不思議だね
夜をいくつもめくったのにそこには
やさしさがあるようだよ
ひかる
ひかるのは星と
ひかるのは愛とそして
ありきたりな日常のようだよ

不思議だね
ことばよ
いつもそこに ....
 適職診断ってあるじゃん

 質問に答えていくと 

 あなたは美術関係の仕事が向いてます

 みたいな

 弁護士とかさ

 営業職とかさ

 色々あるのはいいんだけどさ ....
ちいさな灯りを枕元に遺しておこう
キミが真っ暗闇でも
夢を掘り起こせるように

閉じられたまぶたの下で
かすかに動く気配みせる眼球

昼間の世界とは別に
もうひとつの世界があると知った ....
冬の朝なのに
ぼくはアイス珈琲を2杯飲む
夜明け前に紡いだ夢を反復し
物語を繋ぎあわせてみる
これがぼくの日課なんだ
 ツクツク 
 ツクツク
 ピーヨ ピーヨ

 それが貴女の
 独り言 だったのかもしれない
 と、今になれば思うのです

 病院から外泊すると
 東の窓際で
 黙って 鳥かご ....
やすらかな君の寝息をそっと聴き
独り静かにグラスを傾むける

まどろむ君に{ルビ詩=うた}歌い
もう一杯とキッチンに氷を求め
明日の天気を占った

酔い夢を…

否! 良い夢を

 ....
プリンタが壊れちまって
あの好きなアニメも印刷できなくなっちまった
この敗者の文化も最近は良さげにすらなってるね
だってそれは科学的とも宗教的ともつかないのさ
誰かがいう、あんたはどういうとこ ....
暗く深いトンネルを抜けると
其処は石化した暗い時計の森だった

文字盤の針はみな狂っていて
ぼくの足音だけがサクリ サクリ…と空に消えていく

遠くから
ギリッ ギリッ… とネジを締める ....
微かな痙攣

君のとびきりの接吻が一匹の柔らかい死體人形に稲妻を給餌する
雷鳴は心臓と右肺に秘匿され禁域の嶺にて過熱した母胎へ

再誕を迎える畸形の孖が掌を繋ぐように嘗て彼女等は呪詛であった ....
見よ、この一行をわが蠕動にかたどる背景として魂の炎はやおら踊る 友人から電話が入ってきた
世間話しが途切れ
Tの事になった

お前が行ってしまってからどれくらい経っただろう

記録を{ルビ創=つく}るとお前は言っていた
俺は止めろと言った

きっ ....
五行歌の器は
大きく広いと
信じているし
あなたのこころも
信じたい



五行歌は
シンプルだが
その多様性には
無限の可能性がある
人のこころです



五行歌 ....


おみくじを長く振ることが年々長くなっている
結局は運任せになんてしないのに
何かに縋ろうとする癖は未だ身体に呪いのように浸透しており
結果によって他人に及ぼす子供じみた態度も直らず
 ....
無い
ということを
得て
永遠となった




終えることが出来る
ありがたさよ
その時その時に
ほっとする
最後にもおつかれさま
さまざまな
人や物事に
さまざまに
支えられている私
ここには愛がある
亡くなった犬が鏡の中から
わたしを見ている
わたしの手のひらに隠している
おいしいものを知っているのだろうか

