すべてのおすすめ
  

凍てついた川面を蹴って舞い上がる
氷点下の風
丈高い建造物の隙間を吹き抜け

厳しく雪を吹き下ろしていた雲が
ため息ついて
気まぐれのように座を譲る
冬だけが見せる裸身の蒼穹 ....
薄氷の上を
危うくも繊細な
ステップ踏み
僕は進む
いつ崩壊しても
後悔だけはしないように
慎重に大胆に僕は進む

世界は獰猛な場所
人と人が争い喰い合い
天返に隠れ胡坐かく支配者 ....
今日は
こんな冬日なら
一年中あってもいいや 
と思うほどの
ぽかぽか陽気だ
青空の下
布団をいっぱい干して
ホットコーヒーを飲みながら
幸せ気分を満喫している
人のいない真昼
都市は連帯に悶えていて
都市の配管の末に一滴の誓いが芽生える
真昼の誓いは沙漠へと向かい
死の永続性を砂に誓う

涸れ果てた湖を
野獣の群れが飛び交っていく
無限に ....
三十代の父親が
生まれたばかりの自分の息子を
社宅のマンションの一二階の窓から
投げ落とした


覚せい剤が欲しい実母は
再婚相手の男とつるんで
小学生の娘に
売春をさせていた

 ....
海に行きたい
波の音が聴きたい
ここからはとても遠くて
潮の香りさえ届かない
素足のまま砂にまみれて
向こう側に沈みゆく夕陽を眺めて
寄せては返す波を見つめて
そうやって時間を過ごしたい
悪口をいう人がいる
悪口をいっていたよと教える人がいる
そんなことがあったんだってと広める人がいる

なぜか目が光っている
私もそうなのだろうか

クラス委員はけむたくて
熱血先生はう ....
なにをしてもさむい
ペットボトルにお湯をいれて抱く

あなたの足がすぐそばにあるのを
ちらりと横目でみながら

私たちは今日
小さな境界をみつけた
ダイナミックな荒々しさや悲しみは

フランス喜劇に鑿ふるわれて

ひとや自然や建物は小景に繊細に描かれていく

口からこぼれる呻きや

木々が風に鳴る音や

建物がたてる静けさは
 ....
愛が泥のようだ
   
見慣れた街が異国になって
まばたきをする
   
汚れつちまつた上着を羽織り
わたしは先天性ホームシック

幼い頃に盗まれた
大事なものを探すけれども
それ ....


おしゃべり

あなたのシルエット
追いかける私のシルエット

子供心をもつ大人の二人

世の中の悪いものに影響されず
あなたと同じ景色を見る

恋に疲れた時は
一瞬だけ距離を置けばいい
新鮮な風 ....
 神々の祈りに私が微笑む時、ああそれは幻か。
 煙草の煙に佇む旅情、今は健気にその花を咲かせるがよい。
 苦痛にも耐えてきた魂。
 すべてが浄化される時が来たのだ。

 清い水の流れに鴨 ....
 裏通りのささやきがツンと耳に触る夜、
 僕は一篇の詩を描いた。
 ネガティブが開いてゆくような感覚をもって。
 けっしてポジティブにはならないような。
 
 量ることの出来ない悲しみは ....
エビフライ

日光

もはや
詩を歌い
綴る力無く、只
宇ノ声
書き刻む

[源流は一つ 、 支流は百花繚乱幾千万ナリ]

もはや意識
遠く朦朧
道具の肉、衰弱シ
奮起、今一度
感情の強度上げ
意 ....
夕ご飯を食べすぎた
そんなことで落ち込んだりする

いつもはたくさん食べれないくせに
お腹が空いていたわけでもないのに
食材がたくさんあるわけでも
たくさん作りすぎたわけでもないのに
理 ....
朝の微睡みの中

腹の上に行儀良く座っている黒猫

薄く開けた眼の先には
彼女の瞳がある。


夢と現(うつつ)を行き来するうち

そのまま抜け出した僕の意識は

彼女 ....
寒い朝にかぎって
油が切れる
我が家のストーブ

僕の親戚のオジサンは
ある寒い朝に
油が切れたので
空きタンク持って
暖かい部屋から土間へ降りたとたんに
倒れてあの世へ旅立ってしま ....
人の心を強く動かすのは
「正しい」かどうかよりも
「美しい」かどうかだ
美しい花
美しい景色
美しい音楽
美しい絵
美しい考え
世の中は
美しいものであふれている
僕は今まで
正 ....
立ったまま
枯れている
あれは
孤高の命

