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シャボン玉を吹いた
あの日の希望のように
奇跡みたいな虹色
刹那の喜び
弾けて跡形なく消えた

落胆から眺める最高
再び手にするストロー

シャボン玉が飛んだ
沢山連なって
虹色 ....
悲しいことがあったなら
目を閉じて数を数えなさい
ひとつ。1歳の出来事
ふたつ。2歳の出来事
そんな風に思い浮かべながら
自分の一つ先の歳まで

人や運命を憎みたくなったら
海を憎 ....
ただ、青くて
細く収束する顎の形
幼い紙質の上に
設計図面を描くといつも
自動扉のところで
ふと途絶えてしまう

お昼の休憩中
遷都のようなものがあった
街のいたるところから ....
しごとの失たいを
星の運行とむすぶのは慣れている
傷を季節と分かちあう
古い知恵

深い疲れのおり
壁にかかった絵をみる
樹氷のある
白い湖の畔

南うまれのわたしが
みないかも ....
こんなこと、考えたことない?
朝、病院に忍び込んでさ、
まだ眠ってる患者さんたちの、おでこんとこに
ガン、ガン、ガンって、書いてくんだ。
消えないマジック、使ってさ。
ヘンなオマケ。
でも ....
背中で赤いやつが暴れてやがる
一生消せねえ黥の幽鬼だあ
酒と博打で女房は消えちまった
寒空に震えても、背中はいつも火達磨よ

地獄の鬼が暴れやがる、燃えやがる
のたうち回って転がったって
 ....
あなたの知らない星にいる
わたしは昨夜ないていた
どれだけ涙を流して
声を上げようと
知ることのない
あなたは
わたしの知ることのない星にいる

思い出せばついさっきのよう
なのに
 ....
 一度とりとめもなく書き込んでみようと思った。散文詩と言えるものなのか独白詩と言えるものなのか、掴み所のない読み物として、もちろんあとで推敲することもなく、かといって顕かな誤字が有れば手直しもする ....  拒む亡霊たちよ 

        大地を震わし 立ち 塞がり

熱それは
                     雨か風なのか

我は夢を見続ける 

           ....
呼ぶ名前すら知らず絵学ぶよ。
よぶなまえすらしらずえまなぶよ


私の潜る余白と読破、夜、雲の下は。
わたしのもぐるよはくとどくはよるくものしたわ


太古、鱗ごと心動いた。
たいこ ....
ほー、ほー、ほーたる来い
こっちのみーずは、あーまいよ


ローレライは必ず美しい顔をしている
優しい歌声で唄い
多くの男を捕らえるために常に魅惑的だ

今宵もまたひとり

「歌を ....
小さくちぎった新聞紙
丸めてバケツの水に浸す
指先から冷たさが伝ってきた
「新聞紙で窓を拭けば、綺麗になるよ」
そう教えてくれたのはかつてお世話になった教会牧師の奥さんだった

年末が近づ ....
火をおこし護摩木が焚べられる
般若心経が唱えられ
炎が燃え盛るにつれて読経は速くなる
一緒に唱えていると
息継ぎをするのが難しい
滑らかに歌うような僧侶は
どうやって息継ぎをしているのだろ ....
鬱蒼とした深緑のカーテン
僅かに差す光が私の頬を掠めて落ちた
柔らかな苔の上に敷きしめられた硝子張の針
歩くたび私の足裏の皮膚を突き破り赤く染める

白目を剥いた猫が白いシミーズの裾を
揺 ....
  

悲しみを忘れたいなら
悲しみをすこし穢そう
一編の詩の中にある
悲しみがキラリきらめく


世知辛い生き様を棄て
生きたくて宇宙(そら)をみあげた
堕ちてくる銀の鈴のね ....
蛙の子はカエル?
いいえ、蛙の子はおたまじゃくし

おたまじゃくしは想ってる

僕は鳥になり
大空を飛んで歓びの唄を歌おう
私は蝶になり
ひらひらひらひら風の間に間に

おたまじゃ ....
曇天の上側には太陽があることなんて信じられない。私は朝五時から午後一時までの勤務を終え、こうしてぼんやりと外の曇天を眺めている。曇天には重量があると思っていて、このやるせなさと、なんとはなしの失意感は ....  

