すべてのおすすめ
薄紅の花びらの真中で
一匹の蚊が死んでいました
その造花の霊廟には
微かに白く埃が積もり
異なる時が流れているのです

知っていましたか
昆虫は外見が骨格なのです
死んだニンゲンが放置 ....
今年も届いた母からの小包

まずは
?AKB48みたいな洋服がほしい?
という娘達のリクエストに応え
母が見つくろってくれた 
チェックのワンピースやミニスカート

その下には
ハロ ....
猫も僕も笑われるのが大嫌 .... 夜店の風鈴のように
蔓棚から垂れて枝にぶら下がり
秋風に吹かれている卵
茶色く毛羽立った上着の中は
半透明なグリーンの輝き

物珍しさと
手間の掛からない栽培が
流行を呼び 
夏は陽 ....
冬の肌は
こわれもの

夕餉の火を落とし
手にたっぷりと
クリームを塗る
ひび割れから
そっとしみこむように

日常というものは
重力がある限り
何処に行ったとしても
そう変わ ....
女だって許してくれるさと
眠る そして
酒を飲まされている時の感覚がする
気づけばそう気づく


自分が何をしていたのかなんて
みかんの皮をむいたからこそ忘れた
こたつのあるその部屋の ....
狐が 弱い狐がいました
狐が狼の来ていない山に訪れました
狐は兎達に「俺は狼だ」と吹き込みました
兎達は震え上がり信じ切りました
兎達はされるがままに食い散らかされました
兎達はある日集団で ....
色硝子の目玉をガリガリかじる
虫食いの肉体をベリベリ剥がす
おれはおれを一本の死に花として石の器に生けてみる
瞬間凍結された踊る舌先の焔として
勝ち目のない戦いに身を投じる高揚感で
己の文字 ....
生まれた日から神の計画はあったのだとして
生まれる前から神の計画の為に準備された人
時の時を経て夫々一人ひとりは生まれたのだ
としたら私の身体を貴方の為に肢体となって
お使い下さい私は何をすれ ....
その人に投げかけた孤独が
勢いよく跳ね返されてきて
私の胸に鮮やかな痣がプリントアウトされた夜

傷だらけの そのくすんだ球を
手毬のようにつきながら
迷い込んでいくサイバー・ラフォーレ
 ....
眠れないことがつらいのは
どうしてだろう
眠れないことがつらくなければ
流されなかった涙は
いくつあるのだろう

数えきれない眠れぬ影は
朝焼けで溶かされず
凝固する
凝固しながら
 ....
ねえ
ひとつぶのわだかまりもなく
こんなにさらさらで
どんなかたちにもなって
どんなかたちにもならなくて
よく晴れた日は
誰にも盗られないように
丁寧に埋めた
昨日の美しい心を
ぴか ....
きょうという日に
きょうという火が
ともされる
約束したわけでもないのに
東の空に

明るく
温かい
平等な
きょうが
どこから生まれてくるのか
ボクは
みつけた
旅の途中で ....
渇いた湖底を
掠め
渦巻き
通過していく
そんな
低温の吹雪を

窓には無数のひび割れに似た
しばれ模様が張り付いて
空気中の水分は
耳にも
皮膚にも
触れない
喉も乾かして ....
頭まで毛布を被り
丸めた背中の向こう岸に
たまった呼吸の骸が、たからもの
眠りはぬくもりに引きずられてくると
信じて布団にもぐりこむ
あなたをここに押しこめたい

寝息の小川を
すい、 ....
ある日 生まれて来て
わたしは泣いた
そして何かのきっかけで
わたしは笑うようになった
誰に教わることもなく

やがて
何かのきっかけで
わたしは少女と出会い
恋をしたのだ
誰に教 ....
わたしを守ると言ったひとは
わたしに頼れと言ったひとは
みんなどこかへ消えてしまった

抱きかかえようとしても
大きすぎる赤ちゃんでは
腕が痺れて
泣き声だってうるさくて
とてもじゃな ....
 

月光が差し込んだ窓で 
僕は手を空にかざしてみたよ
こぼれ落ちる光は昔の記憶
僕は見えない君の面影を抱きしめた
風に揺らめく水面(みなも)を見た 
僕の頬から一つ、雫が落 ....
今日私は生まれ変わります
さっきまでの私をすててしまおう
昨日までの私なんて忘れてしまおう

だから私を生んだあのひとも
私をつくったあのひとも
とおいとおいところへおくって
私は新しく ....
【 人生映画館 】

白いスクリーンに
私の人生を映してみれば
どんな映画になるんだろう?

