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あなたは
何も言わないけれど
手のひらから
聞こえてきた

あたたかい指の
ぬくもりが
わたしのからだ
いっぱいに
ひろがって

かなしみが
消えた
私は名もない1本の木
腕をのばしても空へ届かない木
春になっても花の咲かない木
ぽつんと立ちつくしてる1本の木

あってもなくてもいいけれど
そこに存在し 根をはる
そんな強い 1本の木
            今日を飛び越えるのが
            ひどく難儀だった
            今日と明日の隙間に
            いつも
           ....
ねえ おねがい

あなたが持っている
わけのわからないネタ帳の
一番大切な詩は
どこにも公表しないでほしいの

誰かが大きな声で
その詩が良いと言ってしまったら
きっとみんな同じ事を ....
茶色のセーターを着て

冬のひなたは 明るい

ひとりごとも 

思いつかないので

窓越しに 

たくさんの幻が

眠る道を

見ている


誰も いないので

 ....
かつて
きみの氷河を渡ったことがある、
十二月の、
空のない果てなき空。

北の地では、いまでも、
無いものは、つたわり、
有るものは、つたわらないであろう。

水辺のポストに、投函 ....
 ちべたい ちべたい 水の底から
 お空をつかもうとする

 でも、おいらは手足が短いから、うんと伸ばしても届かない。
 でも、いつか、絶対につかむんだ。

 必死につかもうとして、ど ....
みんなと合唱しようとして
必死で声を裏返した

みんなから遅れすぎて
輪唱になってしまう
近所には小さな墓地があって
近所には野良猫がたくさんいて
墓地の奥は鬱蒼と暗く
木々が生い茂り
墓地を取り巻く壁は
どこまでも白い

その白さに毎朝
昇ってくる日の光が反射し
仕事に ....
流れ星に願いをかけるのは
マイナスとマイナスをかけたら
プラスになるように
儚い星と儚い夢をかけたら
叶うから
なのかな。

雨上がりの空
流れ星を見上げて
亡くした君の
夢のカケラ
砕け散った
夢のカケラ
今も私の心に
つきささったままで
赤い雫をしたたらせ
ふさがることを
知らない
果てなき夢と消えてく
すりぬけた腕に落ちる
ひとつぶの涙それさえ
幻だというのでしょうか

月揺れる海に
君の思い出
いつまでも続く
君への恋心

夢見る朝は星の中
君と泳いだあ ....
あの一歩が
貴女の全てを変えたなら
この一歩は
また誰かの全てを変えるのだろうか

この一歩が
そんなにも重大な事だとは思わなかった
あの頃

誰かの道を壊してしまうこの言葉
手  ....
  
追いかけることは好きですか?

あたしは好きだ。

届かないことがわかっていれば。なおさら好きだ。
  
  
  
 
 
逢いたい 
けど
逢うのは 怖い

知りたい
でも
知るだけ つらい

ゆらゆら
遠い
てんびん座

あなたと
わたし

つりあえないの
  
  
  
 
一気に見た物語に
夜中のわたしはすっぽりくるまります
にゃあんにゃあんと泣きたい気分
全身でなにかを目覚めさせたい気分
全身だけで終わりを見たい気分

お昼寝の途中で
いきなり体が震える ....
言葉だけの歌で
いくら心をうたっても
君に心は届かない

歌を忘れた小鳥は
{ルビ羽=つばさ}もがれて黒い街へ
はばたきながら落ちてった

不安の糸は 私宙吊りにして
残るのはかぼそ ....
想いの矢のさきっちょに
クレヨンでらくがきした
君の似がお絵くくりつけて
びゅ→んって とばすよ

矢のとおり道にできた
クレヨンの虹
君に届け!びゅ→んっ!
過ぎにし過去の遺跡に
今なお残る傷アト
乾いた土に花なく
石の平野が続くばかり

月揺れる鏡
星が流れて
運命をつむぐ
命の音こだます

見上げた空は変わらず
消えない虹を渡って ....
夢が壊れたなら
僕は寝るんだ

朝になれば
ぼんやりとしか
思い出せないから
 夜の星から



 マヨネーズが出ればいいのに



 ☆



 ↑から



 マヨネーズが出ればいいのに



 溢れ出ればいいのに


 ....
ぱちっと割れるしゃぼん玉を
虫とり網で掬いとる

記憶がどこかでぱちんと鳴る
時の暗渠にぱちんと

まばたきが追った
睫毛がふさ と

眼はどこまでも追う

まばたきの一瞬に
 ....
ペンギンは夜に飛ぶ

黒い背中を空にむけ
今宵の星座をうつしたら

かわいい翼をぱたつかせ
一瞬の風をつかまえる

とんがり頭は羅針盤

短い足をきれいにそろえ
星間軌道を飛びま ....
  言葉を重ねれば重ねるほど
  伝えたいことが遠ざかるような気がしたんだ

  だから今日はもう何も言わない

  沈黙の中でこの感情は満たされるだろう
  目を閉じていても そ ....
とてとてあるくかわいい子供を
吹雪は飲み込んでいきそうです

灰の地吹雪はそれはもう勢いで
伸ばした手も掠れさせるほどに
多分息もできなくなりましょう

下から舞い上がり降る地吹雪は
 ....
夢へむかう
あなたのため息が
スキ。
小さな期待と
大きな不安と
逃げさるような
来るような
夢へむかう
あなたのため息が
スキ。
のびた影を追いかけてけば
あなたのもとへ行けるでしょうか
私の背中に羽などないけど
心の翼でとべるでしょうか

冷たい風の中に
あなたの香りをみつけたら
あなたがそばにいる
そんな気が ....
{ルビ横断=よこぎ}る 白い雲
風花が 雪のように
そして君はいないよ

穢れゆく青空を
穢れゆく海原を
引き裂いていく
君はそよかぜに?
   あなたの寝息をききながら
   椅子に座ります

   滑り落ちてゆく夕暮れを
   読みかけの本に挟んで
   あなたの寝顔を
   こそりと見ます

   ....
私のあなたへの想い
あなたの私への想い

どちらが大きい?
私<あなた
私>あなた
私=あなた

等符号の大きさが愛の大きさ
きっと
私のほうが 強いかもね

どちらが大き ....
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