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枯枝に結ばれた
「吉」のおみくじ
約束のリボン

春になれば
再び木の芽吹くように
願いも叶う
そんな約束のリボン

だから
北風の中でも大丈夫
どこまでも
まっすぐ
走ってきたはずなのに
またここへ
戻ってきてしまった

このまま
走り続ければ
いいのかな

いつか
遠心力で
ここから
とび出せるのかな
来る日も
また来る日も
毎日 毎日

朝も昼も
そして長い長い夜も

あなたのことばかり
想いつづける

何気なく交わした会話や
時折みせる少年のような微笑や
偶然に触れた
 ....
喜びのうしろに
悲しみが
いる

涙のとなりに
微笑みが
いる

神様のつくった
小さな人間
つぶ

だまって青い空が
ある

だまって揺れる花が
ある
うみの うえの くもは
ひろく そらに わたり
おやは こども つれて
あおの なかに すわる

かぜは とけて とまり
ときの なかに おちて
よせて かえす なみも
ひろく みれば ....
僕たちの寝床は動く歩道
一分間のまどろみを
くりかえして
くりかえして

冬は南
夏は北
僕たちは
最早
回遊魚

毎分四十メートルに
作られた僕たち
転倒したゲットーを ....
私はあなたが分からない。

一番近くにいるはずなのに
何を考えているか分からない。

だから、遠くから見つめてみた
あえてあなたから離れてみた

けれど


真実は見えてこなかっ ....
一度きり
月は隠れ
闇の中にその眼を見た

答えはなく
沈黙のままに指は触れた

考えることが
なんの意味も持たなくなる

言葉でも心でもない
想いは強く激しかった

唇は
 ....
誰もいない小屋には
誰もいないので
屋根に雪が降っても
積もるばかりで

誰もいない小屋には
誰もいない部屋の片隅で
蜘蛛がぢっと巣を張って

誰もいない小屋に飾られた
日に焼けた ....
君を好きとただ、言えればいいのに
簡単に言葉にできない僕だから

ノートの切れっぱしに
好きです って書いたら
風にのってどっかに飛んでいってしまった

草原を走る少女がそれを見て
 ....
おとぎばなしで
ねむらせてください

ちいさな わらやね
ふりつむゆきで
ねむらせてください

おにさんのなみだで
ねむらせてください

たろうどんや たごさくどんと
いっしょに ....
鏡のような水面に

花と月がよく映える

水面に映りし月を見て

竿を垂らしながら

決して届かぬ事を知る

…浮が沈み波紋が広がる

月は霧散し消えて見えず

竿を上げ
 ....
残像、光の残像、



スローモーションで、ドアが開く。

引き伸ばされた・・・・音。光の残像。



捨てられてしまった記憶、光の残像を、



それは誰にもわから ....
胸にさやけし 
春の恋
波のこちらに
夏の色
せめて明日へのおみやげに
きれいに包んで下さいな

子供泣かせの
秋の空
誰もつれなき
冬の石
せめて明日へのおみやげに
小さく包 ....
悲しさと淋しさを
試験管に注いで
反応させたら
恋になるかしら?

手をすべらせて
ビーカーを取り落とすほど
白い煙をたちのぼらせて
恋になるかしら?
通勤カバンの中身が
巨大なネコの昼寝だらけ
暴発、し、俺!走り!抜ける!
山形屋とトヨタの間の路地を
あらぬ方へよからぬ方へ
俺の影を位牌にしてくれ
俺の位牌をKIOSKで売ってくれ
 ....
この携帯電話一つ
棄ててしまえば

僕はたちまち解放されて
自由になれる

でも孤独が怖いんだ

部屋で一人
テレビゲームをしていると

ふと
死にたくなる

たばこに火を ....
君の中に花はあるかい?


風に折れず
時に枯れず


君の中に譲れない花はあるかい?