もうおひさまをおいかける元気もないし
だれかをふりむかせるような輝きもない

けれど
おまえがひまわりで
凍えながら
戦い続けているこ ....
詩ならZER◎みたいな奴を書きたい

あのニュース番組の

ZER◎〜

みたいな奴をだ

一日の疲れを

うきうきしたものに代えてくれるような

ZER◎〜

みたいなそ ....
ブーゲンビリアのちいさくて可愛い花が、柔らかくお話してる

ふるっふるって、風あと

揺れて

むこうの小さなあめつぶを降らせたいお天道様は、
きっと、不機嫌なの

やわらかな温みの ....
立場を
わきまえずに
相変わらず威張りちらしている
リタイア夫
膨らんできた
はくもくれんの
銀にひかる繭のような葉

わたしのはらのなかで
懐かしい男と猫とあのうちは
ことばをうけて赤ん坊になり
ホトホト
うみ落とされてゆく

ていねいにガム ....
原初のひとしずく
ささやきのように生まれ
岩肌の乳房
地衣類の産着
山あいを渡る風も目覚めさせないように
産毛を揺らす
静かな吐息
うつらうつら
千々のひかりにあやされながら
死への ....
ふわふわ
漂い
ゆっくり落ちる
金の花びら
わたしは貴女を知らなかった

[磯の香 、 零れる光滴 、 白波の残響]

あの青い青い宇宙の大海原
貴女は幾人もの従者を連れ
喉を震わ ....
この道は
母におぶわれて
とおった道

この道は
友と遊びながら
登下校した道

この道は
親父に怒られて
泣いて歩いた道

この道は
遠くの大学に入学する時に
祖父母が見 ....
朝はごはん
でもときどきパンが食べたくなる
フライパンで焼くパン
1枚出来上がり
マーガリンを塗って
アツアツ立ち食い
そうしているうちに
もう1枚出来上がり
アチチとアチチ
フンワ ....
誰かを犠牲にして
自分たちだけ幸せになろう
というのが
アメリカファーストらしい
日本には
「困った時はお互い様」
という素晴らしい言葉がある
そういう日本を誇りに思う
星丘涙さんの自由詩おすすめリスト(1233)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
二月の空に- Lucy自由詩16*17-2-13
珠玉の道具- ひだかた ...自由詩717-2-13
ぽかぽか陽気- zenyama太 ...自由詩2*17-2-13
誓い- 葉leaf自由詩817-2-13
断絶- 本田憲嵩自由詩317-2-13
海へ- 坂本瞳子自由詩1*17-2-12
妥協- 朧月自由詩517-2-12
境界線- 朧月自由詩217-2-12
はじめての手紙たち- 吉岡ペペ ...自由詩517-2-12
ホームシック- やまうち ...自由詩5*17-2-12
平成29年2月12日(日)- みじんこ自由詩117-2-12
シルエット- 夏川ゆう自由詩117-2-11
熱望- ヒヤシン ...自由詩6*17-2-11
時の風景- ヒヤシン ...自由詩5*17-2-11
平成29年2月11日(土)- みじんこ自由詩117-2-11
真理〇不戦勝(改訂)- ひだかた ...自由詩6*17-2-10
とにかくご馳走様でした- 坂本瞳子自由詩3*17-2-10
朝の微睡み- ……とあ ...自由詩4*17-2-10
灯油切れ- zenyama太 ...自由詩1*17-2-10
美しい心- zenyama太 ...自由詩117-2-10
冬のひまわり- そらの珊 ...自由詩24*17-2-10
ZER◎- 吉岡ペペ ...自由詩217-2-10
風あと- 水菜自由詩617-2-9
サラリーマン川柳- zenyama太 ...自由詩217-2-9
帽子のほころびるとき- 田中修子自由詩16*17-2-8
小川- ただのみ ...自由詩16*17-2-8
金の花びら- ひだかた ...自由詩12*17-2-8
この道- zenyama太 ...自由詩217-2-7
朝ときどきパン- 灰泥軽茶自由詩717-2-6
お互い様の心- zenyama太 ...自由詩117-2-6

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