名前を呼ぶと返事のように尻尾を揺らす
黒い鼻はしっとりと濡れ
いかにも健康 ....
三つの色、
一つの終わり
声と息が重なり、
いのちを紡ぐ

春、
菜の花が咲き
夏、
青い夜に

秋、
幾度もの口づけ、
瞳に映るのは
紅蓮の炎

めぐる季節と
想いは ....
人生とは何か
ゆっくり傷ついていくこと 
人生とは何か
ゆっくり知っていくこと

人生とは何か
目を背けること
人生とは何か
目を背けさせること

人生とは何か
愛さずに愛するこ ....
あなたが触れていく
すべての傷に
それぞれの痛みがあって
私は悲鳴を呑み込む

どこかで見たピエロ
求婚する女
私を神として畏れる人
仰向けの蜘蛛

私は美しくない
私は心優しく ....
水の色の青は透きとほる色、

この色 波立ち在り
川の流れゆたり絶えずに
輪っか輪っかひろげひろがり
岸辺で洗濯する女たち寄り添い、

 感覚される世界を次第突き抜け輝きあり と

 ....
○めでたさも
感じなくなってきた
古稀の元日

○女房と健康
失ってみるとよくわかる
元日の朝

○隣の猫さえも
いなくなると
やっぱり寂しい元日の朝

○今日は何日か
ボケ ....
黒曜の空に
梵鐘を{ルビ撞=つ}く音が満ちている
一年の煩悩を洗い流すように
来る年が平穏であるように
森羅万象に響いている

{ルビ諸行無常=しょぎょうむじょう} (全ては変化するのだ) ....
神奈川県立音楽堂の夕暮れ
信濃路のナス天そば
朝の水風呂
鈍行列車の窓
影を踏まれないように生きる
夫婦に理屈はない
何を許して 何を許さないのか
クローバーの冬限定牡蠣カレー
6 ....
 大根 里芋 金時人参 南瓜 蓮根
 厚揚げを 塩加減に悩みながら
 白く煮て
 干し椎茸 牛蒡 蒟蒻
 は しょうゆ味で黒く煮る

 重箱のおせち料理は作らないけれど
 昔 家族で過ご ....
夜空を切り裂く光が
万華鏡みたいに泣いて
涙も乾かないうちに
新しい顔をする

打ち上げられた花火を
こんな風に見ている君は
どこかへ行きたいのに
どこへも行けないまま
僕の夏に飛び ....
在りし日の悲しみに
畏れ知らずに信ずるままに 
どこまでも
群れ忌み独りはぐれ 
戸惑い彷徨う溢れる想いに

忘れた心に夢 
迷い重なり翳り消えゆく
小さな願いさえも
溶けて羽ばた ....
1、

たおれたままの若い病身に 全身全霊をかたむけて
詩神の秒針がかさなるとき もはや時刻は総毛だつ
純白の牡牛に身をかえて 四つ足のステップで誘惑し
美貌のエウロペをさらっていった 伝説 ....
積荷を遊ばせる、持ち替えて加える
空瓶を重く押し付ける 雑だな

存在する無箔ごころ
とりとめもないここは
降りやまぬところで
曲りくねらせた途にあり

そっとみつめたい
淀んだ天体 ....
 カーテンも取っ払った六畳間
 テレビと わずかな生活用品に炬燵が一つ
 職場近くへ引っ越すための段ボールが
 キッチンと廊下に並ぶ

 「部屋が狭いから、ずいぶん処分したのよ。」
 友人 ....
*1つのティーカップ1


 整理するとこういうことになる。

 まず、彼女は交通事故にあった(それは君の元ルームメイトから後で聞いた)。そして、幸いに怪我は軽症で済んだのだが、君は ....
由木名緒美さんのおすすめリスト(3335)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
いてください- かんな自由詩424-1-16
適職診断- おやすみ自由詩324-1-15
眠りに埋もれた夢のいくつか- そらの珊 ...自由詩6*24-1-15
五行歌_徒然に- レタス自由詩7*24-1-14
独り言- リリー自由詩10*24-1-14
君はいま- レタス自由詩8*24-1-10
俺頭悪いからよぉ- 陽向(2 ...自由詩224-1-8
まどろみ- レタス自由詩7*24-1-7
魔女- 医ヰ嶋蠱 ...自由詩424-1-6
一凝視のこころみ- 菊西 夕 ...自由詩424-1-6
Tに捧ぐ- レタス自由詩8*24-1-6
※五行歌_三首「五行歌の器は」- こしごえ自由詩2*24-1-5
さいはて_に至るまで01- ゆるこ自由詩324-1-5
※五行歌_二首「永遠となった_零」- こしごえ自由詩2*24-1-5
※五行歌「ここには愛がある」- こしごえ自由詩3*24-1-3
鏡よ、鏡- そらの珊 ...自由詩14*24-1-2
3+1- atsuchan69自由詩12*24-1-2
脱線- かち自由詩124-1-2
祈り- 303.com自由詩424-1-2
新年のご挨拶__- ひだかた ...自由詩5+*24-1-1
元日独り言- ホカチャ ...自由詩4*24-1-1
除夜の鐘- レタス自由詩6*23-12-31
年の瀬2023- はだいろ自由詩323-12-31
大みそか- リリー自由詩7*23-12-31
君色花火- ミナト ...自由詩423-12-30
El_Condor_Pasa- 板谷みき ...自由詩3*23-12-30
肌で生きるエウロペ- 菊西 夕 ...自由詩4*23-12-29
SEA.- あらい自由詩423-12-29
インスタントコーヒー- リリー自由詩8*23-12-29
青空とレモネード④- おぼろん散文(批評 ...4*23-12-29

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