深い追憶のように
眠りがあなたの肩にやさしく降りてくる
わたしはちいさな歌をつくって
あなたのそばでうたいつづける

──約束だよ
  かならずもどって来てね

(あの日 静かな  ....
呪文をおしえてください
あのひとまで、とどくような
たとえ とどかなくてもいいとさえ
思えるような
わたしを消してしまえるほどの
それは
風にも似て
耳もとをとおに過ぎてから気づく

 ....
いつからか
我が命変わらず
今は前向きに生きるのみ

咲いてゆく花を
素晴らしいと言えるようになったが
思うより貪欲の沼は深く
大きかった
太陽の陽射しに眠り
漆黒の間に
悲しみを ....
「魚の目ん玉だったら、コラーゲンだし、役にも立つのに」


そう吐き捨ててアイスピックを洗いに踊り場へ
階段の壁面に喰らいついている蛇口をひねる水は冷たい

目ん玉は、掌の上で ....
スウィートルームに行こう
悩んでないで
キャッシュじゃなくても
カードでいいよ
いろんなことに
悩んだら
スウィートルームに行こう
お金がもったいないだなんて
そんなこと言ってたら
 ....
ある方から、俺の詩の内容について、私信を頂いた。
滅多に無い、と言うより俺の詩についての私信はほぼ始めてだったので、
非常に嬉しい。ついつい喜んで、七味唐辛子を舐めてしまう。

さて。ご存じの ....
夕闇に
かみひこうき
投げて

どこまで
飛んでいって
くれるのか

思い

馳せる

季節は春めいても
頬を撫でる風は
まだ
冷たい



ふと
隣に居な ....
地平から生まれ出た月が
あまりに大きくて
よごれた橙色だったので
子が泣いてしまった


その子は
大きくなると
空の真上に出ている月が
あまりに遠くて
なにか哀しい気がしてならな ....
  海岸沿いを走り始めた電車が
  古い町並みを置き去りにするから
  わたしは前を向くしかなかった
 
 
  「さようなら」


  雨上がりの午後
  西日の縁取る横顔も静 ....
失いかけた
午後の空白から
歌が聞こえる

 「バイバイ」と言っているんだね

とどまらない風が連れて行く
小さな声の始まり
先端が少し冷たい





君のフライングが
 ....
ヤギさん郵便
おてがみ迷子
もしもし此処はどこですか

広くは乙女座超銀河団
狭くはフォッサマグナの東
地球的には春分点前
世の中的には年度末

わたしはわたしが生きている
時と場 ....
歴史にもしもはないという
死傷者の数はこれから増えていく

けれども
出来ることは出来たのだと思う

病院はくずれていなかった
街は街ごと崩れてはいなかった

死んでしまっていたかも ....
気だるい 午前十時の 太陽
這い上がる ベッドの上で
誰もいない 部屋


敵もいないのに
手は震える一方で
煙草に火を付ける手が
覚束無い


静寂を切り裂いて手にした 晴天
 ....
これから
380本のハードルを飛ばなくてはいけないから
緊張している
なんせ
ギャラリーが大勢いる
ハードルは倒せない
名誉が懸かっているから

逃げてしまいたい
荷が重過ぎる
価 ....
頭の中で囁く声は


拳銃不法所持で学生二人が捕まった


「死ねよ。」「死んじまえ。」
囁く声が聞こえるが
今は死にたくない


拳銃が目の前にあったら
余興程度のノリで引き ....
前回は、日本と韓国 と題したクセに、
韓国の話ばっかりになってしまった。

今の時点で二年半、今年の九月で3年目を迎える海外生活。
しかもずっとボストンの田舎。来年はここを出るぞ、NYだNY。 ....
ミルクが欲しい1歳は
男が欲しい21歳に
あっけなく捨て去られる

新しいゲームソフトが欲しい12歳が
プラダが欲しい32歳の
財布から金を抜き取る

夢が欲しい33歳は
安定が欲し ....
この背中に
烏のような
黒い翼
つけて下さい…


気が狂いそうな
激しい歌が好きで さぁ!
でもお前には聞かせてやんない
俺の大好きな歌 だよ

生きている事が
楽しくて仕方 ....
さようなら、晴れる人

暮れ際の暖かさ、名残、手のひらの名前を
呼んでいる、聞いている、思い出している
花びらの震える下で潜り抜けた門を
指先で触れるくらいの気配で通り過ぎる
一度過ぎた言 ....
何か精神的にキてるようです。
何かやりたい事だけやってます。もうガキです。
どっから崩れたんだかわからん。いきなりスイッチ入った。
昨日1943し過ぎたのが原因か。そんな、まさか。

どうで ....
ごらん 空はとても暗く
広がる 目前 冷たい銀世界
煙草の煙さえ 霞んで見えない
太陽は今頃 のんびりと 
裏側を 回っている

聞こえるかい? このノイズの中で
ゆっくりと3本目に火を ....
俺は、本名をフルネームで書くのが嫌いだ。
漢字で、フルネームで書くのが嫌いだ。
漢字で書くと、何だか、間抜けて見える。
全体が、簡単な漢字なので、構造がスカスカで、間抜けに見える。

名前、 ....
背中合わせに君の奏でる音を伝う
絡めるのは小指だけで構わない
僕を歌って
月が観たくなったら 飛んでいくがいいさ
蒼い惑星のたったひとつの

目を瞬かせる星達の声

それはそれは遥か彼方
一千億光年の年月を経て
猛スピードで駆け抜けてきた時代が
今、この瞬間 ....
そうして
僕らのこれまでの順路を
紙の上に書き出してみる
その上に雲なんか浮かべたりして
無駄に力を入れて笑ってみたり




過ぎ去ったあとで
自然に昔話ができれば
それはそれ ....
もうこっちの時間でも金曜日。20歳になった訳だ。
へー。
あぁ、ティーン卒業だ。いや別に何て事無いわ。

そりゃそうだ。20歳になったら死ぬ訳でも無いし。(そんなドラマあったろ
そしてスタン ....
何もかも面倒くさくなって
風呂に入るかわりに洗濯機に入ってみた

さすがに寒いと思ったので
あたためた風呂の残り水をポンプで移動
全自動のスイッチを「お急ぎ」にして
ボディーソー ....
君の声がキコエルから
 声を全部スクッテあげる
  ヨンデいるわけじゃない
   黙々と声をナラシテいる


君の声がキコエルから
 声を押し殺してあげる
  ナイテいるわけじゃない
 ....
やらなければいけない仕事のファイルを開きすぎて固まってしまったPCをいじられているような・・・そんな気分の瞬間。 猫の眼のような月が
僕を見ているようでしたが

見ていたのは実は僕でした

そこには宇宙が広がっていましたが
実は僕こそが宇宙でした

常に生まれ
常に死にます

それは調和のた ....
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