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沈黙の夏

一緒に溺れてしまいましょう

強く右手左手赤いロープで結って
動けなくなるまで
私たちは夢の中
あの日以来、
君のその瑪瑙色の目を見てから
すべて吸いとられてしまった
この腕にじみついていたものすべてが
洗い流されてしまった

君のその瑪瑙色の目を見てから
ぼくの黒い目 ....
{引用=あなたがたはそのふたりを町の門にひき出して、石で撃ち殺さなければならない。‥あなたはこうしてあなたがたのうちから悪を除き去らなければならない。(申命記 22,24)}
古代イスラエルでは、石 ....
  暗号は箪笥にしまわれていたが
  防虫剤の匂いに毒されもう使い道はなかった
  幼少期に誰もが熱をあげやがて棄て去った玩具同様
  為されるべきことは二、三あったものの
  その手 ....
君には誰かの面影がある
たとえば五月の風のような
たとえば素直な犬のような
ほとんどはじめて会ったのに
なつかしい気持ちがする
昔の画家の絵のような
どこかで聴いた歌のような
思い出そう ....
やわらかな夜の入口で
関節のありかを
ひとつひとつ
たしかめていく
幾度となく
繰り返してきた
解体のための
いとおしい作業
継ぎ目よ
さようなら

肉体は部品となって
ていね ....
今寝転んでいる布団で
眠るように死にたい

出来れば
最高級羽毛布団にして

床の傍らに
「愛する人」なんかつけちゃって

夢十夜の第一夜みたいに
ロマンチックに死にた ....
 軽業師。
曲芸の始まり。くるくると観客席を回すのだ。いや、回っているのは軽業師以外の全てだろう。逆回転!これは逆回転だ!。そういった類の句を叫び出すと蓄音機とみなされ退屈なテント外へ放逐されてしま ....
生活という書式をたちあげる
ブラインドの隙間から
僕の一日がやってきたならば

年月という埃をまとわせ
洗濯機からまっさらな振りをしてでてくる
洗いざらしの理想

ベンジャミンフランク ....
北のはてでは夏のさかりがみじかい
浜に咲きいそぐ大振りの花弁が悲しい
北のはてでは午後の日はながい
こどもたちは海から上がると
ひからびた流木を焚いて暖をとる

南のはての海に突きでた丘の ....
ゆっくり縁側に座って
西瓜を食べた夏

こっそり火鉢の中の
お餅を盗んだ冬

いつだって隣に曲がった背中
顔の皺が優しさの証

手を引いて散歩をして
バスの停留所のベンチで ....
ゆっくり飛ぶことを覚えると
世界中が振動していた
いのちは飛沫を上げて
たゆたいゆらいでいた
風が凪げばふわり
お天道様と池の間に佇んで
煌めきって残酷だ
元気なものへは恩恵
弱ったも ....
いいことなんか言いたくない
悪いことはもっと言いたくない

中途半端なわたしの
いいかげんな想いを
文字にしておきたいの
だって消えちゃうでしょう?

時間も音も
あなたも わたしも
命と心が一つだけだなんて少ないと思う
一回死んだだけで もう生きていられなくなる
もっと命がたくさんあれば
もっと長く生きられるのに

心に想う事や溜めておきたい事があっても
心は一つし ....
誰も教えてくれない希望や夢
教えてくれないから自分で探したよ
ほら 案外早く見つかるもんさ
宝物の一つになって 神様にお願いしたよ
叶いますようにと呟いて あ これじゃあダメだなと嘆くんだ
 ....
たとえばこのストロベリーキャンディーが
私の心臓だと言ったら
あなたは口に含んで舐めて溶かして
身体の一部にしてくれるだろうか
それとも捨ててしまうだろうか

甘く感じてくれて
最後は噛 ....
<ザ・ロング・アンド・ワインディング・ポエトリィ>


言葉はいつも
戸惑いながらやって来る
曲がりくねった道を通って
日常の生温い闇をすり抜けて

言葉はいつも
恥じらいながら ....
人質は天使
銃で脅して
無理やりコートの
ポケットに押し込んだ
鰐皮が冷たいと泣くので
真っ赤な頬を平手打ちした
頭上に浮かぶ輪っかは
使用期限の切れそうな
蛍光灯のようだった
つま ....
静かな朝だ

