いたらない
わたしが
なきながら

てのひらにうけた
こもれび

なにがよくて
わるいのか
おしえてくれた

あしもとにおちた
こもれび

そこをみつめて
そこからはじま ....
すきまぬって
おまつりだ

すきまぬって
たいこたたこう
おまつりだ

ふえもふこう
さけものもう

すきまぬって
わらおう

おまつりだ
おまつりだ

すきまぬって
 ....
きれいに別れたりすると
あとで尾を引いて苦しいなんて
そんなこと
もっと早くに教えてよ

そうしたら
最後の夜
あんなに強がることなく
あの人の胸にすがって
どこまでもぶざまに泣いた ....
すべてが終わると
その町にも銃を担いだ人たちがやってきた
彼らはこの国の言葉や
この国の言葉ではない言葉で話すものだから
町の人々はますます無口になった

少年は喧騒と沈黙でごったがえ ....
きみの涙は、
僕が舐めてあげる。

きみの瞼も、
きみの耳も、
背骨の窪みも、
おへその穴も、
その淡い茂みの奥も、
みんな僕が舐めてあげる。

おいで。
世 ....
母さん僕は
あなたの子供であることを何度
嫌味っぽく言ったかしれない

似ていると感じるほどに
それを振り払うような喧嘩を何度
繰り返したかしれない



そんな母が
「田舎に帰 ....
月はやがて
西へかたぶく
闇は薄目をあけて
とうとう光を受け入れる

朝は少しきむずかしやで
眉間に皺をよせながら
うすむらさきの靄を吐きだす

なにもかもが起きだす前の
ほんの密やかな静 ....
それは
いまにもきえいりそうに

ふわふわと
ぼくらのまえにあらわれ

ながれにおち

みずいろにひかりながら
ながされていったけれど

あのひ
だれにしられることもなく
ひ ....
まるで森の中にいるみたいにいい匂い

なんて君が言ってくれるから
僕は手を木のようにひろげて
君を抱きしめてみたのだけれど

そうやって抱きしめるほど包まれる
くらくらとする君の匂いのほ ....
生真面目にあいさつ交わすその影にほほ笑み潜むデスク前にて

ためいきは貴方の家庭(うち)に置いてきて私の前ではヒーローでいて

バブル期の企業戦士は家も見ず寝る間も惜しんで女を抱いた
    ....
あの嘘を見破るなんて野暮なことしなきゃよかったサヨナラ純情

ツマラナイ女になるなと口癖のように云うから泣いたりしない

ピンヒールの靴を履いたら女王様君はかかとの下で傅く

口紅の色を迷 ....
顔見知りの小さな川に
小さな女の子の幻影が
駆け抜けて 消えて行く

風も
駆け抜けて 消えて行く

結ぶ糸の切れた光が
ふりそそいで

確かなところを
踏みしめることの
でき ....
私が見た程には
写っていなかった写真を
やっぱり写っていない と
ため息つきながら
見ている

風も光も
写っていないので
もういちど
写しに行きたいけれど

あの風と光は
 ....
ふみつけると つぶれるように
なげつけると こわれるように

ことばにしてしまうと
こわれてしまうものが ある

たくさんのことばつかったので
おびただしく こわれたものたち

たい ....
そら に わ 
ゆび で かいて

わたし の へや

すっかり ながれて
みえなくなる けど

ずっと かお あげて
そこへ きっと 

すわって 
そよいで
ながれて ....
出会うのが遅くてごめんね
なんて
あやまるのはやめてください

たとえそれが
ほんの束の間でも
気の遠くなるような数の
偶然を重ねて
ここに
ふたり
寄り添えた奇蹟を
今はただ
 ....
つい忘れがちな
社会性 積み上げて
ピラミッド ごそごそ

