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海の香りに目をさまし
ふと見れば 波

誰を待っているのか
どんな言葉を待っているのか


不思議な涙は
いくつも流れて空に消えた

君の香りがした
君は希望の香りがした

 ....
風はいつでも強いかな?
空はいつでも暗いかな?

ちがうよね

やさしい風も
あかるい空も
あるじゃない

不幸ばかりは続かない
素直になろうよ
私たち!
心のわだかまり
な ....
夢のような色合いの
からっぽの貝がら

心のような色合いの
砕けてしまった貝がら

チクリと指に花を咲かす


害のない言葉など
ないと知りながら
きれいな言葉を
使いたかった ....
笑ったり
泣いたり
怒ったり

君の、ころころと、まるで万華鏡のようにかわる
「君の顔」
ボクの一番好きな「顔」は照れ笑いの顔、
宝物の中の宝物

恋の歌を口ずさまずにはいられない
 ....
音符のように揺れる花は
ビロードの四面ソ歌
色と音とがマチアワセ
白い夢を真っ赤に染めて
花になれなかった
けれど似てしまった
ゆえに{ルビ永遠=とわ}をゆく
四面ソ歌
声にならなかった
すぐそこにいたのに
あの一言は
時の彼方へ行ってしまった

ただ「あいたい」と思える人がいるだけで
幸せなのかもしれない
だから 君がうらやましい

六月は蒼く煙っ ....
泣いていたのは
誰だったろう
涙はコロコロ
微笑みにかわり
たんぽぽに
揺れている
おひさまに似た黄色に
揺れている
じゃんぷッ!
いちッ!にッ!のさんッ!

小さいけど真っ白な花を
今、精いっぱい咲かせたよ!

小さな体を
小さな背中を
ぐんと伸ばして
いちッ!にッ!のさんッ!
さぁ、じゃんぷッ ....
立ち尽くす
波のしずくは
指からこぼれて
あの人の命
永い別れを
私に告げる

見えなかった
思い出
聞こえなかった

けれど消えない
指先の感覚

窓の外
首をかしげ ....
あした
また あした

雲 流れて
あの空は春の中
風 流れて
波立つ 森の音

風はあるけど
帆をたたもう
船出の朝は
まだ遠い

あした
また あした
そら 一番星
痛みだけが
今も私をここにつないで
逃げ出すことも
かなわない

夜の闇の中
月にさえ見放されて
口ずさむ
思い出の歌
でも もう届かない

消さないで 記憶
消さないで 傷
 ....

びい玉は ころころ転がり
車にひかれて 粉々になってしまった
大切なびい玉だった
キラキラしてて
でも どこか光は優しくて
本当に大切にしてたのに

だから今
風船を見つけたから ....
気がついて ふり返れば
桜はもうなく
最後の花びら {ルビ一枚=ひとひら}
ひらり ひらり
風に流れてく

春がいってしまう
つかまえようとした
この手をすり抜けて
春はいってしまう
鳥のように生きたいと言っても
鳥の悲しみなど
知らないで

薔薇の花のようになりたいと言っても
薔薇の苦しみなど
知らないで

知らず 知らず
ひどい仕打ちをしていることを思って
 ....
菜の花の黄色に
あたたかさを感じた

芽吹いた緑に
優しさを覚えた

暮れゆく紫に
せつなさを知って

どこまでもある青に
強さを学んだ


心のゆとりは 恵まれていたから
風が強くて
笑うほどはためく
せんたくものたち
私のからだも
飛べたらいいのに
そっと想うのは
君の幸せ
私は少しでも
顔を出せているのかな

たとえば
本のしおり
サンドイッチのパセリ
寒い日のマフラー

日常の何気ないところに
そっとでも
顔を出せてい ....
淋しいときには思い出してほしい
悲しいときには思い出してほしい
あなたの苦しみを
共に苦しむことはできないかもしれないけれど
あなたをまだ知らなくて
何の力にもなれないかもしれないけれど
 ....
木の幹の中は
小人の国
「冬」という地下の駅から
汽車の音がきこえるよ
しゅっぽ しゅっぽ
長い長いトンネルぬけて
しゅっぽ しゅっぽ
新しい緑の帽子をかぶった小人たち
夢と希望ととき ....
雪が降って
寝ている間に
ひそっりと
雨が降ったらしい