{ルビ艶=あで}やかな色で
毅然と輝く


君の中に血を流しても咲く花はあるかい ....
叫びたい
本当は

私をかなぐりすてて
泣き叫んで
のたうちまわってしまいたい


そうしないのは
私のプライドだ
あんぱん満月の下
僕等は仲良く一個ずつ
ニッコリほおばろう

めろんぱん半月の下
僕等は仲良くはんぶんこ
大事にほおばろう

はらぺこ新月の下
ほおばるものはないけれど
僕等は仲良 ....
聞こえない歌


見えない旋律




確かに感じる


どこかから


流れてくる




それは


川の呟き


木々の囁き



 ....
星のようなお月様も
月のようなお星様も
それはまるで
するめでした



(エリック・キツネメ)
 
君の苦しみ、悲しみが 伝わるたび
私も苦しみ、悲しみは するけれど
君の一部を共有したようなつもりで
実のところは嬉しいのかもしれない

君の苦しみ、悲しみを もったまま
私も明るく ....
 静かな夜更けにピアノが流れています

 泣くように 或いはまた 笑うように

 時計を失くした夜は

 言葉を亡くした夜は

 鼓動を無くした夜は

 胸を三日月に晒し

 ....
またそんな見え透いた嘘をつくのか。
窓にもたれて、風鈴を揺らして、視線を上手く逸らすのか。

胸が、しくりとする。

青い魚眼を見上げる、この日陰の部屋で
こんな風に、輪郭だけ向き合う事で ....
いつか
星になれたらいいナ
いつか
ひとりじゃなくなったら
今の私が
星になれたらいいナ

叫ぶ声が聞こえるような
星になれたらいいナ
夢の面影を
青い空に映してみたり
償うことのできない
いわれのない罪を背負って
人は
悲しいぐらい忘れていく
何もかも失っていく

それでも
どうして生きるのか
悲しみの中からうま ....
さざんかが
ひっそりと咲いている

まるで
恋人を待つように

かんじかんだ指をのばすけど
触れられなかった
さざんかの花になって
そっと待ちぶせ
してみようか

寒いところ 帰ってくる君を
一番に出迎えてあげたいから

「おかえりなさい^^」
私の足の下に
小さな命が
幾千も幾万も
耐えている
つい踏みたくなるけど
そう考えて
今日はガマン。
ツクヨミさんの自由詩おすすめリスト(358)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
約束のリボン- 春日野佐 ...自由詩205-2-18
遠心力- 043BLUE自由詩305-2-18
せつないということ- フォマル ...自由詩9*05-2-13
涙のとなりに- 春日野佐 ...自由詩4*05-2-7
ひょうけつ- 感人自由詩5*05-2-4
二十二世紀のゲットー- 太郎冠者自由詩2*05-2-4
不詳真実- 神風わさ ...自由詩205-1-29
189「暁の果て」- 一筆自由詩2*05-1-28
誰もいない小屋でした- 煙と工場自由詩405-1-27
想いは遠いどこかで・・・- YAMA ...自由詩205-1-27
おとぎばなしで- こむ自由詩5*05-1-27
一竿の風月- 夢之櫻自由詩205-1-25
ドロップ・シャドウ、コントラスト、コントラスト- GGP自由詩405-1-21
明日へのおみやげ- 春日野佐 ...自由詩405-1-18
恋の化学反応- 春日野佐 ...自由詩5*05-1-18
静物- たもつ自由詩1005-1-18
まあそういうことだ- みもる自由詩305-1-18
Gerbera- HEDWIG自由詩5*05-1-18
プライド- 春日野佐 ...自由詩4*05-1-17
むーんらいと- Tシャツ自由詩3*05-1-17
不確かなもの- きとり自由詩305-1-17
すみれ- 不老産兄 ...自由詩205-1-14
魔性- LEO自由詩1*05-1-14
フレデリックのように- のら自由詩305-1-14
カナリヤ- イグチユ ...自由詩605-1-13
星になれたら- 春日野佐 ...自由詩405-1-13
それでもどうして生きるのか- 春日野佐 ...自由詩4*05-1-13
さざんか- 春日野佐 ...自由詩205-1-13
さざんか通り- 春日野佐 ...自由詩3*05-1-12
しもばしら- 春日野佐 ...自由詩105-1-12

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