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ほう  ほう
風が鳴いてる
シグナルはしずかに震え
ぽつり ぽつり
話す声がとぎれ
遠い踏み切りから
鐘の音が  ただよい
届かずに消えゆく

銀の車両は
鐘の音のな ....
ひとはとしをとれば しんでしまうよ
どんなに ながいきしても
いなくなるよ
うつくしいひとも ふつうのひとも
せのひくいひとも ようきなひとも
としとれば としとらなくても
ひとはしんで  ....
ぼくはときにイカサマを愛し
嘘をつくことに夢中になる
やがてスルメみたいに
熱が冷めると
かなしいものを反らせている

反らせる部分でぼくは
誰かと繋がっていたくなる
ぱちぱちと吸盤が ....
ねえ、ブランシュ、
あのとき
あなたが越えようとしていたものがなんだったか
今のわたしにはもう
それを知る手だてもないけれど
あなたはいつも わたしの
理解の範疇をこえて
日常のただしさ ....
せかいじゅうの

ゆめというゆめをあつめて

それをすいしんりょくにして

うちゅうへとびだすのだよ、



はかせはめをきらきらさせていいます。


ぼくはといえば

 ....
いずれ死ぬのに あせみず
たらして働いている ときおり
こんなことをしている場合かと
まっさおになることにも
すっかり慣れてしまった
体じゅう
寒気が
激しい朝
詩がとどく
さむいのに
雨なのに
書いたひとの気持ちが
きれいな色が
入り混じって
ここまで
とどく

チョコレートを
私はスペインの
よく冷え ....
私は
そらに放たれた宇宙飛行士
オフィスの
隅っこで見上げてる

ホワイトボード
お知らせのメモ
ホチキス

こんな朝から
遠い宇宙の孤独を想う
私とどこが違うのだろう

正 ....
となりの人
   となりの人、名前は知らない
   いつも夜に帰ってくる人
   だからまだ会ったことない
   だってとなりの人が帰ってくる時間
   僕はもう布団の中だから

となり ....
神保町にゆきたい
中央線でゆきたい
半蔵門線でもよい
おれはもうだめだ
あとのことはたのむ
おれの好みをみつくろって
何本かのエロDVDをたのむ
あの店だ

神保町にゆきたい
どう ....
「ショクヨウガエル」という物悲しい名前の蛙がいる
まるで人間に食べられるためだけに生まれてきたかのような名前の
体長十五〜二十cmにもなる巨大な蛙

正式な和名は「ウシガエル」
食用とし ....
自分 不器用っす

べたな 演出

べたな 口説き文句

べたな プレゼント

だって

君といつだって

べたべた したいんっす。
すごく はかない コイ物語だからむねをうつ

すごく かわいい コイ 物語 だから むねを うつ

そうだね あいちゃん おとめは いつも コイを していなくっちゃね

そうだね
 ....
惚れるひとつ。
溺れるふたつ。

ここにひとつ影。
ふたつ追憶に溺れる。

果てる波みっつ。
国道を利根川の河川敷にむかって歩いた
あそこで彼女と連れションして葉っぱでふいたりしたことを
いま
しみじみとおもいだしている

腕の中には死んだタヌキ
わたしたちは
それを埋めたかった ....
ジャケ買いしたの
ひとりになった帰りだったの
きのうはふたりだったの
犬は鳴いていたの

踏み切りがゆざめのように
夕日にまどろんでいたの
新鮮なたまごをトラックで売りにきたの
だけど ....
幹さん、
どうでもいいですけど
高円寺のキャバクラで詩人っていう名刺配りまくるのはやめて下さいよ。
大将二号店で2本目のつくねをほおばりながらキムがつっけんどんに言い放った
どうでもいいけどキ ....
悔いなんてなにもない
なんてどうでもいい嘘をついた
その部屋は冬の海のように
優しく揺れ続けている
雪に咲いたあの花の名前を
結局思い出せないままだった

