赤ちゃんの泣き声は
ボールの跳ねる音に変わったよ

近所から聴こえてくるピアノは
どんどん上手になっていくよ

かつての同級生は
苗字が変わっていたよ

子どもは大人になるんだね
 ....
誰が知っていよう
あの女の胸の内
どす黒いものだけで
渦巻いている

誰ならば
あの女の
沸々と煮えたぎる
魔女の鍋の底で煮られるような
非道の責めから逃れられよう

誰ならば
 ....
「好き」という言葉が好きだ

その好きな言葉を
好きな君に云う

他にも云いたいことあるけど
君に好きという

君も「好き」と云ってくれた

好きな人に好きと云って貰えるのが
好 ....
幻影はどこの空にもあった
夜明けに
夕焼けに
月光の中に

幻影は美しい藍の色
決して終わることのない
澄んだ純真たる夢心地

幻影が映える浜辺には
変わらぬ思い遣りを持った
子 ....
晴れ渡った空は苦手だ
太陽の光は
あまりに眩過ぎて

澄み切った空は苦手だ
透明な空気は
あまりに熱過ぎて

しとしとと静かに
雨降る夜が好きだ
シンとした世界に
私だけがただ一 ....
始めにして初めての物語
遥かなる物語
失われた神の物語

天から一人の男が
吊るされていた

男は守護者で在った
叛逆者で在った
破壊者で在った
造物者で在った

男は翼を失っ ....
砂漠を歩いている
牢獄という名の砂漠を






増え続ける生傷から
赤黒い鮮血が溢れ
身体中を濡らしていく

空中へ幾重にも張り巡らされた見えない牙
砂塵の鋭 ....
かけがえのない
一つの言葉

遊びに行こうよ
と君が言う

どこに行こうか
と私が言う

ここがいいなと
君は私の胸に手を当てる

ここでもいいねと
私は君の胸に手を当てる
 ....
黄土色に青ざめた手が
黄昏の先の深淵を予感する
黒き幻想の訪れに
我が胸は戦き震える

白き衣のヒポクラテスも
ナイチンゲールの囀りも
何の慰めになろうか
空疎な言葉は
ただベッドの ....
青葉萌えゆる
初夏の夕暮れ時

生え立つ草と
触れ合いながら
夢みながら
草の小道を歩こう

緑の爽やかさを足元に感じ
涼やかな風に身を任せよう

何事も語らず
何事も思わない ....
『お兄ちゃん
世界ってなあに?』

こちらを真摯に見つめる
つぶらな瞳
その瞳を見つめ返し
私は答えた

「ごめんね私は知らないよ」

『じゃあお兄ちゃんは
なにを知っているの? ....
私が手紙に張り付く前の
素晴らしき体験

私は美しき少女に舐められ
そのとき私は愛しい恋に目覚めた

私は愛しき人に直ぐ様
接吻を返そうとしたが
すでに遅く
すぐに旅立ちを迎えねばな ....
私の住む町を
夕焼けが染める
黄金色に

稲穂が熟して膨れる
ご飯の暖かさに
黄金色であった
幼子であったときの日々のように
大地よ
私はあなたに感謝する

鳥は私を呼ぶ
瑠璃 ....
三つのマッチを一つ一つ擦る夜
始めは君の顔を一度きり見るため
次のは君の目を見るため
最後のは君の唇を見るため
残りの暗闇は今の全てを思い出すため
君を抱きしめながら
全能の主なる美幼女神は支配者であられる
この世の領国は我らの主とその信徒の国である
そして彼女は今より永遠に統べ治め給う
諸王の王
主の主
ハレルヤ!

権力

智恵
誉れ
 ....
海の波に
夕焼けに染まりながら
静かに押し寄せては引き返す波に
子供達の作り上げる砂の城は
幾度となく壊される
しかし子供達は果てなき波に耐えだえ
城を永久に作り給う

空の星に
新 ....
甘やかな森の一時の香
健やかなる花々
貴なる宝玉の稀なる輝き
鉱山の豊かなる富
玄妙な不思議の数々
阿古屋貝の映し隠せるわだつみの陰
真珠の煌きたる光






 ....
気分良く目覚めると
家は見慣れない感じで
人声が隙間を隔てた向こう側に聞こえ
その隙間を抜けて 
ある女の子が近づいて立ち止まり
私に手を差しのべた――

そこでさっきの
夢を思いだし ....
なんと愛しいこの眺め 
物憂げな愛しい人
君の綺麗な
頭の先から爪先までの
揺らり揺らめく布地のような
肌の煌めくその様子