 

 回れ楡の花 硯大根芋牛蒡 松葉結は栗匂う華
 
  オレンジの皺皮剥いた四時半時に哀れ 朧三日月の 弓は徒を絶つ

             流れのない街でずっと暮らすつ ....
キッチンカーの日替わり丼
いつも行列ができている
社内では手作り弁当持参が多数
外食や買い出しは少数
少数派の僕はキッチンカーの列に並ぶ
順番が来るまで
まるで今までそこになかったかのよう ....
  風景が振りむいた
  きりきりと ただ一度だけ
  冬の 椀の 上

  木立があった
  冷えた池も あった
  あなたが いなかった

  振りむいた
  震えた 溢れた ....
 眼に泳ぐ精子たち      
                     電子を帯びたきみの姿見
 幾数年もわたしの前を歩いている
               ひとりごちに浴する勝手が ....
街に雨が降っている
いくつかの記憶が断片のまま転がっている
  僕は君に呼びかける
  かえってくるものが自分の谺にすぎないと
  知っていても
  それは君がいなければ
  生まれなかっ ....
排気口からとめどなく産まれる風船。バスの行列、タイヤをラメで塗る。
正方形の庭、日付のないカレンダー、海。
「もう一度最初から話してくれませんか?」
髪の毛を耳にかけるしぐさ、紫色の砂。ポリカー ....
奏者は愛おしそうに
艶やかなボディをひと撫でし
ため息をついて弓を構えた

最初は軽く軽く
羽根のように優しく奏でる
ヴァイオリンは直ぐに応え
小刻みな小さな音で震え求めた

ヴァイ ....
気づくとたいてい
じゃがいものくぼみから芽が出ている
ほっとくとそれらは
すくすく伸びて
じゃがいもをだめにしてしまう

わたしの毛穴からも芽が出て だけど
それは空なんかは目指さない
 ....
人類を何度も絶滅させた
もちろんフィクションの中でな
と語るおじさんの声は楽しげ
指の間で弄ぶアンプルが危なっかしい

外からくる敵が昔は流行ったが
世界を水晶にしちゃうとか
風が強すぎ ....
私があいをつげることにより
貴女がしんでしまっても
覚悟ができました

私が全ての罪を背負います

私をひと殺しと呼べばいい

誤解なきよう言っておく
我が君は書いてる間
ずっと貴 ....
家のすぐ近所の路上に
車に轢かれた、
猫の死骸があって、
小さな女の子が頭を撫でていた。
それからしばらくして
女の子の母親がやってきて、
案の定、猫について話しはじめた。
母親はおどろ ....
わたしはいなかった。 人を一人も殺さなくて、男と言えるかね? 
人間と言えるかね?
もう一度言おう。
人を一人も殺さなくて、男と言えるかね?
人間と言えるかね?
太宰治は沢山人を殺したよ。
ジョンレノンだって、 ....
髙任勇梓 Takatoh Yujiさんの自由詩おすすめリスト(131)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
シャボン玉- 自由詩725-2-3
letters- mizunomadoka自由詩325-2-3
残り香- たもつ自由詩625-2-3
水星逆行- 形代 律自由詩1225-2-2
『グァバの木の下で』というのが、そのホテルの名前だった。- 田中宏輔自由詩10+*25-2-2
- atsuchan69自由詩13+*25-2-2
知らない星のやさしい温度- 唐草フウ自由詩12*25-1-31
わたしに語りかける夢の話し- 洗貝新自由詩13*25-1-30
天と才- 洗貝新自由詩6*25-1-29
胎児と踊る(回文)- 水宮うみ自由詩3*25-1-29
ローレライ_テーマ「おいしい話(闇バイト含む)に魅了されると ...- りつ自由詩3*25-1-28
離散家族- 栗栖真理 ...自由詩4*25-1-28
火曜日の護摩- 自由詩4*25-1-28
彷徨う- 栗栖真理 ...自由詩2*25-1-28
しろいつみ- 秋葉竹自由詩225-1-28
おたまじゃくしは夢を見る- りつ自由詩5*25-1-26
曇天の重量- 山人自由詩16*25-1-24
水入りの街- 洗貝新自由詩12*25-1-24
木曜日の丼- 自由詩10*25-1-23
ラザロ(2025.01.16)- 草野春心自由詩425-1-21
無線紙- アラガイ ...自由詩10*25-1-17
call- 塔野夏子自由詩6*25-1-17
ラメ付きバス- はるな自由詩225-1-17
ヴァイオリン- りつ自由詩5*25-1-17
ソラニン- そらの珊 ...自由詩13*25-1-16
わたしのおじさん【きょうのソネット】- 佐々宝砂自由詩1*25-1-15
かくご- りつ自由詩3*25-1-15
The_Morning_of_the_Neon_Demon_ ...- おまる自由詩8*25-1-14
地球最期の日- すぬかん ...自由詩325-1-14
おにいちゃんへ②- 鏡文志自由詩4*25-1-14

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