのろい私を罵ってくれるウサギが君ならよかった

 ....
格闘技観戦が吉 おひつじ座
リングサイドで熱を感じて

無理をせず健康管理大切に
おうし座の君 野菜足りてる?

双子座の陽気な魅力曇りがち
楽観的に甘えてごらん

恋愛はフォロー大 ....
袋売りで「ナイルの神秘、モロヘイヤ」冒険の前に裏書を読む


食卓にトルコ風の変化球、漬け物ばかりに箸はこぶ父


昼前に起きて強気の勢いのまま揚げ始めるイカリング(えいっ)


菊 ....
確かなる音して机上にベコニヤの
花ガラ落つる物読むときに

賀茂川の段差の水も春めきて
吾が影長く 流れに写す

草伸びて 足にまとえる散歩路に
踏み行く処 つつじ咲きつぐ

雨 ....
行方不明の洗濯機が二番線のホームで脱水していた


振り返ると家電フロアーの主任が裏口でまだ手を振ってる


今日もレンジの平和を願う君が両手でものを温めている


「いつも利用する ....
もう思い残すこともないようなあるようなまだ「そこ。」にいるきみへ、






「はじめまして。」をくり返しようやくぼくらは他人になってゆく。


 ....
ぶら下がるその生殖器の先端を切ってお持ち帰り下さい。




歯を立てて噛み締めればジューシーな味が広がります「なまもの。」ですから。





 ....
夏だから?違うよいつだってすっ裸で寝ているよ阿呆だもの。



なーんかこんな日にケンカ見てるとうりうりするよね馬っ鹿じゃないの。



打ち水のお姉さ ....
線香花火よりもはやく落ちるナホのナミダも効かない「あいつ」は、






知らない水着の跡「誰と。」とは訊かれず裸にされる太陽の下。



シー ....
紙飛行機の届く距離メールで飛ばす「さっきはごめんいいすぎた。」





ひまわりの背を追い抜いた彼を息子と呼べないもどかしい夏。



夜ごは ....
サンダルの指さき焼いて終わる夏
    さわぐ波音遠くに聞いて


誰もいないパラソル揺れて砂浜に
    思い出さえも続くスナップ


飲み干したカルピスウォーター氷だけ
     ....
太陽に撃たれてしまった今日という夏が私を浄化していく

反乱の白い日傘を青に塗りわたしと空が同化する夏

「その花を頂きます」と来る予告、たぶん夏には盗まれている

風鈴の ....
午後の手を夜にするもの流れ落ち月と灯の影ふちどる熱さ



羽のうた夜と火のうた見張るよに双子のはざまを埋める海鳥



のばされた指の遠さに星は消え波をつらぬく矢は燃え上 ....
千波 一也さんの短歌おすすめリスト(327)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
地球システム- しろいろ短歌17*07-12-4
双響- 木立 悟短歌807-12-2
世代を超えろ!〜漫画・アニメ・特撮で五七五- AKINONA短歌707-11-23
在庫品セール(でまさかひと目惚れ)- メメズワ ...短歌507-11-23
共振- 木立 悟短歌1007-11-20
短歌を書いていたあの時に見ていたものは確かに青い世界だったん ...- ピッピ短歌1207-11-19
秋の夜長の作戦会議- メメズワ ...短歌9*07-11-3
肉体を- 石畑由紀 ...短歌11*07-10-31
プロポーズ- 快晴短歌707-10-20
66P_「短歌2」より- むさこ短歌8*07-10-19
4×5_短歌篇- 佐々宝砂短歌607-10-18
64P_「短歌2」より- むさこ短歌7*07-10-17
仮称_流星雨- たりぽん ...短歌10*07-10-6
公園- たもつ短歌507-10-6
酒場で- 町田アキ ...短歌4*07-10-4
特急を待つ- 町田アキ ...短歌6*07-10-1
あおい檸檬- 石瀬琳々短歌13*07-9-29
君ならよかった- 町田アキ ...短歌8*07-9-28
来月のあなたは?_12星座占いでみる10月の運勢- 北大路京 ...短歌16*07-9-28
幸福堂々- ポッケ短歌3*07-9-24
61P_「短歌2」より- むさこ短歌5*07-9-23
家電- たもつ短歌2107-9-22
「_かなしみ未満。_」- PULL.短歌2*07-9-11
「_ぼくの生殖器は「なまもの。」なのでお早めにお召し上がり下 ...- PULL.短歌3*07-9-8
「_阿呆なのでそれはもう阿呆なので夏はぐらぐら煮立っています ...- PULL.短歌7*07-8-25
「_ナホとナミダと涙と、夏。_」- PULL.短歌2*07-8-24
「_架空の夏。_」- PULL.短歌4*07-8-22
さよならの砂- 石瀬琳々短歌8*07-8-18
浄化していく夏- たにがわ ...短歌8*07-8-14
はじまりと双子- 木立 悟短歌707-8-13

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