夜の浜辺で一人
寂しい叫びを{ルビ宇宙=そら}に放り投げる

震える声は
一枚の手紙となって、舞い上がり
静かな波の唸りの上を、舞い上がり
海の{ルビ面=も}の、
月の光の道の上を、舞い ....
やさしい音楽しかきけないときがある
と二度書いて消した
書けば書くほどに
それでいったいなんだっていうんだろうという気がしてならなかった
人間が正しくないセイブツで、言葉と表情を持 ....
隣で聴くことができないから
君の優しい声を聴くたびに悲しくなる

君の明るい笑い声を聴くたびに涙が出る

もし

一度だけでも君の隣で

その優しい声を

あの明るい笑い声を
 ....
フィルムに映し出す世界が
虚像だとするなら
覗く私の目は
現実でありうるだろうか

一筋の光によって
焼き付ける
一瞬の
虚像のため
私は ただ
フィルムを KILL
嗚呼 もう夜明けだ
囀りが聴こえはじめる頃なら淡色でいいよ
鳥達が遊びに行ってしまった頃はもう耐えられない 瞳が痛い
希望は痛みだ

嗚呼 また日が傾き始めた
囀りが聴こえはじめ ....
こうしている間にも
ぼくは死に近づいているのだと思うと
無性に何かをしなきゃと
思った



ぼくが死んでも息をする
言葉がいい
開いたページに並ぶ文字が
にやりと笑う、
言葉が ....
蒼い花がすきだよ

キャラウェイ

猫の名前

大きな星が一人いるよ空に

一匹の犬が

死にそうだよ

誰か

聞いている?

わたしの見えない声

蒼い花がすき ....
錆びた両手で 砂をすくう
そんな行為を繰り返すうち
僕は生きることも死ぬことも忘れ
ただ こうして 此処、という場所にいる


世の中には 神様があふれかえっていた
それぞれを信仰す ....
土曜日も学校があった頃の話

お弁当だった

わたしはよくお弁当を忘れた

作ってもらえなかったのではなく

わたしが忘れて学校に行くのだ

姉はちゃんと持っていく

姉はおか ....
一番好きだったのは

二人のくちびるが
触れるか触れないかの瞬間

三回目に逢った時
予期せぬ打ち上げ花火に照らされて
アスファルトに映った影くっきりと

四月が来て
もう逢えない ....
いま
この瞬間
どこかのだれかが
すべてを終わりにするためのスイッチに
その指をかけているとしても

この世界が素晴らしいことに変わりはない

雨上がり
鮮やかな緑の葉
蜘蛛の巣に ....
雨の降る夜に
いくつかの ろうそくと
ダウンライトを 部屋に灯して
二人して 飲めないワインかなんか舐めちゃったりして
二人して たばこの煙でもくゆらせながら
ちょっとした ジャズでも流して ....
「ぼくたち」
「わたしたち」
「この巣立ちを新たな出発として」
「新しい場所で頑張っていくことを」
「誓います!」
「ちーかーいーまーす!!」

その場で号泣していたいじめっこの近藤さん ....
 
 渋谷駅東口を抜けるとそこには何もない

 ここから見える世界は低すぎて話にならない

 こんにちは、

 欠乏しているものが少しずつ増えていくことを

 僕は成長と呼んでいたの ....
なりゆきで くちづけて

たわむれに だきしめて

とりあえず むすばれて

なんとなく うとましく

しかたなく うちすてて

きまぐれに おもいだし

すこしだけ かなしん ....
ある週末
気絶してる小鳥を拾いました
何かのガラスにでもぶつかったみたいです

次の週末
交差点でうろうろしてる鳩を保護しました
群れからはじき出されたのかもしれません

次の次の週末 ....
時間を煙草で埋め尽くすのが先か
交差点がスクランブルされた詩で埋まるのが先か
何も無いこの夜に
全てが終わる筈も無く笑いが込み上げる

失う事にも傷つく事にも
嫌われる事にも裏切られる事に ....
 夜の星から



 マヨネーズが出ればいいのに



 ☆



 ↑から



 マヨネーズが出ればいいのに



 溢れ出ればいいのに


 ....
登校拒否をしようとしたのに
何年も前に卒業していたことを思い出した

しかたないので出社拒否をしようとしたら
数ヶ月前に退職していたことを思い出した

やけになって生きることを拒否しようと ....
あけましておめでとう
そして僕たちはそのように死んでいく
あけましておめでとう
死んでいくのではなく殺されていくのだおそらくは
お互いに
殺されあいながら
あけましておめでとう
生き ....
 センスのいい人のタイトルとか見てると感心しちゃって、「自分にはセンスないからなぁ〜」って思いがち。でも、タイトルってセンスだけじゃない。知識、知識。普段から、色々なことに興味を持って知っていくことが .... 私の「木葉 揺(このは ゆり)」ってペンネームです。本名は平仮名で「ゆり」です。
「ひらがなでいいじゃん!」と声が聞こえてきそう(笑)いや、これ私のこだわりなんですよ。
多くの人の逆の発想。。。皆 ....
ひとりぼっちな気がするんだ
たった5日間携帯電話がないだけで
あることが当たり前すぎたかな
それとも
電話のせいにしてるのか
わからないんだ

泣きたいのに なんだか
泪は出なくって
 ....
さなぎになることにした
沈黙と言う薄い布をまとう
触れないで下さい
生まれる前に蝶が死ぬわ
せっかく日本語が打てるようになったので、更新したい。
いや、まだアメリカだけど。あと4日よ?待ち遠しいねぇ。

東洋医学と言うのは、西洋医学と大きく違う。
何が違うかと言えば、大体こんな感じ。 ....
「いるかのすいとう」船乗りさん
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=24102

***

 この奇妙にやさしい言葉づかいの詩について書くとき、がちが ....
実は僕
あんたの事
5回殺してるんですよね

ええ、頭ん中で想像して

だから罪にはなりません
心の積荷は少々重いですけれど

まぁ、現実にあんたが生きているのは
僕の想像力のお陰 ....
覚えたての九九を妻が口ずさむ
大切なものは奪われても
忘れなければいいのよと妻が歌う
夕暮れ前に一瞬空が明るくなり
テーブルのりんごやみかんやバナナが色を手に入れた
頬杖つきながら
文 ....
目のまわりが充分に黒ずんでいるから
メイクはしないむしろもっと顔色を悪くしたい
歯はおあつらえむきにぼろぼろ
煙草吸うから脂できたない
昨日から何にも食べていないから
うまいことやつれて頬が ....
わたし、このままでもいい?

と言った 僕の 恋人 の首筋を見て
僕は 自分の背筋が 凍る のがわかった

薄ら寒くなる陽気 の 中で 彼女の放つ空気は すぅっ として
水色と桃色の合わさ ....
サツキさんのおすすめリスト(261)
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そしてあなたに両手を開いて振ることもできる- ________自由詩8*05-1-25
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焦点- 鳴沢 紅 ...自由詩205-1-24
安らかな時間- 成澤 和 ...自由詩705-1-24
残り道- アルビノ自由詩405-1-23
キャラウェイ- 蒼木りん未詩・独白4*05-1-23
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素晴らしい世界- 大覚アキ ...自由詩9*05-1-22
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ねがわくば- 大覚アキ ...自由詩405-1-15
名前はポチです___- 小池房枝自由詩10*05-1-14
明日(いつ)になったら_この胸は張り裂けるのか- 虹村 凌自由詩3*05-1-10
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拒否する- ベンジャ ...自由詩9*05-1-6
2005.1.1- いとう未詩・独白3505-1-1
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