車も走っていなくて

風の音色だけがオーケストラのように

小さくなったり

大きくなったりしていて

皆がそれに耳をすましている

今のうちに買いものをすまして ....
天の川の映る河に
そっと二人で入ったなら
星たちが味方してくれて
私たちを夜空へ連れて行く

赤青黄白緑に輝く星が
君に纏わり付いて
最高に綺麗だ

きっと繋がっているから
 ....
幅わずか20cm足らずの白線に仕切られた世界は真逆の世界
私のわずか右の世界では皆
私がいた過去に向かって進んでいく
私の世界は誰もいない
皆私の右側の世界を進んでいく
まるで私の未来から皆 ....
ふたりの距離を測る定規の長さが足りない わたしの耳には
蔑む声が棲んでいる

わたしの耳には
嘲る声が棲んでいる

だから、気をつけて

わたしは素直に
言葉を受けとめられない

偽りを抱いて微笑むこともある
 ....
壁の隅の夜を
蜘蛛のかたちの水が昇る
ひとりの蜘蛛が
従者のように着いてゆく


緑の坂が八月を擦る
指は棘 長い長い棘
水の抵抗に反り返り
鍵盤の主に突き刺さる

 ....
熱帯がやってきた
渦巻きが熱い空をはこんできた
雲のないウルトラマリンがやってきた
木々の葉は分厚い濃色になり
くっきりと影を落とし
風にちぎれてぱちぱちと戸をはじく

うなぎが流されて ....
僕が息をしていられるだけの、空間をください。
それ以上のものは、いりません。

僕が一日一日を生きていけるだけの、食べ物をください。
出来れば三食。

僕が欲しくなった時に、必要な分だけい ....
床の上で夜中に何時間もノートに何かを書いてました
それは小説と言ってもいいのかもしれないですが
とても人には見せられない 滅茶苦茶な小説でした

一日の睡眠時間は2時間で 夜中に滅茶苦茶な小説 ....
しをかんがえる。
詩をかんがえる。
死をかんがえる。

詩は、
死の鏡
人は死ぬ瞬間に
必ずひとつの詩を残す



ぽとん、
グラスのなかの
水に赤い汁 ....
ハンバーガーを三つ頼んで最後の一個を
半分で残したので包み紙にくるんで溢れ
そうな分別できないゴミ箱に真顔で押し
込んでいた。

テレビでこわいウィルスで黒人がいっぱ
い死んでいたときに通 ....
アスファルトの
肌が焼ける臭いに
辟易しながらも
太陽を背負ったままの
僕にとって
影の温もりを
抱きしめることが
本当に罪深いことなんだと
鼻先に突き付けられた
絶縁状の文字の
 ....
凍月さんの自由詩おすすめリスト(723)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
無題- 瑞海自由詩4*14-8-18
君の目- あおい満 ...自由詩5*14-8-18
- Giton自由詩3*14-8-17
我々の暗号- 草野春心自由詩714-8-17
空似- やまうち ...自由詩514-8-17
心だけ小さな舟に運ばせて- そらの珊 ...自由詩21*14-8-17
出来れば- 瑞海自由詩8*14-8-17
うたげのうた- なけま、 ...自由詩214-8-16
日時計- 梅昆布茶自由詩1614-8-16
果て- Giton自由詩7*14-8-14
忘却- 瑞海自由詩4*14-8-13
ラストフライト- ただのみ ...自由詩20*14-8-13
しるす- 朧月自由詩114-8-13
独り言5- リィ自由詩3*14-8-12
掴んだら離さない- 陽向自由詩2*14-8-12
「ストロベリーキャンディーの心臓」- 桐ヶ谷忍自由詩18*14-8-12
ロックン・ポエム- nonya自由詩24*14-8-12
人質は天使- やまうち ...自由詩214-8-12
台風の間- 灰泥軽茶自由詩714-8-12
星夜- 瑞海自由詩3*14-8-11
センターラインの右側の世界- ichirou自由詩16*14-8-11
ふたりの距離を測る定規の長さが足りない- 北大路京 ...自由詩714-8-11
ささやきを連れて- 千波 一 ...自由詩414-8-11
降り来る言葉_LXVII- 木立 悟自由詩614-8-11
Une_Tropique_Triste_(かなしい熱帯)- Giton自由詩4*14-8-11
有情無情- DAICHI自由詩114-8-11
わがままノート- 陽向自由詩17*14-8-10
『鏡』- あおい満 ...自由詩514-8-10
「忠実な胃と悲しき黒人」- 宇野康平自由詩114-8-9
溺れる- 寒雪自由詩114-8-9

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