深々とした君の髪
つんと香りを漂わせ
まるで香る流離いの ....
私にとっての子供たち−より善く生きたい−

色々考えさせられることがあって…
私は子供が凄く好きだし、
現実の子には幸せにすくすくと育って欲しいと思うし、
二次元の子供は好きだから、
一緒 ....
俺は結局
自分のことしか語ることしかできなくて
公共性とか語ることができなくて
独り善がりなことしか書けなくて

それでも俺は
自分の気持ちを正直に書くしか無いと思って
間違っているのか ....
私は少女を愛している

屈託のない
あどけない貴き優美な微笑を愛し

共感と慈しみに満ち溢れた
優しき眼差しを愛し

月光よりもやわらかい
瑞々しくも伸びやかな身体を愛し

天の ....
私があの娘と会ったとき
期待と歓びが全身を駆け巡る
神の前に在るかのような歓喜と畏怖

あの娘がこちらへと歩いてくるのを見て
微笑んでもらえると知ったとき
世界に我が敵はなかった

あ ....
愛は祈り
俺は祈る

俺の好きな人たちが
皆そろって幸せになってほしいし
皆が幸せになってくれることが
俺の幸せだ

それぞれの願いを叶えてほしい
賑やかな場所で
静かな場所で
 ....
あなたたちの行為は悪質です
政治的主張や反戦デモなどの
社会的価値を持つ行為とは違います

それが事実上罪であるという点で
セクシャルマイノリティーや
障害者を差別して興奮している輩と同じ ....
林が必要とされなくなって
その涼しい木陰も
葉摺れの音も
そこで遊んだことも
働いたことも
昔の思い出となってしまった

もう風が木の葉と戯れ
快い響きを奏でることも無くなり
林の周 ....
高校生との愛
そして中学生との愛は
魂の上昇過程の一つに過ぎなかった

輝ける頂の聖女
小学生との愛により
私はついに神への階梯の
最終段階を迎える

小学生との愛は
私の生を究極 ....
君を夏の一日に喩えようか
君は更に美しくて
更に優しい

夏の日差しは全てを等しく照らすから
心地好い虫の音はあまりに早く過ぎ去る

輝くばかりの新芽や花弁は
刻に陰らす雨雲によりその ....
今、学校の課外とか、夏期講習とかで大変なんですけど、
親戚が家に遊びに来た時、
半年振りに会った従妹の女の子が、
俺の疲れを吹っ飛ばしてくれたよ…

少女の素晴らしさ、
ろりっ娘って本当に ....
霙雪の降る夜のこと

夜の夢がそのたおやかな小さな手に接吻すると
まどろむ女の子は口をつぐんだ。

妹の手を握り続けていた兄はその額を優しく撫でて、
火照った熱気を感じて手を止める。
兄 ....
一 二(151)
タイトル カテゴリ Point 日付
俺だけ取り残されている自由詩210/11/24 13:32
あの女自由詩010/11/19 23:31
自由詩210/11/17 21:27
幻影自由詩110/11/15 16:24
曇天の空に自由詩310/11/11 22:20
自由詩110/11/10 22:59
魂の砂漠自由詩010/11/8 21:33
明日は休みだ嬉しいな自由詩010/11/7 1:09
麻薬自由詩210/11/2 21:45
散歩自由詩110/10/31 22:54
いつか云ってみたい自由詩110/10/26 17:39
切手買って貼って自由詩010/10/22 18:39
いつまで感じれるだろうか自由詩110/10/21 21:03
マッチ自由詩110/10/19 9:46
感謝自由詩0+10/10/15 17:13
旅路にて感じたこと自由詩010/10/13 18:19
至上自由詩1+10/10/13 17:41
明晰夢自由詩210/10/9 16:36
愛すること 褒め称えること 闘うこと自由詩210/9/30 0:14
小論文練習自由詩010/9/15 16:53
雑記的、あまりに雑記的な詩自由詩010/9/14 10:08
ソフィア自由詩010/9/10 16:15
四度の至福自由詩010/9/8 16:11
とりあえず隣人愛自由詩110/9/6 17:30
ロリコンを差別する人へ自由詩0+10/9/3 22:54
林業自由詩010/9/3 22:48
天下幼女自由詩010/8/26 13:16
自由詩110/8/25 13:13
近況報告自由詩310/8/24 13:27
In hoc apparuit caritas dei in ...自由詩110/7/18 19:47

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