始まりは
ごく平凡な子供時代から
思春期はシャイな少女の
夢見がちな その憧れと日常
 ....
鳥でなければ見たことのないはずの景色を
夢で見た

子どもの頃なら
空を慕った記憶はある

宇宙からの信号は
生まれた日から
届いていたのに
地表に張り付いたまま
私の未来は区切ら ....
君は最近歌を口ずさむ
歩いてきた距離は途方もなく長く、
希望を持って歩いてきたけれど
どうにもうまく行かないことが多くて
それでも前だけ向いて歩いてきた

君の歩いている道は
君が望んだ ....
限りなく美しい荒野に立ち
私はただ貴方を待っている
南から流れる風の知らせは
温かく私の身体に溶け込み
もうじき逢える希望に満ち
耐えがたき苦難も消え去る

果てしない荒野に煌く太陽 ....
  貘の食べ残した悪い夢が
  きみの唇のまわりに散らかっている朝
  窓越しにみえる庭は 素晴らしく綺麗だ
  気丈な松の樹に 少しだけ雪がかぶさって
  玉砂利は少女のごとく濡れ  ....
深い眠りから眼を覚まし
目覚めるまでのひと時迄
混沌とした靄の中にいる

身体は動いているけれど
意識は朧な霞が晴れる迄
混沌とした靄で息を吸う

今日のゴミ出しに気付き
もう遅い時 ....
まず

人が天使に見えるのか
そんなに愛しいか
そんなの本当か

人が悪鬼に見えるのか
そんなに憎しいか
そんなの本心か

人が灰色に見える
どんなに苦しいか
こんなの ....
わたくしは鋭利な球体
鬱血した魂のむらさき
情熱と酷似した粗暴に焼かれ 
焼失した楽園の輪郭をなぞる
背骨を抜かれて自慰に耽り
名札のない隠喩の銛が刺さったままの
つめたい消し炭の太陽
 ....
ただの壁だと思っていた面に
白い花が
ちらほらと咲き始めた

家と道
内と外
隣人と自分
向こうとこちら
静けさと騒音
過ぎ去った時間とやってくる時間
何かと何かを隔てるための境目 ....
真夜中の扉を開けて
裸足で駆けて行こう
たくさんの流れ星が降るという
星降る森へ走って行こう

キーンコーン
いろんな色の流れ星が
きらめきながら落ちて行く

金属的なその音は
真 ....
普段の私は40Wくらいの明るさで
人に会う時は60Wになる
さらに仕事中は
100Wの明るさで全開だ!

しかし100Wの電球は
消費電力が大きい過ぎて……
電球がすぐに切れてそうになり ....
クナリさんの自由詩おすすめリスト(420)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
安らかに眠れ- ただのみ ...自由詩29*13-12-27
味噌漬けと詩集- 夏美かを ...自由詩32*13-12-27
チョコレート/セックス/チキン/裏切り者/呪い/祈り/光- TAT自由詩6*13-12-24
キウイフルーツ哀歌- イナエ自由詩13*13-12-24
こわれもの- そらの珊 ...自由詩2213-12-24
かつての心にいる人と- 番田 自由詩313-12-24
死に神- なけま、 ...自由詩113-12-21
シオマネキ- ただのみ ...自由詩15*13-12-20
神は何を賜うたか・・・- tamami自由詩1713-12-19
サイバー・ラフォーレ【電脳の森】- 夏美かを ...自由詩26*13-12-19
あなたにやわらかな朝を- 茜井こと ...自由詩4*13-12-19
猫のダイヤモンド- そらの珊 ...自由詩1413-12-19
猫のさがしもの- そらの珊 ...自由詩2213-12-18
- Lucy自由詩21*13-12-17
蜜月と迷子- 茜井こと ...自由詩9*13-12-17
誰に教わらずとも- ただのみ ...自由詩25*13-12-15
桃源郷が砕けた夜に- 茜井こと ...自由詩3*13-12-15
「月光」- 夜月 こ ...自由詩113-12-15
生まれ変わりの日- 朧月自由詩113-12-15
【_人生映画館_】- 泡沫恋歌自由詩20*13-12-14
鳥でなければ- Lucy自由詩19*13-12-13
君の歌- ……とあ ...自由詩21*13-12-12
風になろう・・・- tamami自由詩17+13-12-10
王の庭- 草野春心自由詩913-12-7
今日の始まり・・・- tamami自由詩1313-12-5
灰と灰に灰の灰- なけま、 ...自由詩313-12-5
球体ジガゾー- ただのみ ...自由詩21*13-12-4
垣根- そらの珊 ...自由詩20*13-12-4
星降る森へ- 未有花自由詩20*13-12-3
【_電球_】- 泡沫恋歌自由詩23*13-12-2

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14