いつまでも忘れられない
なくなった関係 積み上げて
ひとりきり ひそひそ

どこにもやれない
無関係性 積み上げて
バベ ....
物理的にいうと
今現在あなたとの距離は
約10センチメートル

ここは
広大な宇宙の拡がりと
気の遠くなるような長い時間の交差点

次の瞬間!
あなたは
もう二度と
わたしの手の ....
ミルク飴 の包み紙
くちょっと 丸めた

剥がされた まるみ
ころがされ とろけ

消えた 
来る日も
また来る日も
毎日 毎日

朝も昼も
そして長い長い夜も

あなたのことばかり
想いつづける

何気なく交わした会話や
時折みせる少年のような微笑や
偶然に触れた
 ....
「これを採るにはこうするんや」

口を大きく空に開けて
走り回っている
おとうと

おおきすぎるそれがちょっとこわい
私に
「これ、わたがしの味がするでぇ」

たくさんの
 ....
みぎにねがえりをうったら
ゆめが
ころがってきた

ひだりにねがえりをうったら
ゆめがまた
ころがってきた

ころがりでたゆめは
うずをまき
すぱいらるの
かなしみに
なみだし ....
しねない
なんどしんでも
しねない

男が嘆く

しねない
なんかいしんでも
しねない
あぁ

女も嘆く

男はこれまでに7回
高さ50メートルの橋から
海に身を投げ
 ....
8つのおとうとは
私が夕飯時になっても
食卓に来ないので怒っている

8つのおとうとは
私を呼んでも返事もしないと
私の部屋のドアを蹴り
「何か悲しい物でも、隠しているのか」
と問 ....
純粋でなくていい
つきぬけてなくてもいい
ふつうでありたい

ふつう

ふつうっていうのは、つまり
スーパーでみかんを買ったり
駅でコツコツ足音を立てて歩いている
大勢の人と
あま ....
明るい娘たちだ

美知子が寝込んだ今日も
夕食を作り、洗濯をし
ピアノに行って
キャッキャと笑って
ぐっすり眠っている

小学六年の薫は
ふくらみはじめた胸を
ホイホイとかかえて笑 ....
明日人間ドックに行こうとしているのは
まぎれもなくあの時列車に飛び込んだあの人だ。

鏡を眺めながらしんみりと
最近、なんか顔色悪くてねえ
などと話しかけてくる。

そう言われても
な ....
わっこ ほっこ ゆぎっこ ちみで

なして おらえのほうさ ふるなだべ
まんじ あさはやぐがら おぎでしゃ

みぢ こしゃねば あるがれねべた
ゆぎっこ つもって あるがれねべた 
 ....
そう、私は...私は...今まで...いっ一度も....

ケータイを持った事が無いのだぁ!(前振り長いよ)

はぁ〜すっきりした。しかし日本で携帯を持ってない人はきっと私だけである。し ....
最初から
おじいさんや
おばあさんが
いたわけではないのです
ただ風ばかりが吹く
何もない夕暮れのようなところから
むかし、むかし
と物語はいつも始まるのでした
やがてお話が終わる ....
yakaさんのおすすめリスト(249)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
こもれび- 落合朱美自由詩8*05-6-4
おまつり- こむ自由詩5*05-6-4
愚痴- フォマル ...未詩・独白7*05-6-3
すべてのあとで- たもつ自由詩4705-6-2
「_xK,_」- PULL.自由詩2*05-5-31
始発に乗って母は田舎に帰る- ベンジャ ...未詩・独白9*05-5-31
あかるいあさ- 落合朱美携帯写真+ ...7*05-5-30
ほたる- 草野大悟自由詩12*05-5-30
そんな匂いに包まれて- ベンジャ ...自由詩4*05-5-30
SAYONARA- 落合朱美短歌9*05-5-27
恋愛のカタチ- 落合朱美短歌12*05-5-22
幻影- こむ自由詩2*05-5-6
写真- こむ自由詩2*05-5-6
ことば- こむ自由詩305-3-29
うたい- 砂木自由詩10*05-3-27
いっすいのゆめ- フォマル ...自由詩5*05-3-9
やれやれ- こむ自由詩105-3-5
スクランブル- フォマル ...自由詩11*05-2-13
ひとくち- 砂木自由詩4*05-2-13
せつないということ- フォマル ...自由詩9*05-2-13
わたがしが降る日に- 月山一天自由詩12*05-2-4
ゆめ- 草野大悟自由詩605-1-22
死ねない男死ねない女- 草野大悟自由詩2*05-1-17
おとうと、怒る- 月山一天自由詩1505-1-9
ふつう- うめバア自由詩205-1-4
太陽の有給休暇- 草野大悟自由詩6*05-1-2
人間ドック- 草野大悟自由詩304-12-26
ちみで_雪- 砂木自由詩13*04-12-26
皆様、心の準備は宜しいですか?_恥をかくのを承知で白状します ...- 月山一天散文(批評 ...6*04-12-5
童話(物語)- たもつ自由詩22*04-7-30

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