折れた爪を噛みながら
僕はページをめくり続けた


乾いた唇を舐めながら
私は楽譜をめくり続けた


君のフルートの音色が


あなたの本のインクの匂いが

       ....
曇ったガラス窓のむこう
泳いでくるのが金魚なら

雨が降りそうで降らない
薄墨色の空が割れたなら

いつも言い損ねるさよなら
君にはすっと伝えておこう
      君
    る   と
   て     い
  っ       る
   回     時
    く   は
      早   
急募であります

性別年齢不問
若干名
明るい人求む

ここんとこ
土鍋が不平不満をたらたら
全然出番が無いジャンって
家に遊びに来てくれる友達
いないのかよって

そうなんだ ....
さて 意外と長いなこのエッセイらしきもの
でも 僕が過ごした 大事な子供時代の病院での生活も終わる。

父が僕の小学校の授業参観に行った。僕は小学校2年生になれないかもしれない。そう思っていた父 ....
結果オーライ?どうだい?どうなるのかい?
そのままいなくなってしまうのかい?
あたしはあたしでそれでもいい、と思った
ちょっと強がった 耳を痛くさせるのは風
その言葉 響くのは自分大丈夫なのか ....
出て行くのです
朝早くの電車に乗って
霧の中のレールに乗せて
席は自由で
同じくらい不自由で

透明な朝に気付いてしまうと
そればかりを求めてしまう
ススキの群れる白い世界を
滑り込 ....
喉が渇く

先生

あなたを
思い出すたびに

もう思い出さなくていいと思う

盲目のまま
「すき」なんて言ってしまったこと
いまは後悔している

知るほどに
嫌いな男だっ ....
しなびた檸檬は
れもん色の艶も無くなり
おばさんの皮膚になった

お尻はすぼんでいる

いま切ってしまわなければ
果肉さえ不味くなる

でも
おばさんを切れない

このまま
 ....
 大人になってその時思ってたことを正直に書くって結構恥ずかしいのね

 私の肩にインターフェロンが打ち込まれる。筋肉注射は痛い。打ったのは朝九時で、夕方には熱が39度を記録して、今年の夏は40度越 ....
梅干が食べたい時に
おにぎりの中の梅干を食べるのは
おにぎりを食べながら梅干を目指す
その時間が
まったくもって無駄だ

だから俺は最初から
梅干を梅干として
食うのだ
夜が増えてゆく空に向かう帰り道
心を込めて目を閉じて
アルト・リコーダーを吹いていた
嘗てのこと
夜が増えてゆく空の方角へ
向かっても向かっても届かない、と
示し始めてくれた空 ....
 今のお話と昔のお話を同時に書いたほうがとてもかきやすいんじゃないかって、私がね書きやすいのね。読みやすいとかじゃなくて…すみません。

 今からもう5年も前になるけど、大学受験に失敗して何食わぬ ....
あの人は頭にツノがありました
ある日
頭にツノがあって大変ですね
と言うと
あなたはツノがなくて大変ですね
そう答えました
あれを初恋と呼んでいいものか
今でも戸惑います
ただ、あ ....
ドトールで女と待ち合わせ
といっても携帯時代

正確にはドトールで女の連絡を待っていたが
まるで、連絡が来ない

ドトール地下のライブハウスでは
メロコアバンドが「青春」について叫んでい ....
挨拶されることを諦めた教師に挨拶をしてやる
そういう感覚で

朝の不快は解消されるか
それとも明日まで持ち越すか
朝のことは朝に清算するという
いつか知った人の考えがやけに残ってしまって
 ....
別に
怒っているわけじゃ
ないんですよ

いまは

ただ
あの鼻毛が赦せないんです

そりゃ
私にだって
鼻毛ぐらいありますよ

下から覗けば見えます
ふつうに

黒々 ....
夕刻の代償として 
こぼれ始めた 影
あけすけに落ち込んだ明度のわたし
こぼれ始めて
こぼれたら 伸びました
おとなの後ろを跳ねる 少女の脚の
美しい柔らかい ケン・ケン ....
私は疑問に思う
人はみな変われるものか
私はアキバ系を脱却できるものか