朝起きてみれば
魔法がとけて
春が来ていた
幸せになってください

生きていた頃よりも

数え切れないぐらいの幸せを
私は貴方から受け取りました

身を削って紡いだ幸せを
貴方は私にくれました

どうか幸せになってください
 ....
「好きです」

その一言がどうしても言えなくて

言葉でふくらんだ私の風船は

音を立てずに割れてしまった。
雪の降る中の
街角の公園で
花のつぼみと
恋のつぼみと
少しずつほころびながら
誰かが来るのを待っている
別れは「辛い」けれど
ちょっと旅に出るのだと思えばいい
たった「一つ」のことを見つけるために
ちょっと旅に出るのだと思えばいい
一番大好きな人には
一番「幸せ」になってほしいから

私は ....
水仙のラッパ
ファンファーレが聞こえるよ
寒い季節だから聞こえるよ
「出ておいでよ!!」
「一緒に遊ぼうよ!!」
聞こえるよ

北風のピッコロ
水仙のラッパ
コタツのもぐり姫の私に
 ....
雪が降る朝
こたつにもぐりこんで
みかんなど食べていると
外で誰かが
“あ”と

こんな寒い朝に
誰だろうと
障子を開けば
雪ともつかぬ
白い梅のつぼみ一つ
“あ”と
ほころび ....
もし恋が
何の証拠も残さずに
燃えつきるものだとしたら
いくつだってしてみたいけど
これはなかなか難しいこと
どうしたって何かが残る
それが苦しいものだと知っているから
私は恋なぞするも ....
夕焼けは赤いばかりではない
夕焼けは時々青く見える
悲しい夕焼け 青い夕焼け
はっきりとでなく ぼんやりと
はるか遠い夢は輝く

悲しい夕焼け 冷たく輝く
流れた涙は過去へと消えていく
 ....
伝えたいこと 山ほどあるのに
言いたかったこと まだあったのに
あなただけを 見ていたのに
何にも言えない 私の心
折りたたんで 折りたたんで
紙ヒコーキ つくりました
真っ白な紙ヒコーキ ....
あなたの理想にむかって
私は
息を吸うみたいに
少しずつ
少しずつでも
進んでゆきたく
思います
ツクヨミさんの自由詩おすすめリスト(358)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
とまどい- 春日野佐 ...自由詩404-8-10
涙のち虹- 春日野佐 ...自由詩3*04-8-4
海に花- 春日野佐 ...自由詩7*04-8-4
ころころ- もこもこ ...自由詩4*04-8-3
造花- 春日野佐 ...自由詩7*04-6-19
蒼月- 春日野佐 ...自由詩304-6-3
たんぽぽ丘にて- 春日野佐 ...自由詩504-5-27
じゃんぷッ!- もこもこ ...自由詩5*04-5-8
宵闇幻燈- 春日野佐 ...自由詩504-4-29
また_あした- 春日野佐 ...自由詩4*04-4-24
Pateticheskaya- 春日野佐 ...自由詩5*04-4-14
大切なモノの扱い方は- 春日野佐 ...自由詩6*04-4-12
春のいく時- 春日野佐 ...自由詩9*04-4-10
優しい人など- 春日野佐 ...自由詩8*04-3-13
恵みを知るとき- 春日野佐 ...自由詩404-3-2
強風・晴天- 春日野佐 ...自由詩3*04-2-22
君の幸せ、私の幸せ- 春日野佐 ...自由詩304-2-13
願い- 春日野佐 ...自由詩304-2-13
しゅぽっ!- 春日野佐 ...自由詩504-2-9
夢から覚めれば- 春日野佐 ...自由詩204-2-7
あの人へ- 桜緋自由詩204-2-6
_- 桜緋自由詩204-2-6
待ち合わせ- 春日野佐 ...自由詩404-1-30
辛+一=幸- 春日野佐 ...自由詩404-1-29
水仙の咲く頃- 春日野佐 ...自由詩604-1-29
“あ”- 春日野佐 ...自由詩7*04-1-28
証拠の残らない恋- 春日野佐 ...自由詩304-1-22
青い夕焼け- 春日野佐 ...自由詩504-1-15
紙ヒコーキ- 春日野佐 ...自由詩204-1-12
この恋を胸に抱いたときから- 春日野佐 ...自由詩204-1-5

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