君は時計とともに僕の部屋へ来て ....
遠くさいごのやつが
行ってしまった

しろい世界
やけに鮮明なこの二本の
赤錆びたレール
踏み切りのバーと
鳴っていた赤


なぜ僕は絶えず
あきらめず
この渡れもしない踏切り ....
きょうが無理なら
あす会いたいよって
繋がっていかない
なぜ

筆が滑っているんだろう
紺いろの絵の具が
巧く
馴染んでかない
下地は青いそら少しのしろ
ベランダで
指先でたつか ....
あすになれば
大人になる気がする

実感もないまま
大人になって
平気で
ひどいこと
はなす気がする

感じもしない
郷愁を
良いとおもったり
焦って沢山の駄菓子を
買い込ん ....
きみ
いつも
ひとり
あるけない
ぼく いつも 
ひとり 
あるきたい 
きみ 
ぼくの まえで 
なんども ないた ぼく それ とめなかった きみ ひとりで 超えていくの ぼくを  ....
でもね
ショッカーにもママがいるのよ
って教えてくれた
幼稚園のさゆり先生が
交通事故でびっこになってしまったと
ママが教えてくれた

ボーイフレンドのバイクで事故ったのだ
ランドセル ....
1.

かみさまはいるよ、
って 
教えてくれた人は
もうすぐ死んでゆく人だったけど
それは黙っておいた


だって、あいしてるんだ



2.

きのう、かみさまを見か ....
 声の聞こえる道、通っていく道
 生まれてくることが、生きていたいと思ってた
 三月の花が、九月に散ろうとすれば
 いつだってそこからは、そこからは


  *

始まりはどこにでもあ ....
いま すれちがったひとの
顔のうろこが すこし
はがれていたよね なまぐさく  
だれしも さむいものを
海に はこぶ途中なんだ
漠然となんだ
理由なんてないんだ

だから不安なんだ
とても不安なんだ

僕の真っ赤なカンバス
燃えるように赤いカンバス

情熱の赤
赤信号の赤

じっと見ていると
誰かが何 ....
死んでいたのに
旅人が きまって ここで
小便をするもんだから
芽をさまし 他人の木に
花をつけて しまった
父ちゃん泣いた 母ちゃん泣いた
じいちゃん泣いた ばあちゃん泣いた
じいちゃん泣いた ばあちゃん泣いた
お前が泣くから みんなで泣いた

みんなの涙は海になる
どんどん溢れて肩まで来たら
 ....
僕が転んだ
白い雲がながれていた
僕が転んだ
麦の穂を風が掃いた
僕が転んだ
膝に石を刺した
しんとした痛みを
ただこらえた

何も居ない 
笑いごえもない
ひざを押さえた道端で ....
桜さんの自由詩おすすめリスト(310)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
発車前- 紫翠自由詩5*06-3-15
たぶん- 刑部憲暁自由詩206-3-13
イカサマから視覚的に繋げる孤独- tonpekep自由詩10*06-3-12
ブランシュの丘- 望月 ゆ ...自由詩24*06-3-10
はかせのそふぁー- ブルース ...自由詩3*06-3-9
そろもん(反市民の話)- みつべえ自由詩706-3-9
自由な朝- 阿麻自由詩23*06-3-6
るりいろ- umineko自由詩17*06-3-3
となりの人- 夕凪ここ ...自由詩8+*06-2-23
神保町にゆきたい- ZUZU自由詩32*06-2-19
ショクヨウガエル- たもつ自由詩906-2-13
ポケモン(ベトベターにて)- 仲本いす ...自由詩3*06-2-11
だいなまいとべいびー__- すぬかん ...自由詩206-2-2
「_ひとつふたつ。_」- PULL.自由詩13*06-1-30
ワンダー- モリマサ ...自由詩6*06-1-30
ジャケ買い- ZUZU自由詩1006-1-26
金金金(キムキムキム)- 馬野ミキ自由詩54+06-1-24
往診- 霜天自由詩1106-1-21
踏み切り- 便乗鴎自由詩2*06-1-11
アクリル- 便乗鴎自由詩2*06-1-9
水滴と波紋- 便乗鴎自由詩5*06-1-8
きみ- すぬかん ...自由詩206-1-8
ショッカーにもママが- ZUZU自由詩2706-1-7
かみさまについて学んだいくつかのこと- 望月 ゆ ...自由詩80+*06-1-6
loop- 霜天自由詩305-12-31
そろもん(木枯の話)- みつべえ自由詩505-12-19
ざわめき- 和泉 誠自由詩2*05-12-16
そろもん(復活の話)- みつべえ自由詩505-12-16
涙の海でおぼれよう- 木葉 揺自由詩7*05-12-13
_僕が転んだ- 「ま」の ...自由詩6*05-12-12

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