いきつけの店で私は聞く
人はみな変われるものか
私は進化できているのか

彼女が言う
人はみな買われるものよ ....
「あなたは幼稚すぎる。」
ほとんどの面で幼稚すぎると叫ぶ。
昨日彼女は帰って来ず、
ぼくに会うとたん、これだ。
なんだか心も身体もしびれて
感覚がない から、
ただ聞いていた。
そのやわ ....
14歳の冬
生理が1ヶ月近く
止まらなかったことがあった
わたしは学校で倒れ
保健室に運ばれた
どうしたのと先生に
やさしく聞かれても
上手く話せない
自分でもわからない
母親に病院 ....
たかさ
みぎがわにならんで
ひだりにならばない

ちくはぐ

たいおん
あみこみでてをつないで
はなすしゅんかん

ちぐはぐ

キスのあじ
したでなめあって
あいす、あめだ ....
決意から挫折するまで七秒五

白い君想い焦がれてうどん打つ

鳩を騙す我が心中の黒手帖
おもいだす
ねえ、
きのう
何食べたっけ

わたしは吐きだしてそのまま、
そっくりおもいだす
小麦粉、パン粉、たまご、えび、

あんたさては、えびフライやな、って言うと
ピンポーン ....
テストです。すぐ削除します。
―――――――――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――――――――――――
┏━┓┃┃┗━┛┏━┓┃┃┗ ....
奪われたものは奪われたままに夜は消え
春をいろどる明るい粉は素知らぬ素振りでダンスする
海はかたちあるものを映すことができずただ光を反射し
あまりに眩しいので虫たちはみな死に残るのは切り絵だけ
 ....
決意表明から挫折まで
       7秒62 

このとき、世界中のCEO達が
一斉に珈琲をこぼし、
白い高級リネンのテーブルクロスに
上質な琥珀色の鳩のマークが浮かび上がった
日本時間 ....
落とし穴に落ちている人たちはいつも助けてという

手をさしだすと隠し持っていたナイフで傷つけられる

ロープを降ろして「これをつかんで上って来い」というと

落とし穴のなかでみつけた五円玉 ....
伊勢の名物、赤福本店にて
赤福セットを注文する宿命の俺達
お店の人が持ってきた瞬間
俺は土下座をしたよ

赤福に。餅菓子に。

小皿に盛られた赤福餅3片に対し
土下座する俺のフォルムは ....
「部屋あったかいね」って笑顔で言う君

「君がいるからね」なんて口が裂けても言えず
「暖房つけたから」なんて無機質な言葉を返す

君は、君のいない僕の部屋を知らない

静かで、なんとなく ....
サツキさんのおすすめリスト(261)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
すみれ- あかり自由詩104-11-21
私は今日も機嫌が悪い- 佐々宝砂自由詩204-11-21
時計- 桜 葉一自由詩304-11-20
募集広告- さち自由詩9*04-11-20
無病息災_生きている_小学編_4- Tシャツ散文(批評 ...5*04-11-20
結果- マスイジ ...自由詩1*04-11-20
秋水- 霜天自由詩904-11-20
せんせい- 蒼木りん未詩・独白2*04-11-20
しなびた檸檬- 蒼木りん未詩・独白3*04-11-19
無病息災_生きている_大人編_3- Tシャツ散文(批評 ...304-11-19
梅干を食いたい時がある- ミサイル ...自由詩204-11-19
アルト・リコーダーの動揺- A道化未詩・独白304-11-18
無病息災_生きている_大人編_1- Tシャツ散文(批評 ...204-11-18
童話(初恋)- たもつ自由詩42*04-11-17
君から電話が来なくて重要なロックバンドが生まれる- 餅ヴィシ ...自由詩2104-11-17
あの先生嫌いなの。- 瑠音自由詩304-11-17
はなげなど- 蒼木りん未詩・独白7*04-11-17
夕刻の逃走- A道化未詩・独白604-11-17
花びら- マスイジ ...自由詩2*04-11-16
返してくれ。- 月山一天自由詩4*04-11-16
子宮の大きさ- チアーヌ自由詩5104-11-15
ふたつ- e R i自由詩8*04-11-13
ヴィンセント・ギャロ- 餅ヴィシ ...俳句704-11-13
えびフライ- みい未詩・独白10*04-11-12
テスト- ポチット ...自由詩904-11-12
キリエ- 佐々宝砂自由詩7*04-11-12
「奇跡的新記録」- 餅ヴィシ ...自由詩304-11-11
たすけて- 馬野ミキ自由詩16*04-11-11
餅ヴォイ- 餅ヴィシ ...自由詩604-11-10
引っ越して早4年- ヤマト自由詩204-11-10

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9