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いつか空へと還りたい

ねえ
あなたなら
私の背中に
白い翼を咲かせてくれる?

人はね
昔 天使だったんだよ
だって ほら
こんなにも空が恋しい
空が夜に包まれる頃
月は私に句読点
束の間訪れる
休息の時
全てを月にまかせて
闇の中へと眠りいる
安らぎを
心をこめて つむぎつつ
澄みきった青空に
白い帽子が
よく似合う
まぶかにかぶった
はずかしがりや
冬の朝にそびえる
富士山 どでーん
私の中で
溢れかえる
歌の波
止まらない
止まらない

この心が
つむいでゆく
言の葉たち
次々と
次々と

忘れられない思い出と
今も消えない傷跡

私はただ歌う
誰 ....
できるだけここから逃げたい
外は雨模様
すべて流されてゆけ、
ぼくの逃げる必要がなくなる

明日は晴れるかい、と聞いたけれど
足跡すら何も答えない、
さようなら、
言葉では簡単だけれど ....
悲しさと 淋しさを
試験管に注いで
反応させたら
恋になるかしら?

手をすべらせて
ビーカーを取り落とすほど
白い煙をたちのぼらせて
恋になるかしら?
三日月の竪琴をつまびいて
夜空のカーテン揺らします
恋はゆらゆら月の色
帰らぬ心 ひとかけら
さらさらと落ち 流れ星
さらさらと落ち 涙星
私から風が生まれる
気まぐれな風が生まれる
一瞬 あなたの風に吹かれて
少しだけ 大きくなったみたい

風は吹き止まない
時が決して止まらぬように
目を開けても見えないものは
目を閉じても見えないと思った

神よ
と一言呟く
相変わらず外は風が吹いていて
夕日が刻々と消えていく
明日への祝福だ
夜を迎える準備をしよう

神よ
 ....
本当の空を知らず
生まれ死ぬる人

それでも心は
空だけを見ていた
永遠は流れ星
恋という宇宙を
ついとかけぬけて
儚い夢へ消えてゆく
意味など
何もない世界に
今 私たちは
生きている

もしかしたら
この世界は
誰かの夢の中でしかないかもしれない
もしかしたら
この世界は
何かの本の中でしかないかもしれない
 ....
未だかつて
私は新鮮な驚きを知らない
昔 {注大きな船=黒船}を見た人のような
新鮮な驚きを私は知らない

私達はどうでもいいことを
知りすぎた
高度な文明の中で
そうして忘れたもの  ....
今更 こんなこと言えない
あなたのその優しさが
あなたのその笑顔が
ひとつ ひとつ
私の心に降り積もって
あの時も あの時も
泣きたい心 泣けない気持ち
金色の雪のように
散ってゆくのは想いの絵葉書
とんでけ
とんでけ
雲の上まで
空の果てまで
あの人のもとへ届くように
白い息
私の中でお湯が沸いたみたい
手袋にマフラーに
ほわーんって
冷めないうちに
あなたの心に紅茶をいれさせて?
雨が空を押し流して
新しい朝を呼んできた
真っ青な
洗いたてのシャツ
ぱりっ
メトロノームの夜
虫のこえにさそわれて
そっと奏でるほそい糸

紺色の扉を開けて下さい
雲の上の優しき人よ
君のそばで会うために
言葉は羽根のはえた
心のようなもの
ときにその翼はやわらかく
ときにその翼は鋭く

もし
人が言葉を失ったら
それは
鳥が翼をもがれるのと同じこと
己の存在に疑問を抱いた時
一人の哲学者が生まれた

己の存在に恐怖を抱いた時
一人の悪魔が生まれた

哲学者は悪魔という疑問を追い続け
悪魔は哲学者という恐怖を追い続け
だが決して あ ....
激しかった雨も
いつのまにか やみ
気がつけば
ひとすじの虹
片想いが
やっと通じたように
空から空へ
ひとすじの虹

ただ
追いかけても届かない
ひとすじの虹
空を一直線にかけのぼる飛行機雲
くすのきに登っても
時計台にのぼっても
そのしっぽさえ つかめない
「おーい!」叫んでみる
「どこまで行くのー?」
もし
私が死んでも
悲しんだりなぞしないで下さい
むしろそれは
私にとって幸せなことだったのだと
喜んで下さい
私の死はとても
小さなことです
今このときに
死んでしまっている人は
 ....
あの人は行ってしまった
あの人は逝ってしまった
シャボン玉のように
遠い地平線の向こうへ
「さよなら」も言わずに

あの頃に住んでいた街を
再び訪れても
今はもう何も聞こえない
幼い ....
優しい気持ち思い出すよ
この大きな空を見上げれば
何もかも投げ出して
泣きたくなったりもするけど

ウスムラサキの空の果て
届かない
君の声は聞こえてる

流れる涙 心で止まれ
君 ....
おとぎの国で幻を見て
今も私は夢の中
涸れるほど涙を流して
その海に溺れて

月さえ隠して
闇夜を呼んで
みにくい私をかき消すように
風が強くて
笑うほどはためく
せんたくものたち
この体も
飛べたらいいのに
咲いた花は 絶対にいつかかれるのに
なぜかかれぬと安心してた
時は流れるものだから
どんなものだって老いてゆく

かれてから気づく花のひかりに
後悔の言葉は積もるけど
「もっと日向に置け ....
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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