すべてのおすすめ
愛とか
愛に似たものとか
愛と呼びたいものとか
愛したいものとか
愛しても届かないものとか
愛したらいつか届くんじゃないかと思うものとか
付箋をつけた愛とか
血糊みたいにべっとりした愛と ....
青い月のまるく照らす夜
夜気はしっとりひんやりしている
雨上り晩秋の風にゆれて
月へ黙礼をする芒は
亡きこおろぎの歌のように
  銀の小鈴色
闇に解けている
  紫の ....
一日分の答え合わせは
いつも寝床の中
模範解答のような布団に
やんわりと挟まれて
たいていが正しくない僕は
自分にバッテンをつけては
寝返りを打つ
寝返りを打つ
寝返りを打つ

 ....
通り縋りの街に
何処か懐かしさを覚えて

忘れていた記憶を思い出そうとする
ふと浮かんだ笑顔に
少し胸が痛くなるけれど
明日のお天気のことを考えてみよう

幸せは無味無臭だから
気づ ....
幾度となく聴いたであろうか
淡い色の流れるメロディーに
様々な思い出が走馬灯の如く
回る風景はどこまでも優しい


幾度となく眺めたであろうか
淡い色の流れるメロディーを
木馬に乗り浮 ....
椅子になってみようと思って
椅子にはなれなかった
三秒で挫折した
たゆまぬ努力なしに
椅子は存在しえない
私の大腿四頭筋は悲鳴を上げ
痙攣を始める

あまねくすべての椅子は
慈悲とい ....
空想の翼と妄想の足枷
境はあっても壁はない
空と海のように

神学と罪状を彫刻された
流木は風と潮に運ばれる
翼もなければ鰭もない

時折 鳥が降りて来て憩い
流木の節くれだった目を ....
心惹く美しき余韻
冷えた心を温めて
次第に生温い波間
から波紋し緩やか
に抱いかれる余韻

この温もりが胸に
染み付いて時折は
高低の波に抱かれ
息を吹き返しては
再び三度の出会い ....
時の中で立ち止まれば、

ふと、秋の風が吹いている

「お前には何の価値もない」と昔、言われた事がある

だが、価値とは一体何か

今この吹きすさぶ秋風に

一体、どんな「意思 ....
部屋の電気は消してしまって

まっくらで物静かな夜

十一月はひたひたと

毛布の重みと共にやってきた


手は繋いだままで

寝息の輪唱を続けた

手のひらの温かさだけ
 ....
ひとかき
ひとけり
その分だけ進む

ひとかき
ひとけり
私の力の分だけ進む

ひとかき
ひとけり
私が今出せる力の分だけ進む
それ以上でも
それ以下でもなく

しなやかで ....
 
 「好きな娘」
漢字を造った人は
女ぎらいか ロリコンだったか
女の子と娘のほかは
 妖 妨 嫌 姑 㛏 娭…
どれもこれも うざい字だ


  「結 ....
空を割るように
まっすぐ伸びていく
ひこうき雲は
まるで誰かの夢を
乗せているようで
風邪引きのあなたは
「子供騙しね」
と笑いました



空を割るように
ま ....
叢でひっそりと
台風が去ったあとの
サファイアブルーの空を
見上げてます

小鳥よ、小鳥
わたしを一緒に連れてって
くちばしが
わたしをついばむ日を
待っています

翼を持たない ....
描くことができない白

書くことができない白

語ることができない白

ただ観ることしか許されない白

白と呼ばれることすら拒絶する

月の光の指先

月の光の吐息

 ....
 気づけば人の命も
 充電が出来るように
 なっていて
 ボタン1つで
 初期化もできるように
 なっていた。





( ――そんな世界で
  暮らしたい方は、
   ....
蝶は夏の光を泳ぐ

ふわり ふわり

目には楽しげで 

花を愛し

仲間と戯れて

ときに人にも寄り

いのちの季節を謳歌する



さて黒い揚羽がまるで
 ....
いまは何一つ好きにはなれない

しろい夏に鳴き終えて落下する少女

夏は夏らしく振舞うことで時を虚ろにする

日に焼けたこどもたちよ

謎が謎でなくなる未来

夢に見たものの本 ....
大人びていく幸福に
ついていけないもどかしさを
毛布のやわさでまやかしながら
わたしは夏を食いつぶしている

開け放した窓からは
額を撫ぜる弱風と
時点に留まる笑い声

途切れること ....
人魚になりそこなった君へ

あれから3度目の夏がやって来たけど
僕らは未だ海に還ることができずにいる

君のお気に入りの水着も
タンスの奥に仕舞い込まれたまま
一度も日の目を見ることもな ....
喉元を過ぎた熱さは
記憶の端に刻まれることもなく
ボトル半分の濁り水とともに
朝焼けの彼方に消えていく

