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老朽化の進んだ体育館は
二階に観客席が付いていて
死んだ蛾や蝉がたくさん落ちていた
わたしは
つま先の赤いうわばきで
それらの死骸を踏み砕き
空へ近づこうとするかのように
一人でそこへの ....
・
家を出ると
道端に
無数の舌が落ちていた
赤信号が
誰ひとり停められなくて
途方に暮れているような真夜中だった
舌たちは
うすべにいろの花のように
可愛らしく揺れなが ....
桜さんの吉田ぐんじょうさんおすすめリスト
(2)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
赤いうわばきとたいくかん
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吉田ぐん ...
自由詩
25
07-9-7
こわいはなし
-
吉田ぐん ...
自由詩
24
07-9-1
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