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早贄みたいに残された
だれかの祈り
吹雪きの中
目くばせする
硝子のような時を隔てて

木の実を爪繰る
指先に
小鳥の心音

あなたの長い舌が
耳の奥まで入って来ると
つめたい ....
かわいた月は夕間暮れ
水気をとりもどす
井戸底に 灯る骨
白く鳴り
つめたく響く 唇は
もう血肉を夢見ない

かつては跳ねる想い
着物を乱し帯を解き
胚芽から
鋸状の風が渦を巻いて ....
髙任勇梓 Takatoh Yujiさんのただのみきやさんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
祝祭の扉- ただのみ ...自由詩4*25-2-10
月酔歌- ただのみ ...自由詩6*25-1-12

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