問題と解答を丸暗記するだけの
退屈な学習にも飽きて
何度も同じ過ちを繰り返し ....
黄昏の街を駆けて行く影法師
眩暈にも似た既視感に
いつまでも立ち竦んでいた
きっと夜はまだ遠い

*

退屈な雨の午後
迷宮のような街を眺めていた
陰鬱な気持ちを弄ぶように
霧雨が ....
時折懐かしく立ち止る
アラベスクの文様から
秩序と論理の符合する
緻密な整合さに魅了し

時折懐かしく振り返る
アラベスクに疲れた時
曖昧で淡白な彩と音色
交互に惹かれては離れ

 ....
「エキストラ・ウォーキング・ゾンビーズ」




あっちこっちで始まっていました
あっちもこっちも吹き飛ばされていました
僕のポジションは端っこでしたから
間違っても先頭にはならなりま ....
?公園に女の子が八人いました。
さらに後から男の子が何人か来ました。
全部で子供は十五人になりました。
公園に男の子は何人いますか??

レスリーは両手の指を曲げたり伸ばしたりしている

 ....
ソリティア
白は孤独
白は正しく
やがて 汚れる

自分を守れ

私は言いたい

逃げて
逃げて
ぶざまに
転んで

泥だらけ
スーツも何も
あったもんじゃ
ないん ....
冷たい布団に潜り込んで
悴んだ体を丸め
膝を抱えて
ゆっくり目を閉じる

呼吸を整え心臓の鼓動に重ねると
間もなく私の意識は解き放たれ
私を形作っている六十兆の細胞の波間を
ゆらゆらと ....
異常な口で笑い
異常な声で笑う少女
異常な聴覚を持ち
異常な音を始終聴きながら


異常な躾を受け
異常なしきたりの中で
異常な発達を遂げ
異常な涙腺を持つに至る


異常な感 ....
都会の夜に出る月は
ひんやり冷たいムーンライト
街角に漂うほのかな香り
そして誰かのひとり言
街の明かりに人影ひとつ
後ろの正面だあれ!
目隠しをして逃げたのはだあれ
ひちりぼっちの影と ....
この坂道の途中に
大きな金木犀の木があります
毎年秋になれば
そのやさしい香りに足を止め
この木を植えた人を思います

開け放された窓からは
ピアノの悲しげな音が響きます
赤茶けた壁に ....
クナリさんの自由詩おすすめリスト(420)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
Lover,Lover,Lover- そらの珊 ...自由詩16*13-11-8
青い月- こしごえ自由詩2*13-11-7
答え合わせ- nonya自由詩20*13-11-6
【_凪_】- 泡沫恋歌自由詩21*13-11-6
風のメロディー・・・- tamami自由詩613-11-5
あまねくすべての椅子に捧げる- そらの珊 ...自由詩2313-11-4
空と海のように- ただのみ ...自由詩32*13-11-3
美しき余韻・・・- tamami自由詩513-11-3
大河の後で- yamadahifumi自由詩213-11-3
手は繋いだままで- 中村 く ...自由詩5*13-11-2
ひとかき_ひとけり- 夏美かを ...自由詩34*13-10-28
観字雑想・抄- イナエ自由詩15*13-10-19
ひこうき雲- 自転車に ...自由詩413-10-18
じゅずさんご- そらの珊 ...自由詩1213-10-17
月下美人- nonya自由詩21*13-10-6
ヒトカケラ- 自転車に ...自由詩613-9-26
仕舞蝶- ただのみ ...自由詩21*13-8-25
何一つ好きにはなれない- ただのみ ...自由詩18*13-8-8
空のある雲の意味- 茜井こと ...自由詩5*13-8-5
人魚になりそこなった君へ- 未有花自由詩21*13-8-2
回転木馬- nonya自由詩20*13-7-27
ため息- 未有花自由詩24*13-7-3
アラベスク・・・- tamami自由詩413-6-4
体育の授業中は哀しくなる事が多かった_5- ゴースト ...自由詩2*13-5-22
中庭のある小学校で- 夏美かを ...自由詩26*13-4-24
ソリティア- umineko自由詩9*13-2-23
私は私に抱かれて眠る- 夏美かを ...自由詩20*13-2-1
異常- ゴースト ...自由詩4*09-10-4
都会の夜に出る月は- 未有花自由詩9*06-9-7
金木犀- 未有花自由詩25*06-9-3

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