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何も知りません
呟きかけた息が
黙ってしまいます

言えない言葉が溢れて
濁った言葉を清めます

憎んではいません
笑い声は高らかに
風という生き方になります

命はいつでも
 ....
睡眠、不足
よだれ、たれ
たまらない、ポチ公
部屋、片隅
凍る水蜜桃、嗅ぐ
月兎模様、紅色暖簾
ハサミ、刻まれ
切り絵、描かれ
暖簾、風穴
埋めてけ、隙間
切り子細工
音高く、風 ....
細長い一日の側面には
たくさんの出窓が一列に並んでいた
窓枠には下手な絵が嵌め込まれていたから
僕は脇目もふらず
いったりきたりするしかなかった

細長い一日の両端には
それぞれにひ ....
すこしだけ怖いことを考えたくて
夢の中で君を消した
白い朝がやってきた
さよならが乾きたてのころ



机の上に散乱する単語帳
角が折れてめくれてゆく
覚えることと忘れないこ ....
行き先も知らない船から
紙テープを投げて
わたしは今日、生まれよう
別れを告げるために投げるのではなく
離れるために切れるのでもない
風に大きなループを描き
旅立つために

    ....
陸があって
呟きがあって
知り合った
冬の夜に
繁華街の路上に
落ちた割り箸の
片割れみたいな
よごれ方は
気に入ってる

夏の
失明する真昼に
無数の甲虫が光って
あぶらぜ ....
{画像=080717222534.jpg}

         心
         静か
        に、耳を
       傾けよう。遠
      くに聞こえて来る
      ....
明日で一学期が終わるので
仕事用のパソコンを持って帰る
念のため個人データはすべてロック
ああ、重い重い…肩が外れそうだ
エスカレータ登ったら
電車 行っちゃったよ く、くやしい
肩が痛い ....
温かい、涙を誘う詩も、

悲しくて、綺麗な詩も、

どれもこれも、うまく表せなくて。

あの時の涙は、偽物だったのかなぁとか

あの悔しさは、僕に何も残さなかったのかなぁとか

い ....
午前2時。

テレビの光、煙草の煙。

色んなことを思い浮かべる。

夢見心地。

去年の今日は君がいた。

夜の野球場。星空。沈黙。衝突。

俺は全てが愛しかったんだよ。
 ....
波打ち際で
砂に埋もれかけた
木製の小舟が
少年の夢にたたき起こされ
夕映えに浮かぶ

かもめが船頭になって
赤く染まった海を進んでいく
静まりかえった海面に敷かれた
赤い絨毯は
 ....
僕らは ずっと 現在進行形で

 色褪せることなく 愛を重ね合っていけたら良いね
たまごが転んだ

起き上がれない

それ、これ、うつむきながら

あれはうつむくのかしら

コーヒー飲むのかしら



お茶碗は棺桶かしら

たまごが震えた ....
みどりいろに見えた空は
そりゃ当たり前みたいに青いわさ
そうやって
きかれりゃあ
そりゃあ

なんかいちまい
目に膜が
かかっとる
うすくて
透けとるのが

はがしてみやあ
 ....
階段を さかのぼって
その当時に もどると
親友を 裏切った直後の
わたしが あめかぜに
漂白されて 立っていた
老朽化の進んだ体育館は
二階に観客席が付いていて
死んだ蛾や蝉がたくさん落ちていた
わたしは
つま先の赤いうわばきで
それらの死骸を踏み砕き
空へ近づこうとするかのように
一人でそこへの ....
磔みたいに動かぬ石は自分の形を忘れていない。
射殺すような光と熱が身体を焼く。
焦げ付く髪と汗ばむ手の平。遠くに見える蜃気楼。
僕から伸びる黒い影は夜にも似ている闇のようで。
呑み込ま ....
洗面器の水に
指を浸す
わたし達の海はこんなに小さい


手と手が触れ合える
ささやかな暮らしでよかったね


ざざぶ〜ん
ときどき窓のそとで水音がする
あれはイルカ
あれはシ ....
こんな曖昧な風が吹く夜は優しくなれなくて
自分のなかにある悲しみや小さな孤独が
心のなかでドタバタと暴れまわる

「毎日いろんなことがあるよねぇ」
そのいろんなことが三日くらいで ....
臨界点ならとうに越えた
 さぁ
 夜がくるよ


さよなら お月さま
俺は、あんたに届かない


こうばしいパン
かぐわしいコーヒー
光が蔭る砂時計とともに
ひまわりの形をした ....
良くできたうめぼしは
故郷の懐かしい味がする

すっぱさのなかから
忘れかけていたものが顔をのぞかせて
こんなんだったよね
と問いかけてくれるような

ほどよく皺くちゃで
秋アカネの ....

家を出ると
道端に
無数の舌が落ちていた

赤信号が
誰ひとり停められなくて
途方に暮れているような真夜中だった

舌たちは
うすべにいろの花のように
可愛らしく揺れなが ....
Ser immortal es baladi;
menos el hombre, todas las criaturas lo son, pues ignoran la muerte;
lo  ....
君に対する僕の心は

ほとんど愛で


蝋燭たてとか

傘たてとか


ドアノブとか

靴べらとか


そういうものに

僕はなりたい


 ....
いつか君の病気が治ったら
どこにでも行こう
そのときまでに俺は
いろんなところを見ておくから

いつか君の病気が治ったら
カンパイしよう
缶ビールでいいよ
もう薬はいらない ....
月のしずかを詠むほどに

月を
寡黙に封じ込む


 聴きそびれていたかも知れない
 のに

 細い肩には雲をのせ
 風をたよりに
 風さえも
 去り


物云わ ....
水道の蛇口を軽く捻ると
中から水がポタポタ流れ出てくる
「それは涙だ」
と誰かが呟いた
言われなくても分かっている
これは涙だ

それは音を立てて溜まっていく
洗面器の上の鏡に男が映っ ....
予定のない週末には雨が降らない
世の中では始終血の雨が降っている
どしゃどしゃと

希望のない終末では涙も流せない
君の中では終始あの日が繰り返される
かたかたかたと

予定のない週末 ....
定年後 
趣味で油絵を始めた親父が 
キャンバスに向かい 
一枚の絵を描き直している

 さっ さっ 

と音をたてると 
窓辺から
午後の日が射すこの部屋に 
絵具の匂いが満ちて ....
背が高くて猫背のハラピンが
丸めた背中の内側で何か書いている

「せいかつのために詩を書いてるんだ」

試しに読ませてもらうと

{引用=「星」  作 ハラピン

星をひとつぶ食べた ....
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